DateSerial
Synopsis
DateSerial(year,month,day)
引数
| year | 1841 から 9999 の 4 桁の整数、2 桁の整数、またはこの範囲の整数と評価される数値式。 |
| month | 正または負の整数、または整数と評価される数値式。month 値が 0 または空の文字列 ("") の場合、前年の最終月と解釈されます。負の month 値は、前年の最終月から指定月数をさかのぼります。つまり、-1 は、前年の 11 番目の月になります。 |
| day | 正または負の整数、または整数と評価される数値式。day 値が 0 または空の文字列 ("") の場合、前月の最終日と解釈されます。負の day 値は、前月の最終日から指定日数をさかのぼります。つまり、-1 の日付値は前月の最終日の前の日と解釈されます。 |
概要
DateSerial は入力された引数を取り、以下の形式の有効日を生成します。
mm/dd/yyyy
各 DateSerial 引数の範囲は正確な日付値でも相対日付値でもかまいません。相対日付値は、特定の単位に許可されている範囲 (日の場合 1 から 31、月の場合 1 から 12 ) を超えた整数値です。この場合、DateSerial によってこの数の有効日が計算されます。特定の日の前後の日数、月数、年数を表す、任意の数値式を使用できます。
Year 値では、0 から 99 の値は 1900 年から 1999 年を表します。空の文字列 ("") は 1900 年と解釈されます。これ以外の年の引数を指定するには、完全な 4 桁の数字 (2005 など) を使用してください。year 値で許可される最早年は 1841 です。
例
以下の例では、絶対日付値ではなく、相対的な数値式で日付を指定します。ここでは、DateSerial 関数は、1990 年の 10 年前 (1990 – 10) の、8 月の 2 か月前 (8 – 2) の 1 日の前日 (1 – 1)、つまり 1980 年 5 月 31日を返します。
Dim MyDate1, MyDate2
MyDate1 = DateSerial(1970, 1, 1)
MyDate2 = DateSerial(1990 - 10, 8 - 2, 1 - 1)
Println MyDate1 ' Returns 01/01/1970 (January 1, 1970)
Println MyDate2 ' Returns 05/31/1980以下の例では、0 の month 値、空の文字列 ("")、および負の数値が使用されています。
Println DateSerial(2009,"",3) ' Returns 12/03/2008
Println DateSerial(2009,0,3) ' Returns 12/03/2008
Println DateSerial(2009,-1,3) ' Returns 11/03/2008
Println DateSerial(2009,-2,3) ' Returns 10/03/2008以下の例は、指定した月に対して無効な day 値が使用されています。DateSerial ではうるう年の値が認識され、それに応じて月が調整されます。
Println DateSerial(2009,2,29) ' Returns 03/01/2008以下の例では、指定月内の日数、および 1 年間の月数より大きな値の day および month を使用しています。DateSerial では、日、月、年が適宜調整されます。
Println DateSerial(2009,13,40) ' Returns 02/09/2010メモ
引数の値が、その引数で許容される範囲を超えた場合は、1 つ上の単位に適切に加算されます。例えば、35 日を指定すると、指定した月の日数に応じて、1 か月と翌月に越えた日数に評価されます。しかし、引数が 1 つでも -32,768 から 32,767 の範囲外にある場合や、3 つの引数で直接または式によって指定された日付が、許容される範囲外にある場合 (12/31/1840 から 12/31/9999)、エラーが発生します。
