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CEILING (SQL)

指定された数値式に等しいか、より大きい最小整数値を返す数値関数です。

構文

CEILING(numeric-expression)

{fn CEILING(numeric-expression)}

概要

CEILING は、numeric-expression 以上の最も近い整数値を返します。返される値は、小数桁数が 0 です。numeric-expression に NULL 値、空文字列 (")、または数値でない文字列を指定すると、CEILING は NULL を返します。

CEILING は、{ } 括弧構文による ODBC スカラ関数、または SQL 汎用関数として呼び出せる点に注意してください。

この関数は、ObjectScript から CEILING()Opens in a new tab メソッド・コールを使用して呼び出すこともできます。

$SYSTEM.SQL.Functions.CEILING(numeric-expression)

引数

numeric-expression

上限値を計算する数。数はリテラルまたは文字列のいずれかになります。数は、科学的記数法で指定できます。

numeric-expression が数値型である場合、CEILINGnumeric-expression と同じデータ型を返します。

以下の例では、CEILING を使用して小数をその上限となる整数に変換する方法を示します。

SELECT CEILING(167.111) AS CeilingNum1,
       CEILING('167.456') AS CeilingNum2,
       CEILING(167.999) AS CeilingNum3,
       CEILING(167.0) AS CeilingNum4

すべて 168 を返します。

SELECT CEILING(-167.111) AS CeilingNum1,
       CEILING('-167.456') AS CeilingNum2,
       CEILING(-167.999) AS CeilingNum3,
       CEILING(-167.0) AS CeilingNum4

すべて -167 を返します。

以下の例では科学的記数法を使用しています。

SELECT CEILING(10E-1) // returns 1
SELECT CEILING('-14E-4') // returns 0
SELECT CEILING('-10E-1') // returns -1

以下の例では、サブクエリを使用して、US Zip Codes (郵便番号) の大きなテーブルを、上限となる Latitude の整数ごとに 1 つの代表都市の郵便番号を含むテーブルに縮小します。

SELECT City,State,CEILING(Latitude) AS CeilingLatitude 
FROM (SELECT City,State,Latitude,CEILING(Latitude) AS CeilingNum
      FROM Sample.USZipCode)
GROUP BY CeilingNum
ORDER BY CeilingNum DESC

関連項目

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