Web サービスの実行
この Web サービスの実装は、“CInfo” と呼ばれるパッケージ内にある、以下の 3 つのクラスから構成されています。
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永続 (データベース) クラス CInfo.Company。このクラスは、特定の会社に関する情報を表示し、その情報をデータベース内に格納します。
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シリアル (埋め込み) クラス CInfo.Address。このクラスは、住所を表示する複雑なデータ型を実装します。プロパティとして CInfo.Company 内で使用します。
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Web サービス・クラス CInfo.WebService。このクラスは、実際の Web サービスを実装します。
この例では、データベース内に格納されている永続オブジェクト (CInfo.Company) を、Web メソッドを経由して返す情報の基礎として使用します。実際の Web サービスではこれと同じ方法を取ることもできますが、さらに特殊で一時的なクラス (すなわち非永続クラス) を定義して、Web メソッドで使用されるデータを表示するために、このクラスを使用することもできます。例えば、実際のデータベースでは、会社の情報を含む永続クラスに、Web サービス内で使用しようとする以上のプロパティが存在します。この場合、必要なフィールドのみを含む、より小規模で一時的なクラスを定義し、そこに、より大規模な永続オブジェクトからの適切な値をコピーします。