Windows での自動インストールの実行
InterSystems IRIS for Health を Windows で実行する場合、"インストール・ガイド" の “Microsoft Windows への InterSystems IRIS のインストール” の章の “自動カスタム・インストール” のセクションの手順に従います。この手順では、InterSystems IRIS for Health に固有な以下の考慮事項に留意してください。
最小限必要なパラメータ・セットには、インスタンス名、インストール先の場所の完全に解決された物理パス名、および SYSTEM (superadmin) アカウントのパスワードが含まれます。インストーラを自動モードで実行するには、/qb スイッチが不可欠です。
最小限必要なパラメータ・セットのコマンド行構文は、C:\> installation_executable.exe /instance instance_name /qb INSTALLDIR="install_directory" IRISUSERPASSWORD="password" です。
Important:
InterSystems IRIS for Health の自動インストーラは、いくつかのパラメータの動作が異なるという点で InterSystems IRIS の自動インストーラとは異なります。以下の表を参照してください。
パラメータまたはスイッチ |
InterSystems IRIS for Health によるサポート |
メモ |
ADDLOCAL |
Y |
オプション。既定のインストールには、外部 Web サーバ (IIS など) 用の Web ゲートウェイ・ライブラリは含まれません。これらのライブラリを他のすべてのサーバ・コンポーネントと共に InterSystems IRIS for Health のインストール内にインストールするには、コマンド行に ADDLOCAL=ALL を追加します。 |
INITIALSECURITY |
N |
既定値は "Normal" です。 |
CLIENTINSTALL |
N |
. |
ISCSTARTCACHE |
該当なし |
|
UNICODE |
N |
このオプションは使用しないでください。インストーラは、InterSystems IRIS for Health で必要とされる Unicode サポートに既定で設定されます。 |
REPAIR |
N |
|
REINSTALL |
N |
|
REMOVE |
N |
|
例 : Microsoft Windows での自動インストール
C:\> installation_executable.exe /instance HSIHsilent /qb INSTALLDIR="D:\InterSystems\HSIHsilent" IRISUSERPASSWORD="password"
InterSystems IRIS for Health の利用可能なコンポーネントをすべてインストールします。
C:\> installation_executable.exe /instance HSIHclient /qb INSTALLDIR="D:\InterSystems\HSIHclient" CLIENTINSTALL=1
上の表にリストされたクライアント・コンポーネントのみをインストールします。グラフィカルな進行状況インジケータがいくつか表示されます。
Linux または macOS での自動インストールの実行
InterSystems IRIS for Health を Linux または macOS で実行する場合、"インストール・ガイド" の “InterSystems IRIS の UNIX®、Linux、および macOS へのインストール” の章の “InterSystems IRIS の自動インストール” のセクションの手順に従います。この手順では、InterSystems IRIS for Health に固有な以下の考慮事項に留意してください。
最小限必要なパラメータ・セットには、インスタンス名、インストール先の場所の完全に解決された物理パス名、_system (superadmin) アカウントのパスワード、および "通常" のセキュリティ設定が含まれます。
最小限必要なパラメータ・セットのコマンド行構文は、$ sudo ISC_PACKAGE_INSTANCENAME="instance_name" ISC_PACKAGE_INSTALLDIR="install_directory" ISC_PACKAGE_USER_PASSWORD="password" ISC_PACKAGE_INITIAL_SECURITY="Normal" ./irisinstall_silent です。
Important:
InterSystems IRIS for Health の自動インストーラは、いくつかのパラメータの動作が異なるという点で InterSystems IRIS の自動インストーラとは異なります。以下の表を参照してください。
パラメータまたはスイッチ |
InterSystems IRIS for Health によるサポート |
メモ |
ISC_PACKAGE_INITIAL_SECURITY |
Y |
既定値は "Normal" です。 |
ISC_PACKAGE_CLIENT_COMPONENTS |
N |
クライアントのみをインストールする場合 (言語バインディングと SDK、InterSystems エンジン・リンク・ライブラリなどのコンポーネントが含まれます)、irisinstall_client スクリプトを使用します。
クライアント・コンポーネントのみのインストールの詳細は、"インストール・ガイド" の “InterSystems IRIS の UNIX®、Linux、および macOS へのインストール” の章の “クライアントのみの InterSystems IRIS のインストール” のセクションを参照してください。 |
ISC_PACKAGE_STARTCACHE |
該当なし |
|
ISC_PACKAGE_UNICODE |
N |
このオプションは使用しないでください。インストーラは、InterSystems IRIS for Health で必要とされる Unicode サポートに既定で設定されます。 |
例 : Linux または macOS での自動インストール
$ sudo ISC_PACKAGE_INSTANCENAME="HSIHsilent" ISC_PACKAGE_INSTALLDIR="/hs/HSIHsilent" ISC_PACKAGE_USER_PASSWORD="password" ISC_PACKAGE_SUPERSERVER_PORT="59992" ISC_PACKAGE_INITIAL_SECURITY="Normal" ./irisinstall_silent
InterSystems IRIS for Health を "通常" セキュリティ・モードとスーパーサーバ・ポート 59992 でインストールします。
$ sudo ISC_PACKAGE_INSTANCENAME="HSIHsilent" ISC_PACKAGE_INSTALLDIR="/hs/HSIHsilent" ISC_PACKAGE_USER_PASSWORD="password" ISC_PACKAGE_INITIAL_SECURITY="Normal" ISC_PACKAGE_MGRUSER="hsihadmin1" ISC_PACKAGE_MGRGROUP="hsihadmin" ISC_PACKAGE_WEB_CONFIGURE="Y" ISC_PACKAGE_WEB_SERVERTYPE="Apache" ./irisinstall_silent
InterSystems IRIS for Health のすべてのモジュールをインストールし、インスタンスを所有するユーザとグループを指定します。さらに、Web ゲートウェイを、同じホスト上にある Apache の既存インスタンスと連携するように構成します (Web ゲートウェイ・ライブラリを /opt/gateway にインストールし、Web ゲートウェイの構成情報を httpd.conf に追加します)。この構成は InterSystems IRIS for Health の開発インスタンスにのみ適し、プロダクション・インストールには適さないことに注意してください。