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サポート対象テクノロジ

このページでは、インターシステムズ製品でサポートされているテクノロジのリストを示します。

サポート対象プラットフォーム

このリリースでは、以下のリストに示したサーバ・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンが、それぞれのインターシステムズ社製品でサポートされています。

オペレーティング・システムのパッチおよびサービス・パック

インターシステムズでは、互換性の確保はオペレーティング・システム・ベンダに依存しているため、特定のオペレーティング・システムのパッチまたはサービス・パックに対する当社製品の保証はしておりません。

インターシステムズ社製品の実行時に特定のパッチやサービス・パック (SP) を適用する必要がある場合には、該当する表に要件を明記しています。

ベンダがベース・バージョンに新機能を導入して新しい製品を作成した場合、インターシステムズは追加のテストを行わず、ベース・バージョンの品質を保証するベンダを信頼しています。

サーバ・プラットフォーム

プラットフォーム

メモ

IBM AIX® 7.2、7.3 (POWER System-64) (POWER 7 以降)

InterSystems IRIS for AIX は、IBM XL C/C++ for AIX 17.1.0 コンパイラを使用してコンパイルされます。InterSystems IRIS のインストール先のシステムに、既にインストールされているランタイムに対応するバージョンがない場合は、インストールする必要があります。

詳細は、https://www.ibm.com/support/home/Opens in a new tab を参照してください。

Microsoft Windows Server 2012、Server 2016、Server 2019、Server 2022、10、11 (x86-64)  
Oracle Linux 8.2+、9.0 (x86–64)

変更されていないカーネル。

Red Hat Enterprise Linux 8.2、8.4、8.6 (x86-64 または ARM64)

Red Hat Enterprise Linux 9.0 (x86-64 または ARM64)

Red Hat プラットフォームで Kerberos を使用するには、krb5-libs パッケージに追加して krb5-devel パッケージをインストールする必要があります。このコンポーネントのダウンロードの詳細は、"インストール・ガイド" の “InterSystems IRIS のインストール準備” の章の "Red Hat Linux プラットフォームの問題" のセクションを参照してください。

SUSE Linux Enterprise Server 15 SP3 または SP4 (x86-64)
Ubuntu 20.04、22.04 LTS (x86-64 または ARM64)

Ubuntu の既定の設定では、セマフォが削除されることがあります。詳細は、"インストール・ガイド" の “InterSystems IRIS のインストール準備” の章の "Ubuntu プラットフォームの問題" のセクションを参照してください。

コンテナ・プラットフォーム

インターシステムズのコンテナ・イメージは Open Container Initiative (OCI)Opens in a new tab の仕様に準拠しており、Docker Enterprise Edition エンジンを使用して構築されます。このエンジンは、OCI 標準を全面的にサポートしており、これによってイメージは認定Opens in a new tabされ、Docker Hub レジストリで公開することができます。 したがって、インターシステムズのコンテナは、オンプレミスとパブリック・クラウドの両方において、Linux ベースのオペレーティング・システム上の任意の OCI 準拠ランタイム・エンジンでサポートされます。

インターシステムズのコンテナ・イメージは、Ubuntu を基本オペレーティング・システムとして使用して構築およびテストされます。これらのイメージは、以下に示す CPU アーキテクチャで使用できます。

イメージのオペレーティング・システム

CPU アーキテクチャ

Ubuntu 20.04、22.04
  • Intel/AMD 64 ビット

  • ARM 64 ビット

* メンテナンス・リリース 2022.1.1 で新規サポート

クラウド・プラットフォーム

InterSystems IRIS は、以下の条件のいずれも満足するクラウド・プラットフォームに導入できます。

  • オペレーティング・システムのプラットフォームが、サポート対象のサーバ・プラットフォームに該当する。

  • クラウド・プラットフォームが、インフラストラクチャのサポートを提供している。

クラウド仮想マシン上でミラーリングを使用されているお客様は、パブリック・クラウドでのミラーリングには、仮想 IP アドレスではない IP アドレスが必要であることに注意する必要があります。

開発プラットフォーム

リストされたサーバ・プラットフォームに加えて、開発作業には以下のプラットフォームがサポートされています。

プラットフォーム

メモ

CentOS Stream 8 x86-64* InterSystems IRIS キット (Red Hat) が必要です。
Apple macOS 11 (x86-64)

InterSystems IRIS には、このプラットフォーム上で動作するための依存関係がいくつか必要です。詳細は、"必要な依存関係のインストール" を参照してください。

Key Management Interoperability Protocol (KMIP) は macOS ではサポートされません。

* 今回のリリースで新規サポート。

開発プラットフォームのサポートは、以下の条件に従います。

  • 開発プラットフォームは、アプリケーションの開発にのみ使用されます。アプリケーションの運用はサポートされません。

  • InterSystems は、比較分析の結果に同意するものではありません。サポートされる開発プラットフォームと他のサポートされるプラットフォームに関して得られるパフォーマンス、サイジング、およびその他の測定結果から有効な結論を引き出すことはできません。

  • インターシステムズは、これらのプラットフォームに対するサポートの継続について、InterSystems IRIS のメジャー・リリースごとに再評価します。

ハードウェアに関する考慮事項

ほとんどの場合、このドキュメントでは、オペレーティング・システムのバージョンについて詳しく説明し、基盤となるハードウェアの特性については一般的な内容のみ説明します。この節では、そのアプローチを少し進めて、インターシステムズの製品が認めて利用している、各ハードウェアが提供する優れた機能について説明しています。

Advanced Encryption Standard (AES)

InterSystems IRIS では、Intel 64 ビット・プロセッサ (Intel® Xeon® Processor (Westmere) 以降) での動作時に、ハードウェア命令を直接使用して AES 暗号化が実行されます。

サポートされているファイル・システム

このリリースでは、指定されたプラットフォームで、以下のファイル・システムがサポートされています。

プラットフォーム 推奨されるファイル・システム その他のサポート対象ファイル・システム
Apple macOS (x86-64) HFS APFS
IBM AIX® (POWER System-64) (POWER 7 以降) JFS23  
Microsoft Windows (x86-64) NTFS  
Oracle Linux (x86-64) XFS  
Red Hat Enterprise Linux (x86-64 または ARM64) XFS ext31、ext41,2、NFS
SUSE Linux Enterprise (x86-64) XFS Btrfs、ext31、ext41,2、NFS、VxFS3
Ubuntu (x86-64 または ARM64) XFS Btrfs、ext31、ext41,2、NFS

1 ext3/ext4 ファイル・システムでは data=journal マウント・オプションはサポートされていません。

2 Linux を使用するときは、ジャーナル/WIJ に ext4 ファイル・システム、データ・ファイル用に XFS ファイル・システムを使用することをお勧めします。

3 ジャーナリングのパフォーマンスを最適化するには、サポート対象のすべてのプラットフォーム上で、JFS2 および VxFS ファイル・システムに cio マウント・オプションを使用することを推奨します。VxFS 上で cio を使用できない場合、ダイレクト I/O を有効にしたマウント (ファイル・システムのマウント・オプション mincache=direct,convosync=direct) がジャーナリングでサポートされます。

サポート対象の Web サーバ

このリリースでは、以下に示すプラットフォームの Web サーバで CSP テクノロジをサポートします。これは、すべてのインターシステムズ社製品がこれらのプラットフォーム上で動作するということではなく、インターシステムズの Web ゲートウェイ・コンポーネントがこれらのプラットフォーム上で動作するということです。

Web サーバ プラットフォーム
Apache 2.4
  • Apple macOS

  • IBM AIX® (POWER System) (POWER 7 以降) *

  • Microsoft Windows

  • Oracle Linux

  • Red Hat Enterprise Linux

  • SUSE Linux Enterprise

  • Ubuntu

Microsoft IIS 7.0 以降
  • Microsoft Windows

Nginx (Stable)
  • Apple macOS

  • IBM AIX® (POWER System) (POWER 7 以降)

  • Microsoft Windows

  • Red Hat Enterprise Linux

  • SUSE Linux Enterprise

  • Ubuntu

* 64 ビットの UNIX® プラットフォームで Web ゲートウェイに Kerberos セキュリティおよび SSL を使用するには、64 ビットの Apache が必要です。

サポート対象の Web ブラウザ

InterSystems IRIS は、以下の表にリストされている Web ブラウザで CSP をサポートしています。

ブラウザ・プラットフォーム

以下の表にリストされているブラウザより新しいバージョンもサポートされます。ただし、重大な問題が発生することがあり、その場合は InterSystems IRIS のメジャー・リリースで修正する必要があります。この点を理解しておいてください。それらの修正プログラムは、これより古いリリースの InterSystems IRIS にさかのぼって移植されることはありません。

また、ブラウザは、XML HTTP インタフェースをサポートしている必要があります。これにより、一部の旧バージョンのブラウザのサポートが制限されます。

プラットフォーム サポート対象 Web ブラウザ
Windows Chrome、Edge、Firefox、Opera
Linux Firefox
Android Chrome
iOS Safari
macOS Chrome、Firefox、Opera、Safari
ポータル

InterSystems IRIS 管理ポータルに対するサポートは、以下の表にリストされているブラウザに限定されています。特に明記されていない限り、これには、InterSystems IRIS® Business Intelligence 機能のサポートが含まれます。これ以降にベンダによってリリースされるバージョンは、下位互換性があるものと想定されています。これらのバージョンはサポート対象の Web ブラウザの説明に従ってサポートされ、利用可能になったときにテストされます。

Web ブラウザ (プラットフォーム)

バージョン

Chrome (Windows、macOS) 最新のリリース
Edge (Windows)* 最新のリリース
Firefox (Windows、macOS、Linux) 最新のリリース

* 現在のところ、InterSystems IRIS® Business Intelligence のすべての機能が Microsoft Edge に対応しているわけではありません。

ODBC のサポート

インターシステムズ社製品では、ほとんどのプラットフォームにおいて、マルチスレッド ODBC をサポートします。

UNIX® ベースのシステム上の InterSystems ODBC ドライバは、以下のドライバ・マネージャをサポートしています。

  • Unicode と 8 ビットの ODBC API で使用する iODBC ドライバ・マネージャ (http://www.iodbc.orgOpens in a new tab を参照) は、select 実行可能ファイルおよび以下のドライバで機能します。

    libirisodbc35.so iODBC 3.5 ドライバ
    libirisodbciw35.so iODBC 3.5 Unicode ドライバ
  • 8 ビットの ODBC API のみで使用する unixODBC ドライバ・マネージャ (http://www.unixodbc.orgOpens in a new tab を参照) は、selectu 実行可能ファイルおよび以下のドライバで機能します。

    libirisodbcur6435.so unixODBC リアル・モード・ビルド 3.5 ドライバ

Node.js のサポート

このリリースでは、"サポート対象サーバ・プラットフォーム" のテーブルに記載されているプラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンで Node.js クライアントをサポートします。インストールと構成の詳細は、"Native SDK for Node.js" を参照してください。

プラットフォームのエンディアン

バックアップをリストアする場合やデータベースを転送する場合、リストア先や転送先のシステムでは、ソース・システムと同じエンディアン (ビッグ・エンディアンまたはリトル・エンディアン) を使用している必要があります。例えば、ビッグ・エンディアン・システム上で作成したバックアップを、リトル・エンディアン・システムにリストアすることはできません。詳細は、"専用のシステム/ツールおよびユーティリティ" の “cvendian を使用したビッグ・エンディアン・システムとリトル・エンディアン・システム間の変換” のセクションを参照してください。

以下のテーブルに、今回のリリースのサポート対象サーバ・プラットフォームのエンディアンを示します。

プラットフォーム エンディアン
Apple macOS (x86-64) リトル・エンディアン
IBM AIX® (POWER System-64) ビッグ・エンディアン
Microsoft Windows (x86-64) リトル・エンディアン
Oracle Linux (x86-64) リトル・エンディアン
Red Hat Enterprise Linux (x86-64 または ARM64) リトル・エンディアン
SUSE Linux Enterprise Server (x86-64) リトル・エンディアン
Ubuntu (x86-64 または ARM64) リトル・エンディアン

サポート対象 SQL ゲートウェイ・データベース

InterSystems IRIS SQL ゲートウェイは、以下の条件の下で InterSystems IRIS から外部データベースへのアクセスをサポートしています。

  • 外部データベースが、その製造元によってサポートされている。例えば、Oracle 10g が Oracle による拡張メンテナンスの対象である期間、InterSystems IRIS は Oracle 10g への接続をサポートします。

  • 接続ドライバが適切なプロトコルに準拠している。InterSystems IRIS は、ODBC 3.0 ~ 3.7 と JDBC 4.0 ~ 4.3 をサポートしています。

SQL ゲートウェイは、InterSystems IRIS の SQL 言語を使用して外部データベースにクエリを発行する機能を提供します。インターシステムズでは、以下のデータベース・システムの最新バージョンを対象として、これらの機能を定期的にテストしています。

  • IBM Db2

  • IBM Informix

  • Microsoft SQL Server

  • MySQL

  • Oracle

  • Sybase Adaptive Server Enterprise

サポート対象 .NET Framework

このリリースでは、以下の Microsoft .NET Framework をサポートします。

  • .NET 5 および .NET 6

  • .NET Framework 4.5 (Visual Studio 2012)、4.0 (Visual Studio 2010)、および 2.0 (Visual Studio 2005)

  • .NET Core 2.0 (Visual Studio 2017)

Note:

.NET Framework が Kerberos を直接サポートしていないため、InterSystems IRIS .NET クライアントは Kerberos をサポートしていません。

サポート対象 Java テクノロジ

InterSystems の Java 製品には、Oracle の Java 開発キット (JDK) または互換性のある JDK が必要です。このリリースでは、以下の JDK をサポートします。

開発キット バージョン
Java SE 開発キット (JDK) 8、11
OpenJDK 8、11

Windows Terminal Server 上で Java を実行する際に、インターシステムズ社製品ライセンス共有の利用をご希望の場合は、インターシステムズまでお問い合わせください。

その他のサポート対象テクノロジ

これまで紹介したテクノロジのほか、このリリースでは以下のテーブルに示すテクノロジをサポートしています。

サポート対象ライブラリ バージョン
ICU 69.1
Xerces 3.2
Xalan 1.12*
OpenSSL インスタンス固有。インスタンスによって使用されているバージョンを判別するには、$SYSTEM.Encryption.OpenSSLVersion() を呼び出します。

* 今回のリリースで新規サポート。

ODBC ドライバ・マネージャ バージョン
unixODBC 2.3.4
iODBC 3.52.4

その他のサポート対象機能

インターシステムズ製品は、以下の表に示すように、LDAP プロトコル、マルチスレッド・コールイン、T-SQL プログラミング拡張機能、MQ インタフェース、および組み込み Python をサポートします(サポート対象のオペレーティング・システムのバージョンは、"サポート対象サーバ・プラットフォーム" のテーブルに記載されています)。

プラットフォーム サポート対象機能 組み込み Python としてサポートされているバージョンの Python
Apple macOS (x86-64) LDAP、T-SQL、組み込み Python Python 3.9 (homebrew を使用してインストール)2
IBM AIX® (POWER System-64) (POWER 7 以降) LDAP、T-SQL、MQ インタフェース1 N/A
Microsoft Windows (x86-64) LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python Python 3.9 (InterSystems IRIS インストーラに同梱)2
Oracle Linux (x86-64) LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python Python 3.62
Red Hat Enterprise Linux (x86-64 または ARM64) LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python Python 3.62
SUSE Linux Enterprise (x86-64) LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python Python 3.62
Ubuntu (x86-64 または ARM64) LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python

Ubuntu 20.04:Python 3.82

Ubuntu 22.04:Python 3.102

1 InterSystems IRIS では、WebSphere MQ V7.0 以降をサポートしています。

2 詳細は、"組み込み Python の使用法" の "前提条件" セクションを参照してください。

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