DTL <trace>
Synopsis
<trace value='"The time is: " & Now' />
属性
属性 | 説明 | 値 |
---|---|---|
value | 必須項目。トレース・メッセージのテキストです。この値には、リテラル文字列または評価対象となる式を指定できます。式の場合は、含まれる <transform> 要素で指定されたスクリプト言語 ("basic" または "objectscript") を使用する必要があります。指定されなかった場合のデフォルトは "objectscript" です。MVBasic はサポートされません。 | 1 文字以上の文字列。リテラル文字列または式を指定できます。 |
要素
要素 | 目的 |
---|---|
<annotation> | オプション。<trace> 要素について記述するテキスト文字列。 |
説明
<trace> 要素は、ターミナル・ウィンドウにメッセージを書き込みます。<trace> メッセージが表示されるのは、DTL データ変換の呼び出し元のビジネス・ホストが [フォアグラウンドで実行] モードに設定されている場合のみです。
トレース・メッセージは、コンソールだけでなく、Ensemble のイベント・ログにも書き込むことができます。システム管理者は、管理ポータルの [構成] ページでこの動作を制御します。DTL データ変換を呼び出すビジネス・ホストで [トレース・イベントのログ] オプションが選択されている場合、トレース・メッセージは、コンソールに表示されると共にイベント・ログにも書き込まれます。トレース・メッセージがログに書き込まれる場合、そのイベント・ログ・エントリのタイプは "トレース" になります。
DTL の <trace> 要素は、優先度が [ユーザ] のトレース・メッセージを生成します。結果は、ObjectScript から $$$TRACE ユーティリティを呼び出した場合、または Basic から WriteTrace("user") ユーティリティを呼び出した場合と同じです。
詳細は、"Ensemble プロダクションの開発" の “Ensemble のプログラミング” の章で “トレース要素の追加” の節を参照してください。