Skip to main content

This is documentation for Caché & Ensemble. See the InterSystems IRIS version of this content.Opens in a new tab

For information on migrating to InterSystems IRISOpens in a new tab, see Why Migrate to InterSystems IRIS?

<property>

ビジネス・プロセスの <context> 要素内にプロパティを定義します。

Synopsis

<property name='Test' type='%Integer' initialexpression='342' >   <parameters>     <parameter name='MAXVAL' value='1000' />   </parameters> </property>

詳細

属性または要素 説明
name 属性 必須項目。このプロパティの名前。有効なプロパティ名である必要があります。 1 文字以上の文字列。
type 属性 オプション。このプロパティのタイプを指定するクラスの名前。データ型クラス (%StringOpens in a new tab)、シリアル・クラス、または永続クラスを指定できます。 クラスの名前を表す 1 文字以上の文字列。
initialexpression 属性 オプション。この式は、プロパティのデフォルト値を提供するために評価されます。この式では、この属性を含む <process> 要素で指定されているスクリプト言語 (Caché Basic または ObjectScript) を使用する必要があります。 プロパティに有効な値を指定する式。以下の説明を参照してください。
instantiate属性 オプション。プロパティの “作成” フラグとして機能します。指定しない場合は、デフォルトの 0 (作成しない) が使用されます。 1 (作成する) または 0 (作成しない)
collection 属性 オプション。このプロパティが特定のタイプのコレクションであることを指定します。 次のいずれかのリテラル値。“list”、“array”、“binarystream” または “characterstream”。
<parameters> オプションの <parameters> 要素を使用できます。<parameters> コンテナ内には、ゼロ個以上の <parameter> 要素を配置できます。各 <parameter> 要素では、パラメータの namevalue を指定することによって、そのプロパティのデータ型パラメータを 1 つだけ定義します。有効な名前と値は、"Caché オブジェクトの使用法" の “データ型” の章で “パラメータ” の節を参照してください。  

説明

<property> 要素は、ビジネス・プロセスの実行コンテキスト内のプロパティを定義します。

ビジネス・プロセスのライフ・サイクルでは、ビジネス・プロセスが実行を中断または再開するたびに、一定のステータス情報をディスクに保存し、またディスクからリストアする必要があります。BPL ビジネス・プロセスでは、実行コンテキストと呼ばれる、変数グループを使用したビジネス・プロセスのライフ・サイクルをサポートしています。

実行コンテキストの変数には、contextrequestresponsecallrequestcallresponseprocess の各オブジェクト、整数値 synctimedout、コレクション syncresponses、および %StatusOpens in a new tab 値の status があります。その目的は変数によって異なります。詳細は、<assign> 要素、<call> 要素、<code> 要素、および <sync> 要素の説明を参照してください。

ほとんどの実行コンテキスト変数は、ビジネス・プロセスに対して自動的に定義されます。ただし、context と呼ばれる汎用コンテナ・オブジェクトだけは、BPL 開発者が定義する必要があります。維持する必要のある値、およびビジネス・プロセスのあらゆる場所で使用する必要のある値は、context オブジェクトのプロパティとして宣言します。そのためには、BPL ドキュメントの冒頭に <context> 要素と <property> 要素を配置します。各 <property> 要素では、context オブジェクトのプロパティを 1 つ定義します。

<property> 要素には name を指定する必要があります。

非コレクション・プロパティの場合は、initialexpression 属性と instantiate 属性で、オブジェクトの初期化方法を指定します。instantiate 属性の値が整数 1 (真) である場合に “new” を呼び出すと、オブジェクトが生成されます。initialexpression 属性も指定されている場合は、この式の結果がオブジェクトに割り当てられます。

instantiate 属性は、インスタンス化可能なプロパティを初期化するときに使用します。一方、initialexpression 属性は、%String などのデータ型クラスを初期化するときに使用します。 値が文字列の場合、その文字列の引用符を別の引用符で囲んでください。つまり、"hello" という初期文字列値を設定する場合は、initialexpression='"hello"' と指定します。

collection 属性 (“list”、“array”、“binarystream”、または “characterstream”) を設定すると、プロパティが自動的にそのタイプのコレクションとしてインスタンス化されます。

以下の例は、ビジネス・プロセスの冒頭にある <context> 要素内に記述された一連の <property> 要素を示しています。

<process request="Demo.Loan.Msg.Application" response="Demo.Loan.Msg.Approval">
  <context>
    <property name="BankName" type="%String"
              initialexpression="BankOfMomAndDad" />
    <property name="IsApproved" type="%Boolean"/>
    <property name="InterestRate" type="%Numeric"/>
    <property name="TheResults"
              type="Demo.Loan.Msg.Approval"
              collection="list"/>
    <property name="Iterator" type="%String"/>
    <property name="ThisResult" type="Demo.Loan.Msg.Approval"/>
  </context>
  ...
</process>

各 <property> 要素は、プロパティの名前とデータ型を定義します。使用可能なデータ型クラスのリストは、"Caché オブジェクトの使用法" の “データ型” の章で “パラメータ” を参照してください。<property> で初期値を割り当てるには、initialexpression 属性を指定します。また、<assign> 要素を使用すれば、ビジネス・プロセスの実行中に値を割り当てることができます。

関連項目

<parameters>

FeedbackOpens in a new tab