Skip to main content

This is documentation for Caché & Ensemble. See the InterSystems IRIS version of this content.Opens in a new tab

For information on migrating to InterSystems IRISOpens in a new tab, see Why Migrate to InterSystems IRIS?

$WCHAR

サロゲート・ペアを認識して、数値コードに対応する文字を返します。

Synopsis

$WCHAR(expression,...)
$WC(expression,...)

パラメータ

expression 変換される整数値

説明

$WCHARexpression で指定したコード値に対応する文字を返します。10 進数値 65535 (16 進数 FFFF) およびそれより小さい値は、$CHAR および $WCHAR によって同様に処理されます。65536 (16 進数 10000) から 1114111 (16 進数 10FFFF) は、Unicode のサロゲート・ペアを表します。これらの文字は $WCHAR を使用して返されます。

expression にコンマで区切られたリストのコード値が含まれている場合、$WCHAR は文字列として対応する文字を返します。$WCHAR は、サロゲート・ペアを単一の文字として認識します。$WISWIDE 関数を使用して、文字列にサロゲート・ペアが含まれているかどうかを判断することができます。

サロゲート・ペアは、単一の Unicode 文字を一緒にエンコードする 16 ビットの Caché 文字要素のペアです。サロゲート・ペアは、中国語、日本語の漢字、韓国語のハンジャ文字で使用されている特定の表意文字を表すために使用されます(頻繁に使用される中国語、漢字、およびハンジャ文字は、標準 16 ビットの Unicode エンコードで表されます)。サロゲート・ペアにより、Caché は日本語 JIS X0213:2004 (JIS2004) エンコーディング標準および中国語 GB18030 エンコーディング標準をサポートできます。

サロゲート・ペアは、16 進数の D800 ~ DBFF の範囲の高位 16 ビット文字要素と、16 進数の DC00 ~ DFFF の範囲の下位 16 ビット文字要素で構成されます。

$WCHAR 関数は、サロゲート・ペアを単一の文字として処理します。$CHAR 関数は、サロゲート・ペアを 2 文字として処理します。その他の点では、$WCHAR$CHAR は機能的に同じです。ただし、$CHAR は通常 $WCHAR より高速なため、サロゲート・ペアが出現しない場合は常に $CHAR が推奨されます。

数値コードから文字への変換の詳細は、$CHAR 関数を参照してください。

関連項目

FeedbackOpens in a new tab