概要 : SOAP フォルト
SOAP の仕様では、Web サービス・プロデューサからエラー・メッセージを返すための標準メカニズムとしてフォルト要素が提供されています。この要素には、フォルトの原因となった特定のエラーに関する役立つ情報が含まれています。Caché では、%SOAP.FaultOpens in a new tab オブジェクトを使用して Web サービス・エラーを処理します。Caché Web サービス・プロデューサは、これらのオブジェクトを標準の SOAP フォルト要素に自動的に変換してからクライアントに返します。Caché Web サービス・コンシューマは、プロデューサから受け取った SOAP フォルト要素を %SOAP.FaultOpens in a new tab オブジェクトに自動的に変換します。
%SOAP.FaultOpens in a new tab には、以下のプロパティがあります。
プロパティ | 説明 |
---|---|
detail |
フォルトの原因に関する情報を含みます。 |
faultactor |
フォルトを生成したサービスの URI を含みます。 |
faultcode |
SOAP の仕様で定義されている SOAP フォルト・コードを含みます。Caché には、フォルト・コード要素用に以下のマクロが用意されています。
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faultstring |
フォルトの原因に関する、人間が読める形式の説明を含みます。 |