利点
Zen を使用した Web アプリケーションの構築には次のような利点があります。
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開発期間の短縮。事前に組み込まれ、すぐに使用できるようになっているコンポーネントを組み立てることにより、Zen アプリケーションを迅速に構築できます。また、これらのコンポーネントをすばやく、簡単に拡張し、組み合わせて、新しいカスタム・コンポーネントを作成することも可能です。
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応答性に優れた、機能豊富な対話型ユーザ・インタフェース。Zen をベースにしたユーザ・インタフェースは、XMLHttpRequest オブジェクトを使用して、Caché サーバと非同期的に通信を行うことができます。つまり、Web クライアントは、ページを移動をしなくても、Caché サーバでデータを交換することが可能です。さらに、Zen では、XMLHttpRequest データ交換の詳細は自動的に処理されます。開発者はオブジェクトを使用してコーディングを行うだけです。XMLやテキスト・ファイルの解析の詳細に気を使う必要はありません。
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データベースの統合。Zen は、アプリケーションのクライアント側とサーバ側で共有される洗練されたオブジェクト・モデルを提供します。
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SVG 統合。Zen コンポーネントの多くは、Scalable Vector Graphics (SVG) を使用した、非常に機能豊富な対話型のユーザ・インタフェースを備えています。このようなコンポーネントとしては、SVG グラフやメータなどがあります。
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HTML 5 および CSS 3 のサポート。HTML 5 および CSS 3 をサポートするすべてのブラウザで、既定の DOCTYPE は HTML 5 です。Zen は、互換性のあるブラウザに CSS 3 スタイルシートを提供します。
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セキュリティ。Zen は、Caché データベース・セキュリティと密接に統合されています。
Zen を使用して Web アプリケーションを構築する利点の詳細は、"Zen の使用" の "Zenの概要" の章にある "Zen を使用する利点"" を参照してください。
Zen がサポートする Web ブラウザの詳細は、このリリース用のオンライン・ドキュメント "インターシステムズでサポートされるプラットフォームOpens in a new tab" の “サポート対象テクノロジ” のセクションにある “サポート対象 Web ブラウザ” を参照してください。