クエリ
Java クライアントは、プロジェクションを通して Caché データにアクセスするだけでなく、データベースをクエリすることができます。Caché では、いくつかの異なる方法で、Java クライアント・アプリケーション内からクエリを実行できます。
Caché クエリ・タイプ | 特徴 | Java クライアント・アクセス |
---|---|---|
クラス・クエリ | Caché クラス定義内での宣言によって、あらかじめ定義されている SQL クエリ。メソッド宣言に似ていますが、SQL コードを含む点が異なります。 |
Java クライアントは、CacheQuery オブジェクトの execute メソッドを使用します。このメソッドは、java.sql.ResultSet オブジェクトをクライアントに返します。 このクラスの Java プロジェクションには、query_<QueryName> という名前のメソッドが自動的に含まれ、このメソッドは、適切に初期化された CacheQuery オブジェクトの検索に使用できます。 また、Java クライアントは、コンストラクタを使用して新しい CacheQuery オブジェクトを生成し、クエリ名を使用してそのオブジェクトを初期化できます。 |
ダイナミック SQL | 実行時に Java クライアントにより生成される SQL コード。 |
Database openByQuery メソッドを使用します。クライアントは、該当する SQL 文字列をメソッドに渡します。メソッドは、オープンしている一連のオブジェクトを含む java.util.Iterator オブジェクトを返します。 また、CacheQuery 経由で SQL 文字列を Caché に渡します。Caché は、標準の java.sql.ResultSet オブジェクトをクライアントに返します。 |
埋め込み SQL | Caché メソッド内部に格納されている SQL コード。 | Java クライアントは、直接 SQL にアクセスできません。しかし、プロジェクションを使用すると、Java クライアントは、SQL を含むメソッドにアクセスできる場合があります。 |
クラス・クエリの詳細は、"Caché オブジェクトの使用法" の "クラス・クエリ" を参照してください。ダイナミック SQL の詳細は、"Caché SQL の使用法" の "ダイナミック SQL の使用法" を参照してください。埋め込み SQL の詳細は、"Caché SQL の使用法" の "埋め込み SQL の使用法" を参照してください。Java クライアント・アプリケーション内からクエリを実行する方法の詳細は、"Caché での Java の使用法" の "クエリの使用法" のセクションで “クラス・クエリ” と “ダイナミック・クエリ” を参照してください。