このドキュメントについて
Zen は、Caché に格納されているデータに基づいて、レポートを生成するために、Zen レポートと呼ばれる拡張可能なフレームワークを提供します。このドキュメントでは、Zen レポートの使用方法について説明します。このドキュメントは、以下の章で構成されています。
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“Zen レポートの概要” では、Zen レポートの概要、背景知識に関する資料の一覧、およびチュートリアルが記載されています。
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“Zen レポートのデータの収集” では、レポートのデータ内容を指定する方法を説明します。
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“Zen レポートのページのフォーマット” では、基本的なページの特性を設定する方法を説明します。
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“Zen レポートのデータの表示” では、ページ上での個々のデータ項目の配置やスタイルを設定する方法を説明します。
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“Zen レポート・クラスの構築” では、Zen レポート・クラスの内部構造と構成について説明します。
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“Zen レポートの実行” では、ブラウザまたはコマンド・ラインからレポートを表示または印刷する方法を説明します。
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“Zen レポートでのコールバック・グラフの使用法” では、グラフをレポートに追加する方法について説明します。
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“Zen レポートでの XPath グラフの使用法” では、グラフの作成への古いアプローチについて説明します。
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“Zen レポートのトラブルシューティング” では、一般的な問題を診断して解決する方法を説明します。
また、以下の付録も用意されています。
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“Zen レポート・クラスのパラメータ” では、レポートの動作をカスタマイズするために変更可能なパラメータの一覧を示します。
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“既定の形式とスタイル” では、HTML 出力および PDF 出力の既定のスタイル設定の概要を説明します。
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“Saxon の代替バージョンの使用法” では、Zen レポートと共にインストールされた Saxon9he JAR ファイル以外のバージョンの Saxon を使用する方法について説明します。
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“生成された XSL-FO と HTML” では、Zen レポート要素によって生成された XSL-FO と HTML をまとめます。
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“TIFF 生成の構成” では、TIFF 生成を有効にする Java インストールについて説明します。
詳細な目次もあります。
次のドキュメントに、関連する情報が記載されています。
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"Zen の使用法" では、Zen を使用して Web アプリケーションを開発するうえでの基本的概念を説明します。
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"Zen コンポーネントの使用法" では、Web アプリケーション開発に使用できる組み込みの各 Zen コンポーネントについて説明します。
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"Zen アプリケーションの開発" では、Web アプリケーションをプログラミングするときの問題点を検討すると共に、カスタム・コードおよびクライアント側のコンポーネントを使用して Zen コンポーネントのライブラリを拡張する方法を説明します。
一般的な情報については、"InterSystems のドキュメントの使用法" を参照してください。
Zen レポート属性のデータ型
Zen オブジェクトの属性の多くは、以下の基本となるデータ型のいずれかを有しています。
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%ZEN.Datatype.booleanOpens in a new tab。このデータ型は、XData Contents では "true" か "false"、または 1 か 0 を有することができます。ObjectScript メソッドでは 1 か 0 ("true" か "false" ではない) を有することができます。
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%ZEN.Datatype.captionOpens in a new tab。これにより、言語の DOMAIN パラメータが Zen ページ・クラスで定義されている限り、他の言語へのテキストのローカライズが容易になります。また、%ZEN.Datatype.captionOpens in a new tab データ型を使用すると、$$$Text マクロによってクライアント側またはサーバ側のコードからプロパティに値を代入できるようになります。