Business Intelligence 用語集
この用語集は、InterSystems IRIS Business Intelligence のドキュメントに記載されている用語をまとめたものです。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "基本概念" をまだ読んでいない場合、これを読むことを強くお勧めします。
ダッシュボードのコントロール (ボタンなど) を使用することによって、ユーザが開始できる操作。システムには一連の標準アクション (フィルタの適用、別のダッシュボードへの移動など) が用意されています。また、カスタム・アクションも追加できます。"InterSystems Business Intelligence の実装" の "カスタム・アクションの定義" を参照してください。
ビジネス・インテリジェンス。企業やその他の組織の経営向上を可能にする見識に未加工データを変換する一連のツールおよびテクニックです。BI は、測定ベースの戦略的な決定を行う方法を支援することを目的としています。
キューブのソース・クラスを反復して、ファクト・テーブルへのデータ入力を行う (さらにそのテーブルのインデックスを構築する) 処理。キューブの同期も参照してください。
詳細は、"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "キューブのコンパイルとビルド" および "InterSystems Business Intelligence の実装" の "キューブの最新状態の維持" を参照してください。
実行中のプロダクションによって生成されたデータの 2 次元配列で、通常そのプロダクションに関するデータを提供します。ビジネス・メトリックは、ピボット・テーブルと同様に、ダッシュボードで、ウィジェット内に表示できます。プロダクション・ビジネス・メトリックの作成方法の詳細は、"プロダクションの開発" を参照してください。
専門知識を持たないユーザがプロダクションのビジネス・プロセスの動作を変更できるようにする概念。これは、キューブのソース式で使用できます。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "ソース式の詳細" を参照してください。プロダクション・ビジネス・ルールの作成に関する詳細は、"ビジネス・ルールの開発" を参照してください。
MDX 式を介して、他のメンバに基づくメンバ。以下の 2 種類の計算メンバを定義できます。
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計算メジャーは、他のメジャーに基づくメジャーです。 (MDX では、各メジャーは Measures ディメンジョンのメンバです。)
例えば、あるメジャーを、第 2 のメジャーをさらに第 3 のメジャーで除算した結果として定義することができます。
計算メジャーという語句は、MDX で標準的な語句ではありませんが、このドキュメントでは簡潔にするためにこれを使用します。
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一般に、非メジャーの計算メンバは、他の非メジャーのメンバと結合します。他の非メジャーのメンバと同様、この計算メンバはファクト・テーブル内のレコードのグループです。
"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "計算メンバの定義" を参照してください。
複数のキューブ定義 (通常は 2 つ) を結合する特殊なサブジェクト領域。これを使用して、複数のキューブの要素を含むピボット・テーブルを作成できます。"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "共有ディメンジョンおよび複合キューブの定義" を参照してください。
メンバが実行時に SQL または MDX 式によって計算される特殊な Business Intelligence のディメンジョン。"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "計算ディメンジョンの定義" を参照してください。
計算ディメンジョンには計算メンバとの関連付けはありません。計算ディメンジョンは Business Intelligence に固有です。計算メンバは、MDX の標準的な概念です。
%DeepSee.UserLibrary.ContainerOpens in a new tab の拡張クラス。このクラスには、ピボット・テーブル、ダッシュボード、およびその他の Business Intelligence のフォルダ項目の定義を含めることができます。このクラスをコンパイルすると、これらのフォルダ項目が生成され、これらが持っている現在の定義が置き換えられます。"InterSystems Business Intelligence の実装" を参照してください。
ダッシュボードのインタラクティブな要素。コントロールにはドロップダウン・リストやボタンが含まれます。
類似した複数のキューブの定義を可能にする Business Intelligence のメカニズム。このメカニズムには、クラス継承とのリレーションシップはありません。"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "キューブ継承を使用する方法" を参照してください。
データ (特に、ビジネスの高レベルのデータを提供するデータ) のインタラクティブな表示。"ダッシュボードの作成" を参照してください。
%DeepSee.DataConnectorOpens in a new tab の拡張クラス。データ・コネクタは、任意の SQL クエリの結果を、キューブのソースとして使用可能なオブジェクトにマップします。通常、データ・コネクタは InterSystems データベース内に存在しない外部データにアクセスしますが、InterSystems データベースに対する SQL クエリ (ビューに対する SQL クエリを含む) を指定するために使用することもできます。詳細は、"InterSystems Business Intelligence の実装" の "データ・コネクタの定義と使用" を参照してください。
リストを参照してください。
レベルのコンテナ。ディメンジョンには 1 つ以上の階層が格納され、階層には複数のレベルが格納されます。例えば、1 つのディメンジョンにアレルギーに関連する複数の階層を格納できます。2 つの異なる階層間、またはある階層のレベルと別の階層のレベルとの間に、形式化されたリレーションシップはありません。ディメンジョンの実際的な用途は、ディメンジョンに格納されるレベル、特に All レベルの既定の動作を定義することです。
"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "ディメンジョン、階層およびレベルの定義" を参照してください。
レベルのメンバおよびこれらが持つプロパティを Business Intelligence が格納するテーブル。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "ファクト・テーブルおよびディメンジョン・テーブルの詳細" を参照してください。
公式には、ドリル・スルーはリストを表示することを意味します。内部的には、リストを表示するときに MDX DRILLTHROUGH 文が使用されます。"アナライザの使用法" の "任意の分析の実行" を参照してください。
非公式には (このドキュメントにはありませんが)、ドリル・ダウンという用語とドリル・スルーという用語が同じ意味で使用されることがあります。どちらの用語が意図されているかを再確認することが賢明です。
ファクト・テーブルの行。
以下の Business Intelligence 項目のいずれか。
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ピボット・テーブル
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保存されているウィジェット
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ダッシュボード
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テーマ
Business Intelligence フォルダ項目は、スタジオの [ワークスペース] ウィンドウの [その他] フォルダに表示されます。
マップ・リストを参照してください。
レベルの組織。レベルは階層に属しています (階層はディメンジョンに属しています)。階層には、単一レベルのみ、または複数のレベルを含めることができます。複数のレベルを含める場合、階層の上位レベルは下位レベルより粒度が粗くなります。つまり、上位レベルの各メンバには、下位レベルのメンバよりも大きいレコード・セットが格納されます。
一般的な使用法では、上位レベルは下位レベルの親と呼ばれます。ただし、階層が実際にはメンバ間の階層であることを覚えておくと役に立ちます。したがって、上位レベルのメンバは下位レベルの 1 つ以上のメンバの親であると記述する方がより正確です。逆に、下位レベルのメンバは、上位レベルの 1 つのメンバの子です。
階層は、レベルが提供する機能に加えて追加機能を提供します。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "階層およびディメンジョン" および "ディメンジョン、階層およびレベルの定義" を参照してください。
%DeepSee.KPIOpens in a new tab に基づくクラス。多くの場合、KPI はクエリを使用して、結果セットを表示しますKPI は、ピボット・テーブルと同様に、ダッシュボードで、ウィジェット内に表示できます。計算メンバ (計算メジャーを含む) のビルディング・ブロックとして KPI を使用することも可能です。まずは "InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "基本的な KPI の定義" を参照してください。
リスト値に基づくレベル。例えば、1 人の患者に複数の診断が存在する場合があります。Diagnoses レベルで患者を診断別にグループ化します。リスト・レベルを使用すると、ソース・クラスの指定のレコードが複数の値を保持できるようになるため、そのレコードはレベルの複数のメンバに属することができます。
ピボット・テーブルの 1 つまたは複数のセルに関連付けられた最下位レベルのレコードにアクセスする SQL クエリ。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "リストの定義" を参照してください。
キューブ定義で定義された <listingField> 要素。ユーザは、アナライザでカスタム・リストを作成するときに、そのリストに含めるリスト・フィールドを選択できます。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "リスト・フィールドの定義" を参照してください。
この用語は、任意のリストの任意のフィールドをより一般的に表す場合もあります。
リストのグループを定義するクラス。リスト・グループは、リスト・グループ・マネージャで作成します。このツールの目的は、ユーザやユーザの顧客が、アーキテクトにアクセスすることなく、キューブ定義の外部でリストを定義できるようにすることです。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "リスト・グループの定義" を参照してください。
場所データを含み、マップとして表示されるリスト。マップ上の各ピンはソース・レコードに対応しています。
マップ・リストでは Google Maps API が使用されます。この API が利用条件 (Terms of Use) に従って使用されていることを確認してください。利用条件には、このリストに表示されているリンクからアクセスできます。
Google Maps API を使用するには、API キーを取得する必要があることに注意してください。詳細は、"InterSystems Business Intelligence の実装" の "基本設定の指定" を参照してください。
場所データを含み、マップとして表示される ダッシュボード・ウィジェット。マップ上の各ピンは、レベル (特に場所を表すレベル) のメンバに対応しています。
マップ・ウィジェットでは Google Maps API が使用されます。この API が利用条件 (Terms of Use) に従って使用されていることを確認してください。利用条件には、このウィジェットに表示されているリンクからアクセスできます。
Google Maps API を使用するには、API キーを取得する必要があることに注意してください。詳細は、"InterSystems Business Intelligence の実装" の "基本設定の指定" を参照してください。
多次元式。OLAP (オンライン分析処理) データベースの標準クエリ言語で、多くの BI アプリケーションで使用されます。"InterSystems MDX の使用法" および "InterSystems MDX リファレンス" を参照してください。
アナライザで定義される再使用可能なフィルタ。"アナライザの使用法" の "ピボット・テーブルのフィルタ処理" を参照してください。
キューブ内で定義される再使用可能な MDX セット。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "名前付きセットの定義" を参照してください。
NLP メジャーを分析する特殊なディメンジョン。このメジャーは、構造化されていないテキストに基づくメジャーになります。"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "キューブでの Text Analytics の使用法" を参照してください。
構造化されていないテキストに基づく特殊なメジャー。ピボット・テーブルに直接 NLP メジャーを表示することはできません。その目的は、NLP ディメンジョンによって使用されるデータを提供することです。"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "キューブでの Text Analytics の使用法" を参照してください。
ピボット・テーブルでの使用を意図した要素。具体的には、ピボット・テーブルを定義するクエリの選択された部分で使用されます。ダッシュボードでピボット・テーブルを表示する際に、ダッシュボードにコントロールを含めることができ、ユーザはこれを使用して対応するピボット変数の値を変更できます。"アナライザの使用法" の "ピボット変数の定義と使用" を参照してください。
ピボット変数は、実行時変数とはまったく異なります。
ダッシュボードに表示できるカスタム・ウィジェット。ポートレットの作成の詳細は、"InterSystems Business Intelligence の実装" を参照してください。
品質メジャーは、MDX 式を組み合わせる式によって定義されるため、計算メジャーと似ています。数式を使用可能なサブジェクト領域を 1 つまたは複数指定すると、品質メジャーをパブリッシュするかどうか (およびそれによってアナライザで使用できるようにするかどうか) を制御できます。各品質メジャーは、%DeepSee.QualityMeasure.QualityMeasureOpens in a new tab のサブクラスです。
詳細は、"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "品質メジャーの定義" を参照してください。
一方のキューブのディメンジョンを他方のキューブで使用できるようになる (逆も可能な場合あり) 2 つのキューブ間の接続。リレーションシップを定義する際は、レベルを複数回定義するのではなく、1 回だけ定義することで、ファクト・テーブルとインデックスのサイズを最小にできます。"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "キューブ間のリレーションシップの定義" を参照してください。
キューブ全体を再構築する必要なく、キューブ内の特定のレベル、メジャー、またはリレーションシップを構築できるキューブ構築オプションです。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "選択的構築の使用" を参照してください。
複数の MDX の項目のリスト。通常、ピボット・テーブルの行または列に使用されます。この項目は、リテラル値、メンバ、およびタプルの任意の組み合わせです。概要については、"InterSystems MDX の使用法" の "セットを使用した作業" を参照してください。リファレンス情報は、"InterSystems MDX リファレンス" の "セット式" を参照してください。
ディメンジョン・テーブルを参照してください。
オプションによるオーバーライドを持つキューブのビュー。サブジェクト領域は、ファクト・テーブルおよび関連キューブの関連するテーブルを使用し、独立した更新を必要としません。サブジェクト領域を定義すると、複数のキューブなしで、より小さなデータ・セットに焦点を当てることができます。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "サブジェクト領域の定義" を参照してください。
ソース・クラスの増分変更に基づいて、キューブのファクト・テーブルおよびインデックスを更新するプロセス。"InterSystems Business Intelligence のモデルの定義" の "キューブのコンパイルとビルド" および "InterSystems Business Intelligence の実装" の "キューブの最新状態の維持" を参照してください。
キューブの構築も参照してください。
キーと値のペアの単純な (拡張可能な) リスト。条件リストにより、プログラミングせずに Business Intelligence モデルをカスタマイズする方法が提供されます。"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "条件リストの定義" を参照してください。
英語やフランス語などの人間の言語でテキストとして記述されるデータ。Analytics エンジンにより、構造化されていないデータが分析されます。概要は、"InterSystems IRIS 自然言語処理 (NLP) の使用法" の "コンセプトの概要" を参照してください。
構造化されていないデータを含むプロパティがキューブのソース・テーブルに存在する場合は、キューブ内で構造化されていないデータを使用できます。"InterSystems Business Intelligence の上級モデリング" の "キューブでの Text Analytics の使用法" を参照してください。
ダッシュボード内にあり、(ほとんどの場合) Business Intelligence から取得したデータを表示する長方形の領域。"ダッシュボードの作成" を参照してください。