Set
変数またはプロパティに、オブジェクト参照を割り当てます。
Synopsis
Set objectvar = objectexpression
引数
objectvar | 変数またはプロパティの名前。変数の標準的な名付け規約に従います。 |
objectexpression | オブジェクト名、同じオブジェクト型の宣言済みの変数、または同じオブジェクト型のオブジェクトを返す関数またはメソッドで構成された式。 |
概要
Set 文は変数に値を割り当てるために使用します。この値には、数、文字列、オブジェクト参照を指定できます。変数は、ローカル変数、プロセス・プライベート・グローバル変数、またはグローバル変数にすることができ、添え字を付けることができます。変数のタイプに関する詳細は、"Caché Basic の使用法" の "識別子と変数" を参照してください。
一般的に、Set 文でオブジェクト参照を変数に割り当てる際は、その変数に対するオブジェクトのコピーは作成されません。代わりに、オブジェクトに対する参照が作成されます。1 つ以上の変数で同じオブジェクトを参照できます。これらの変数はオブジェクトの (コピーではなく) 参照であるため、オブジェクトでの変更はすべて、オブジェクトを参照する変数に反映されます。
例
以下の例は、変数に文字列を割り当てる 2 つの Set 文を示しています。2 番目の Set 文では、文字列の構成に結合演算子を使用しています。
Set a = "the quick brown fox"
Println a
Set b = "the "&"quick "&"brown "&"fox"
Println b
以下の例は、添え字付きのグローバル変数に文字列を割り当てる 2 つの Set 文を示しています。
Set ^a(1)="fruit"
Set ^a(1,1)="apple"
Println "An ",^a(1,1)," is a ",^a(1)
以下の例は、変数にオブジェクト参照を割り当てる方法を示しています。
Set person = New User.Person()
Println person