ASTM ビジネス・オペレーションに関する設定
概要
ASTM ビジネス・オペレーションには次のような設定があります。
グループ | 設定 | 参照先 |
---|---|---|
基本設定 | [ファイル名] | このトピックの節 |
追加設定 | [テーブルクラス検索] | "プロダクション内での仮想ドキュメントの使用法" の “ビジネス・オペレーションに関する設定” |
追加設定 | [パートナーサービス]、[セパレータ] | このトピックの節 |
残りの設定はすべてのビジネス・オペレーションに共通のものです。"プロダクションの構成" の “すべてのビジネス・オペレーションに含まれる設定” を参照してください。
ファイル名
(ファイルのみ) ターゲット・ファイル名。[ファイル・パス] アダプタ設定はこのファイルのパスを決定しますが、[ファイル名] は名前を決定します。[ファイル名] には、タイム・スタンプ指定子を含めることができます。この設定を空白にしておくと、デフォルトで、%f_%Q というタイム・スタンプ指定子が使用されます。
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%f は、データ・ソースの名前 (この場合は入力ファイル名) を表します。
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_ は、リテラルのアンダースコア文字で、出力ファイル名に表示されます。
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%Q は、ODBC 形式の日付と時刻を表します。
書式コード %f に具体的な値を使用すると、その値に使用している |、?、\、/、:、[、]、<、>、&、,、;、NUL、BEL、TAB、CR、LF の各文字はすべて削除され、空白はアンダースコア (_)、スラッシュ (/) はハイフン (-) にそれぞれ置き換えられます。出力ファイルが OpenVMS システムに保存される場合、コロンはハイフン (-) に置き換えられます。それ以外の場合、コロン (:) はドット (.) になります。
詳細は、"プロダクションの構成" の “ファイル名に関するタイム・スタンプ指定” を参照してください。
パートナーサービス
(TCP のみ) TCP ソケットを使用して ASTM ドキュメントを送信するために、このビジネス・オペレーションとペアになっている TCP ビジネス・サービスの構成済みの名前。詳細は、“インターシステムズにおける ASTM ドキュメントのサポート” に記載されている ASTM インタフェースの概要を参照してください。
[プロダクション構成] ページには、このビジネス・オペレーションへの接続は表示されません。
セパレータ
ASTM 区切り文字に左から右へ FS、RS、CS、ESC の順に割り当てられる 4 文字の文字列。
ASTM メッセージでは、未加工のコンテンツを編成するために特殊文字が使用されます。これらの文字は、医療アプリケーションによって異なる場合があります。次のような 4 つの文字があります。
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フィールド区切り文字 (FS)
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繰り返し区切り文字 (RS)
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コンポーネント区切り文字 (CS)
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エスケープ文字 (ESC)
それぞれの役割を果たす具体的な文字は、医療アプリケーションによって異なる場合があります。
ASTM ビジネス・サービスを構成する際、送信 ASTM ドキュメントの [送信セパレータ] のセットを指定できます。ASTM ビジネス・サービスがインターシステムズ製品内から通信を開始できるようにするというのは、ASTM 通信の規約をサポートするために必要なアーキテクチャのバリエーションです。これらの規約の詳細は、“概要” の章を参照してください。
ASTM ビジネス・サービスにも [送信セパレータ] という同様の設定があります。
どちらの設定についても、前出のリストで説明したように、ASTM 区切り文字に左から右へ FS、RS、CS、ESC の順に割り当てられる 4 文字の文字列を指定する必要があります。
[セパレータ] の値を指定しない場合、デフォルト値は次のとおりです。
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