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routines

ルーチン・バッファ・キャッシング用の共有メモリのサイズ。

Synopsis

[config]    routines=n      or  routines=n1, n2, n3, n4, n5, n6

説明

ルーチン・バッファのキャッシュ処理用に割り当てるメモリの量は、単一の値を指定するか、または 6 つのバッファ・サイズすべての値を指定するかのいずれかの方法で指定できます。

Caché がルーチン・バッファに割り当てる共有メモリの合計サイズには単一の値 n のみ指定できます (MB 単位)。Caché は、最適なパフォーマンスのためにメモリをさまざまなバッファ・サイズに分割します。

または、ルーチン・バッファ・サイズごとに割り当てるメモリの量を指定することもできます。この形式を使用する場合は、6 つすべての値を指定する必要があります (一部を 0 にすることも可能)。指定値が 5 つ以下の場合、Caché は、n=n1 を使用した最初の形式に戻ります。

  • n1 は 2 KB のルーチン・バッファに対する MB 数です。

  • n2 は 4 KB のルーチン・バッファに対する MB 数です。

  • n3 は 8 KB のルーチン・バッファに対する MB 数です。

  • n4 は 16 KB のルーチン・バッファに対する MB 数です。

  • n5 は 32 KB のルーチン・バッファに対する MB 数です。

  • n6 は 64 KB のルーチン・バッファに対する MB 数です。

任意のバッファ・サイズに 0 以外のメモリ・サイズを指定する場合、そのサイズに割り当てられるバッファの最小数は 430 です。したがって、指定したサイズのバッファに割り当てられる実際のメモリは構成よりも大きくなる場合があります。Caché システムでは 64K のバッファが必要になるため、0 が指定されている場合でも、少なくとも最小数の 64K のバッファが常に割り当てられます。

割り当てられるバッファの合計数値の上限は 65528 です。割り当てられたバッファの数がこの数値を超えると、最大値まで減らされます。64 ビット・システムでは、共有メモリ領域の合計量が 1023 MB を超えることはできません。

routines=256

ルーチン・バッファに 256 MB を割り当てます (これは Caché の内部式によってさまざまなサイズに分割されます)。

routines=0

バッファの最小数を割り当てるには、単一の値 0 を入力します。

値の範囲

既定は 0 ですが、Caché は内部式に従って最小量のバッファ領域を割り当てます。各サイズのルーチン・バッファの最小数は 430 です (これより小さい値が指定された場合は、システムにより数が 430 に調整されます)。バッファの合計数は 65528 を超えることはできません。64 ビット・システムでは、共有メモリ領域の合計量が 1023 MB を超えることはできません。

routines=n の場合、Caché は最小の 35 MB を割り当てます。最大値は、グローバル・バッファやその他の用途に割り当てられる共有メモリの容量によって異なります。共有メモリ・サイズの合計が 1023 MB を超えることはできません。routines=n1,n2,n3,n4,n5,n6 の場合、0 以外の値は最小値が 300 になります。バッファの合計数は 65528 を超えることはできません。

管理ポータル

[システム管理] > [構成] > [システム構成] > [メモリと開始設定] ページで、[メモリ設定を構成 :手動] オプションを選択します。[ルーチン・キャッシュ用メモリ (MB)] フィールドに MB 単位の数値を入力します。管理ポータルを使用したルーチン・バッファのメモリの割り当ての詳細は、"Caché システム管理ガイド" の “Caché の構成” の章にある "メモリと開始設定" を参照してください。

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