%UPPER
Synopsis
%UPPER(expression) %UPPER expression
引数
expression | 列名、文字リテラル、または他の関数の結果となる文字列式。基本となるデータ型は、任意の文字タイプ (CHAR や VARCHAR2 など) とすることができます。 |
概要
この照合関数はお勧めしません。新規開発については "%SQLUPPER" を参照してください。%SQLUPPER は、数値、NULL 値、および空文字列の照会に優れています。
%UPPER はすべてのアルファベット文字を大文字 (つまり UPPER 形式) に変換します。数字、句読点、および先頭と末尾の空白を変更しません。
%UPPER は、数値を文字列として解釈する変換を強制的に実行しません。Caché SQL は数値から先頭と末尾のゼロを削除します。文字列として指定された数値は、先頭と末尾のゼロを保持します。
%UPPER は、Caché SQL の拡張機能であり、SQL 検索クエリ用として使用するものです。
%SYSTEM.UtilOpens in a new tab クラスの Collation()Opens in a new tab メソッドを使用すると、ObjectScript で同じ照合変換を実行できます。
WRITE $SYSTEM.Util.Collation("The quick, BROWN fox.",5)
この関数は、ObjectScript から UPPER()Opens in a new tab メソッド呼び出しを使用して呼び出すこともできます。
WRITE $SYSTEM.SQL.UPPER("The quick, BROWN fox.")
例
以下の例は、名前の大文字フォームが “JO” で始まる場合を選択して、すべての名前を返します。
SELECT Name
FROM Sample.Person
WHERE %UPPER(Name) %STARTSWITH %UPPER('Jo')
以下の例は、名前が “JO” で始まる場合を選択して、すべての大文字表記の名前を返します。
SELECT %UPPER(Name) AS CapName
FROM Sample.Person
WHERE Name %STARTSWITH 'Jo'
以下の埋め込み SQL の例は、小文字のギリシャ文字デルタを大文字に変換します。この例では、キーワードと引数の区切り文字として括弧ではなくスペースを使用する %UPPER 構文を使用しています。
IF $SYSTEM.Version.IsUnicode() {
&sql(SELECT %UPPER {fn CHAR(948)},{fn CHAR(948)}
INTO :a,:b
FROM Sample.Person)
IF SQLCODE'=0 {WRITE !,"Error code ",SQLCODE }
ELSE {WRITE !,a,!,b }
}
ELSE {WRITE "This example requires a Unicode installation of Caché"}
関連項目
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%STARTSWITH 述語
-
%SQLUPPER 照合関数
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%TRUNCATE 照合関数
-
UPPER 関数
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"Caché SQL の使用法" の "照合" の章