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Caché インスタンスの制御

Caché インスタンスの制御

ccontrol コマンドを使用して、Caché のインスタンスを制御できます。ccontrol コマンドは多くの機能をサポートします。以下の構文を使用します。

ccontrol <function> <instname> [arguments]

instname は、インストール時に選択したインスタンス名です。

Note:

ccontrol コマンドの実行に関する最新のヘルプ・ファイルを表示するには、ccontrol help を呼び出します。Windows では、install-dir\Bin ディレクトリからこのコマンドを実行します (または、コマンドにフルパスを含めます)。

C:\InterSystems\Cache27\bin>ccontrol help

この ccontrol help コマンドによってブラウザに CcontrolHelp.html ファイルが表示されます。このファイルは install-dir\Help ディレクトリにあります。

[arguments] で示されているオプションの引数は、以下のとおりです。

  • quietly — 表示するダイアログを最小限として、対話処理を行いません。

  • nostu — スタートアップ・ルーチンを実行しません (^STU)。

  • help — ヘルプ・メッセージを印刷し終了します。

  • restart — シャットダウンを正常に完了した後、Caché を起動します (stop 機能の場合のみ。Microsoft Windows プラットフォームでは使用できません)。

リモート・サーバ上の ccontrol コマンドまたは csession コマンド ("Caché インスタンスの接続" を参照) を使用するには、Telnet または ssh クライアントを使用するか、ターミナルを使用します。

以下のテーブルでは、ccontrol コマンドの一般的な使用例を示します。

Important:

ccontrol コマンドには他にもプラットフォーム固有の機能があり、help 機能で表示できますが、InterSystems で内部的に使用されている機能はヘルプ表示には表示されません。

Caché ccontrol コマンドと機能
コマンド 概要
ccontrol start instname [args] インスタンス instname を開始します。
Note:

“緊急モード” での起動を求めるメッセージが表示される場合があります。その場合は、"Caché セキュリティ管理ガイド" の “システム管理およびセキュリティ” の章にある "緊急アクセス" を参照してください。

ccontrol start instname [.cpf ファイルのフル・パス名] 指定された name.cpf ファイルを必要に応じて使用し、Caché インスタンスの instname を起動します。name.cpf ファイルが指定されていない場合、Caché インスタンスでは cache.cpf ファイルを使用します。
ccontrol start instname nostu Windows 以外のすべてのプラットフォームで、^STU を実行せずに、指定したインスタンスを開始します。
ccontrol startnostu instname Windows で、^STU を実行せずに、指定したインスタンスを開始します。
ccontrol stop instname [args] インスタンスをシャットダウンします。
ccontrol stopnoshut instname 4 INTNOSHUT^SHUTDOWN を使用し、指定したインスタンスをシャットダウンします。
ccontrol stopstart instname 指定したインスタンスをシャットダウンし、再起動します。
ccontrol force instname インスタンスを強制終了します。
ccontrol list

インストールされているすべてのインスタンスについて、以下の情報をリストします。

  • インスタンス名 (およびインストール・タイプ)

  • インストール・ディレクトリ

  • Caché のバージョン

  • Caché パラメータ (.cpf) ファイルのパス名

  • スーパーサーバおよび Web サーバのポート番号

  • インスタンスの状態 (以下の状態)

    • 実行

    • ダウン

    • 開始または停止

    • 開始または停止が不完全、ログイン無効

  • インスタンスのシステム・ヘルス状態 (実行中の場合。"Caché 監視ガイド" の “Caché システム・モニタの使用” の章にある "システム・モニタのヘルス状態" を参照。Windows の場合は含まれません)

  • ミラー・メンバのタイプとステータス (ミラー・メンバの場合。%SYSTEM.Mirror.GetMemberType()Opens in a new tab および %SYSTEM.Mirror.GetMemberStatus()Opens in a new tab を参照)

ccontrol qlist 各インスタンスについて ccontrol list と実質的に同じ情報に加えて JDBC ゲートウェイ・ポートの情報もリストしますが、ラベルは含まれません。すべての情報は以下に示す順序で 1 行にまとめられ、キャレット (^) で区切られます。コマンド行で単一のインスタンスを指定すると、そのインスタンスの情報のみを表示できます。
  • インスタンス名 (およびインストール・タイプ)

  • インストール・ディレクトリ

  • Caché のバージョン

  • インスタンスの状態

  • Caché パラメータ (.cpf) ファイルのパス名

  • スーパーサーバ、Web サーバ、および JDBC ゲートウェイのポート番号

  • インスタンスのシステム・ヘルス状態 (実行中の場合。Windows の場合は含まれません)

  • ミラー・メンバのタイプとステータス (ミラー・メンバの場合)

ccontrol all 1

インストールされているすべてのインスタンスについて、以下の情報をリストします (1 行につき 1 インスタンス)。

  • インスタンスの状態 (以下の状態)

    • <blank> (状態利用不可、ログイン無効)

    • dn (ダウンまたはクラッシュ)

    • up (実行中)

    • st (開始または停止)

  • インスタンス名

  • Caché のバージョン

  • スーパーサーバのポート番号

  • インストール・ディレクトリ

ccontrol allw それぞれのインスタンスに対して同じ情報を ccontrol all としてリストしますが、長いフィールド値はラップしません。行の長さは 80 文字以上になる場合があります。
ccontrol qall Windows 以外のプラットフォームでは、それぞれのインスタンスに対して同じ情報を ccontrol all としてリストしますが、長い行は 78 文字に終了チルダ (~) 1 つを加えた長さに切り捨てられます。
ccontrol stat instname [args] システム統計を検索します。これは、cstat ユーティリティと同じです ("監視ガイド" の付録 “cstat ユーティリティを使用した Caché の監視” を参照)。ccontrol stat は Windows では使用できませんが、cstat は使用できます。
ccontrol help ccontrol コマンドの最新情報を表示します。
ccontrol help [start | stop | force] 起動、シャットダウン、および強制終了の各機能に固有のヘルプを提供します。
ccontrol rename instname {newname} インスタンスの名前を変更します (Windows システムでは使用できません)。
ccontrol [run | console | cterminal] instname $Principal の代わりに、デバイスなし、コンソール、ターミナルのいずれかを使用して、Caché をプログラマ・モードで実行します (Windows のみ)。5
ccontrol [run | console | cterminal] instname routine $Principal の代わりに、デバイスなし、コンソール、ターミナルのいずれかを使用して、指定の Caché ルーチンをアプリケーション・モードで実行します。(Windows のみ)。5
ccontrol [run | console | cterminal] instname routine namespace3 $Principal の代わりに、デバイスなし、コンソール、ターミナルのいずれかを使用して、指定の Caché ルーチンを指定ネームスペースにアプリケーション・モードで実行します。(Windows のみ)。5
ccontrol runw instname routine [namespace3] $Principal の代わりに、入出力デバイスなしを使用して、指定の Caché ルーチンを指定ネームスペース (ある場合) でアプリケーション・モードで実行します (Windows のみ)。バッチ・スクリプトから実行する場合は、ccontrol は Caché プロセスが終了するのを待機してから戻ります。 Caché プロセスからの終了コードは ccontrol によって返されます。5
テーブルの注

1 解析やレポートのために完全な情報が必要な場合は、ccontrol list を使用します。

2 (削除されました)

3 namespace のプロパティに値を持つユーザ・アカウントで Caché を起動している場合は、namespace 引数を設定しても反映されません。ユーザ・アカウントの管理の詳細は、"Caché セキュリティ管理ガイド" の “ユーザ” の章を参照してください。

4 owner および cacheusr のみが csession ログインなしで SHUTDOWN を実行できます。

5 UNIX®/Linux システムでは、これらのタスクは csession コマンドを使用して実行します ("Caché インスタンスの接続" を参照)。

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