適格な XML ドキュメント
XML ドキュメントは適格な文書とすることができます。つまり、以下に挙げるような XML 構文規則の基本ルールに従います。
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要素はすべて < > 符号で囲む
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各要素には開始タグ <tagname> と終了タグ </tagname> がある (コンテンツのない要素には <tagname/> として結合することができる)
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要素は確実に入れ子にする。手順としては、最内部タグをクローズし、次にその外側をクローズする、といった要領で行う。
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属性の値は引用符 (" ") で囲む
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符号の <、>、および & は、エンティティ “<”、“>”、“&” のように表示される。エンティティは、XML マクロと同様、文書が処理される際、定義された値と置き換えられます。
XML 処理では、適格性という概念が大変重要になってきます。文書が適格であるという認識があれば、例外を想定、懸念する必要もないので、XML 表示に対し、機能的なコードの書き込みが直接でき、作業がさらに簡単になります。
適格性の検査は、Caché の XML ドキュメントのインポートに使用されているコードが行うため、Caché XML アプリケーションの作成時には行う必要がありません。
適格なドキュメントが必ずしも正しいドキュメントとは限りません。適格なドキュメントにも、意味的には不正確な情報が含まれる場合があります。