HL7 プロダクション例の概要
Ensemble HL7 プロダクションの例 Tutorial.HL7ExampleProduction には、以下のコンポーネントが含まれています。
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TutorialHL7FileService — テキスト・ファイルから HL7 データを読み取るビジネス・サービス・コンポーネント。
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TutorialHL7MessageRouter — HL7 メッセージをルーティングするためのビジネス・プロセス・コンポーネント。この特別なコンポーネントは、TutorialHL7FileService から受信したすべての 2.3.1:ORM_O01 メッセージを、プロダクション内の唯一のビジネス・オペレーションである TutorialHL7FileOperation にルーティングするように構成されています。TutorialHL7MessageRouter は、オペレーションにデータを送信する前に、そのデータにデータ変換を適用します。
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TutorialHL7FileOperation — HL7 データをファイルに書き込むビジネス・オペレーション。
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Tutorial.RemoveNameSSNDTL — 2.3.1:ORM_O01 メッセージから名前、アドレス、および SSN を削除するデータ変換。TutorialHL7MessageRouter は、この変換を TutorialHL7FileOperation に送信するすべてのメッセージに適用します。
この例のすべてのコードは、HL7.xml に含まれています。このファイルには、以下のクラスが含まれています。
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Tutorial.HL7ProductionTest.cls — テスト・クラス。
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Tutorial.HL7ExampleProduction.cls — 上記で説明した単純なHL7 メッセージ・ルーティング・プロダクション。
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Tutorial.RemoveNameSSNDTL.cls — 上記で説明したデータ変換。
さらにこの例では、以下の 2 つのテキスト・ファイルが使用されています。
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ABC1.txt — HL7 データを含むテキスト・ファイル。これは、プロダクションの入力になります。
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ABC1Out_Reference.txt — HL7 データを含むテキスト・ファイル。これは、プロダクションの出力の比較対象となる参照ファイルです。
これらすべてのファイルの場所については、下記のメモを参照してください。
この例のコードは、HL7.xml ファイルに含まれています。例で使用するこのファイルおよびテキスト・ファイルは、<ensemblesys>\Dev\tutorials\testingproductions にあります。
サンプル・コードを Ensemble システムにインポートする手順については、"ターミナルを使用したコードのインポート" を参照してください。このファイルは、ENSDEMO ネームスペースにインポートする必要があります。