$MVICONV
MultiValue の外部形式から内部形式への変換関数です。
Synopsis
$MVICONV(expression,code)
引数
expression | 列名、文字リテラル、または他の関数の結果となる文字列式。基本となるデータ型は、任意の文字タイプ (CHAR や VARCHAR2 など) とすることができます。 |
code | 文字コード。実行する変換タイプを指定する、引用符付きの文字列として指定されます。外部形式から内部形式への変換が行われます。 |
説明
$MVICONV 関数は、文字列の外部 (出力) 形式から内部 (ストレージ) 形式への変換に使用される MultiValue 変換関数です。変換タイプは、変換対象のデータ型に固有の code 文字列で指定されます。
$MVICONV は、Caché SQL 拡張機能であり、MultiValue データの互換性を保持するために使用されます。機能的には、"Caché MVBasic Reference" で説明されている MultiValue ICONV 関数と同じです。詳細は、ICONV を参照してください。
$MVICONV 関数は、外部形式から内部形式への変換を行います。$MVOCONV 関数は、内部形式から外部形式への変換を行います。$MVICONVS 関数を使用して、動的配列の要素を外部形式から内部形式に変換できます。
例
以下の例は、さまざまな code 値を使用して MultiValue 日付を外部形式から内部形式に変換します。MultiValue 内部日付の 0 は 1967 年 12 月 31 日です。これは、Caché 内部 ($HOROLOG) 日付の 46385 に対応することに注意してください。
NEW SQLCODE
SET indate="12/31/2008"
&sql(SELECT $MVICONV(:indate,'D') INTO :a)
IF SQLCODE=0 {
WRITE a," = ",$ZDATE((a+46385),1,,4) }
ELSE { WRITE "error:",SQLCODE }