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Caché 追加構成設定

この章では、管理ポータルの [システム管理] > [構成] ページで使用できるいくつかの構成設定について説明します。

[システム管理] > [構成] ページには、以下のオプションがあります。

[システム管理] > [構成] > [追加設定] ページには、以下のオプションがあります。

詳細メモリ設定

[詳細メモリ] ページ ([システム管理] > [構成] > [追加設定] > [詳細メモリ]) には、以下に挙げるように、メモリ関連およびその他の設定が数多く含まれています。

Important:

[メモリと開始設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [システム構成] > [メモリと開始設定]) では、メモリをルーチン・キャッシュやデータベース・キャッシュに割り当てることができます。最初の Caché のインストール時、このキャッシュの割り当ては [自動] に設定されます。この設定は、実稼働環境での使用には適していません。実稼働環境での使用のためにシステムを配置する前や実稼働環境での使用をシミュレーションするためにテストやベンチマーキングを実施する前に、[手動] を選択して、適切なメモリ割り当てを手動で作成する必要があります。詳細は、"Caché システム管理ガイド" の “Caché の構成” の章にある "メモリと開始設定" を参照してください。

BackoffDisabled

メモリの割り当てに失敗した場合、容量を減らして再試行しないでください。構成されたサイズでメモリを割り当てることができない場合、開始は中止されます。詳細は、“Caché パラメータ・ファイル・リファレンス” の “セクションおよびパラメータの一覧” セクションにある memlock の項目を参照してください。

ConsoleFile

システム・コンソール・メッセージを記録するファイル。ConsoleFile の値を指定しない場合、Caché は Caché システム管理ディレクトリにある cconsole.log ファイルに書き込みます。"MaxConsoleLogSize" を参照してください。

ConsoleFile と MaxConsoleLogSize の設定は、すべてのプラットフォームに適用されます。OpenVMS の場合のみ、VMSConsoleTerminal という設定もあります。この設定では、メッセージを記録するターミナル・デバイスの名前を指定できます。

LargePagesDisabled

ラージ・ページまたはヒュージ・ページをサポートするプラットフォームで、共有メモリでのそれらの使用を無効にします。詳細は、“Caché パラメータ・ファイル・リファレンス” の “セクションおよびパラメータの一覧” セクションにある memlock の項目を参照してください。

LargePagesRequired

ラージ・ページまたはヒュージ・ページをサポートするプラットフォーム (Windows、AIX、および Linux) で、共有メモリでのそれらの使用を必須にします。詳細は、“Caché パラメータ・ファイル・リファレンス” の “セクションおよびパラメータの一覧” セクションにある memlock の項目を参照してください。

LibPath

UNIX® システムでのみ有効です。これによって、サードパーティ製共有ライブラリの検索のために、LD_LIBRARY_PATH 環境変数がパスに設定されます。この設定を変更した場合、変更内容を有効化するには、システムを再起動する必要があります。

macOS では、System Integrity Protection (SIP) が有効になっている場合、システム・ディレクトリでプログラムを実行する DYLD_LIBRARY_PATH 変数が無視される場合があります。

LineRecallBuffer

コマンド行/行呼び出しバッファに格納されるすべての入力文字列の合計サイズ (バイト単位)。既定値は 1024 バイトです。バイト数は 0 ~ 8192 の範囲で設定します。詳細は、"LineRecallEntries" を参照してください。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

LineRecallEntries

LineRecallBuffer 設定の領域制限内で、コマンド行/リード・ラインのリコール・バッファで保持されるエントリの最大数。既定のエントリ数は 32 です。エントリ数は 0 ~ 256 の範囲で設定します。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

LockSharedMemory

True または False。True の場合、共有メモリがメモリにロックされるため、ページングを防ぐことができます。既定値は False です。この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。詳細は、“Caché パラメータ・ファイル・リファレンス” の “セクションおよびパラメータの一覧” セクションにある memlock の項目を参照してください。

LockTextSegment

True または False。True の場合は、テキスト・セグメント (Caché の実行可能なコード領域) が共有メモリにロックされます。既定値は False です。この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。詳細は、“Caché パラメータ・ファイル・リファレンス” の “セクションおよびパラメータの一覧” セクションにある memlock の項目を参照してください。

MaxServerConn

このシステムに同時にアクセス可能な ECP クライアントの最大数。これは、このシステムが ECP サーバとして稼動しているときに受け入れることができる接続の最大数です。クライアント数は 0 ~ 254 の範囲で指定します。既定のクライアント数は 1 です。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

MaxServers

このシステムからアクセス可能な ECP サーバの最大数。これは、このシステムが ECP クライアントとして稼動しているときに確立できる接続の最大数です。サーバ数は 0 ~ 254 の範囲で指定します。既定のサーバ数は 2 台です。

Path

(UNIX のみ。)Cache の起動時に開始されるすべてのプロセスで使用される既定の Path は、Path=/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/usr/local/bin:/usr/local/sbin です。Path 変数を使用して、このパスにさらにディレクトリを追加できます。

起動のフェーズ 2 で開始されたすべてのプロセスは (フェーズ 2 では STU1.mac ルーチンが実行されます)、ベースの Path に続くすべてのディレクトリ (ここで、Path に追加したディレクトリ) 内を検索します。

VMSConsoleTerminal

OpenVMS システムでメッセージを記録するコンソール・ターミナル・デバイスの名前。指定しない場合は、ターミナル・デバイス OPA0: が使用されます。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

ZFSize

$ZF ヒープは、$ZF を使用したコールアウト関数の出力パラメータに使用されます。詳細は、"Caché コールアウト・ゲートウェイの使用法" の “Caché コールアウト・ライブラリの作成” の章を参照してください。

$ZF ヒープは、ZFStringZFSize の 2 つのパラメータで構成されます。

  • ZFSize は、Caché があらゆる目的で $ZF ヒープに割り当てるバイト数です。$ZF ヒープは、$ZF のすべての入力および出力パラメータ用に仮想メモリに割り当てられるバイトの合計バイト数です。最初の値で使用可能にした文字列用の領域もこの中に含まれます。バイト数は 0 ~ 270336 の範囲で設定します。既定値は 0 です。値 0 を指定すると、ZFString の値に基づいて、ZFSize の適切な値が Caché で自動的に決定されます。

ZFString に基づいて ZFSize を計算する式は、以下のとおりです。

ZFSize = (1 文字あたりのバイト数 * ZFString) + 2050

例えば、ZFString の値が既定の 32767 だとします。

  • Unicode を使用している場合、1 文字は 2 バイトです。したがって、ZFSize の適切な値は 67584 (= 2 * 32767 + 2050) バイトになります。

  • UNIX® では、1 文字は 4 バイトです。したがって、ZFSize の適切な値は 133118 (= 4 * 32767 + 2050) バイトになります。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

ZFString

$ZF ヒープは、$ZF を使用したコールアウト関数の出力パラメータに使用されます。詳細は、"Caché コールアウト・ゲートウェイの使用法" の “Caché コールアウト・ライブラリの作成” の章を参照してください。

$ZF ヒープは、ZFStringZFSize の 2 つのパラメータで構成されます。

  • ZFString は、$ZF ヒープで 1 つの文字列パラメータに対して Caché が使用を許可する文字数です。このために実際に必要なバイト数は、使用している文字が 8 ビット文字か、Unicode (2 バイト文字) か、UNIX® 上の 4 バイト文字かに応じて異なります。文字数は 0 ~ 32767 の範囲で設定します。既定値は 0 です。値 0 を指定すると、ZFString の適切な値が Caché で自動的に決定されます。この場合の既定の文字数は 32767 文字です。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

errlog

Caché システム・エラー・ログの最大項目数 (詳細は、"Caché 監視ガイド" の “管理ポータルを使用した Caché の監視” の章にある "Caché システム・エラー・ログ" を参照してください)。この上限に達すると、ログ・ファイルの古いエントリは無効になります。OpenVMS では既定の最大値は 1000 エントリです。それ以外の既定値は 500 エントリです。エントリ数は 10 ~ 10000 の範囲で設定します。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

gmheap

Caché の一般メモリ・ヒープのサイズ (KB) (共有メモリ・ヒープまたは SMH とも呼びます)。

gmheap 設定によって、Caché インスタンスのサブシステムが使用できる合計共有メモリが構成されます。共有メモリは、グローバル・マッピング、データベース名とディレクトリの情報、セキュリティ・システムなど特定の目的用に必要に応じてこの合計から割り当てられます。所定の時間に所定のサブシステムで使用されている共有メモリは、現在割り当てられているメモリより小さい場合があります。

共有メモリの割り当ては、[共有メモリヒープ使用状況] ページ ([システム操作] > [システム使用] ページに移動し、[共有メモリヒープ使用状況] リンクをクリック) に表示されます。詳細は、"Caché 監視ガイド" の “管理ポータルを使用した Caché の監視” の章の "一般 (共有) メモリ・ヒープ使用状況" を参照してください。このページはメモリ割り当ておよび使用量をバイト単位で表示しますが、共有メモリはページ単位で割り当てられます。

gmheap の既定サイズは 37568 KB (IBM AIX® および HP-UX では 53952 KB) です。(場合によっては、割り当てに使用できる共有メモリの実際の最大量が gmheap で指定された量を超えます。例えば、指定されたよりも大きい量を割り当てて、複数の CPU の要求を補うことができます。)

場合によっては、使用可能な共有メモリを十分に確保するために gmheap を増やす必要があります。その例を以下に示します。

  • iKnow への言語モデルの追加

    既定の gmheap 値は iKnow 言語モデル en および es には十分な大きさです。別の iKnow 言語モデルをインストールする場合は、以下のテーブルに示されている量を gmheap に加算します。アジア系ロケールの場合は、gmheap 値の合計に 1 MB (1024 KB) を加算します。

    Language gmheap の加算量
    de 4.5MB
    en 3.3MB
    es 12MB
    fr 4.4MB
    nl 3.6MB
  • ジャーナル・ファイルのリストア

    ジャーナル・リストア時に最適なパフォーマンスを実現するには、一般メモリ・ヒープのサイズを増加させることをお勧めします。詳細は、"Cache データ整合性ガイド" の “ジャーナリング” の章の "ジャーナル・ファイルのリストア" を参照してください。

  • SQL クエリを並列実行しているとき

    クエリの並列実行は一般メモリ・ヒープから共有メモリを余分に使用するため、並列クエリのパフォーマンスを最適化するために gmheap を増やす必要が生じる場合があります。詳細は、"Caché SQL 最適化ガイド" の “クエリ・パフォーマンスの最適化” の章にある "共有メモリの考慮事項" を参照してください。

locksiz 設定では、使用可能な合計共有メモリのうちロックの管理に特別に割り当てることができる部分が構成されます (ロック・テーブル)。locksizgmheap のサブセットで、gmheap の残りの部分はその他のサブシステムすべてに使用できます。よって、この関係を考慮して gmheaplocksiz のサイズを決定し、locksiz を増やしたら gmheap もそれに比例して増やすことが重要です。

gmheap 設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

インターシステムズのシニア・テクノロジ・アーキテクトによる Caché のメモリ計画の詳細は、InterSystems Developer Community の "InterSystems Data Platforms and Performance Part 4 - Looking at MemoryOpens in a new tab" を参照してください。

ijcbuff

インタジョブ・コミュニケーション (IJC)・バッファごとに割り当てるバイト数。既定値は 512 バイトです。バイト数は 512 ~ 8192 の範囲で設定します。詳細は、"Caché 入出力デバイス・ガイド" の “プロセス間通信” の章を参照してください。"ijcnum" も参照してください。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

ijcnum

インタジョブ・コミュニケーション・デバイス (IJC デバイス) の数。各デバイスは、ijcbuff で定義されている IJC バッファ・サイズに対応します。既定のデバイス数は 16 です。デバイス数は 0 ~ 256 の範囲で設定します。詳細は、"Caché 入出力デバイス・ガイド" の "プロセス間通信" の章を参照してください。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

locksiz

ロックに割り当てる共有メモリのサイズ (バイト単位)。この値は、システムによって 64 KB の倍数に丸められます。既定値は 16777216 バイトです(IBM AIX プラットフォームおよび HP-UX プラットフォームでは、既定値は 33554432 バイトです)。この設定は、gmheap 設定によってあらゆる目的に割り当てられる共有メモリのサブセットです。この範囲は 65536 バイト以上 gmheap の設定値以下ですが、実際には locksiz は、その他の目的で共有メモリを使用できるようにするために gmheap のほんの一部のみにする必要があります。ロック・テーブルにそれ以上の領域が必要な場合は、gmheap を増やしてから locksiz を増やします。

この設定を編集した場合、変更は即座に反映されます。

netjob

このサーバでリモート・ジョブ要求の実行を許可します。

  • True - このサーバで着信リモート・ジョブ要求を実行します。(既定)

  • False - 着信リモート・ジョブ要求を拒否します。

この設定を編集した場合、変更は即座に反映されます。

nlstab

照合テーブルの最大数を 0 ~ 64 の範囲で入力します。既定値は 30 です。これにより、Caché は起動時に、この指定数のテーブル用の空間を確保します。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

udevtabsiz

デバイス・テーブルの最大サイズ (バイト単位)。このテーブルでデバイス番号 (従来の論理ユニット番号) がデバイス名にマッピングされているので、ObjectScript コードでは、番号を指定してデバイスを開くことができます。既定値は 24576 バイトです。バイト数は 0 ~ 65535 の範囲で設定します。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

useresidentmem

(OpenVMS のみ) 予約された常駐メモリ・セクションの名前。空白にした場合、予約された常駐メモリ・セクションは使用されません。

Caché を OpenVMS で実行するための構成の詳細は、"Caché インストール・ガイド" の付録 “OpenVMS 用のシステム・パラメータの計算” を参照してください。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

vectors

非推奨。Caché では使用されなくなりました。

互換性設定

[互換性] ページ ([システム管理] > [構成] > [追加設定] > [互換性]) には、以下の設定が含まれています。

ASyncDisconnectErr

この設定は、DisconnectErr を有効化したときの Caché の動作を変更します。

  • True (選択) - プロセスは次の Read コマンドまたは Write コマンドのときに、<DSCON> エラーを受信します。

  • False (既定) (クリア) - プロセスはデバイスの接続切断が発生したときに、非同期で <DSCON> エラーを受信します。このエラーが発生するのは、次のコマンドが実行されたときです。Hang コマンドに対しては、割り込みが発生します。

AsyncDisconnectError が適用されるのは、Windows 上の Telnet 接続のみです。それ以外のデバイス・タイプやオペレーティング・システムに対しては、効力がありません。DisconnectErr が False に設定されている場合、AsyncDisconnectError は適用されません。

AsynchError

プロセスでの非同期エラーの受信を、有効 (選択)、または無効 (クリア) に設定します。

  • True (選択) (既定) - Caché プロセスは非同期エラーを受信できます。

  • False (クリア) - Caché プロセスは非同期エラーを受信できません。

BreakMode

True (選択) または False (クリア)。プログラマ・モードでの BREAK コマンドの処理。

Caché プログラムは、Caché をどのように起動したかによって、アプリケーション・モードまたはプログラマ・モードで実行できます。

BreakMode 設定は、引数なしの BREAK コマンドが実行されたときに、プログラマ・モードの Caché プロセスがどのように処理を行うかを制御します。

  • True (選択) (既定) - Caché はデバッガを起動するか、ダイレクト・モード・プロンプトに戻って、<BREAK> エラーを返します。

  • False (クリア) - BREAK コマンドは無視されます。

アプリケーション・モードのジョブでは、引数のない BREAK コマンドはすべて無視されます。

CollectResourceStats

システム・リソースの統計情報を更新するかどうかを制御します (seize、nseize、aseize、bseize)。既定では、これらの情報は収集されません。

  • 1 (True) の場合、システム・リソースの統計情報は収集されます。

  • 0 (False) の場合、システム・リソースの統計情報は収集されません。既定値は False です。

システム・リソースの統計情報の詳細は、"Caché 監視ガイド" の付録 “cstat ユーティリティを使用した Caché の監視” および "Web サービスを使用した Caché の監視" (Enumresource) を参照してください。

DisconnectErr

主入出力デバイスの切断に対する Caché の動作を設定します。

  • True (選択) - Caché の Write コマンドまたは Read コマンドの実行時に切断が検出されたときに、プロセスは <DSCON> エラーを受信します。

  • False (クリア) - 切断が検出されると、アプリケーションにエラーを報告せずにプロセスが終了します。(既定)

ErrorOnDisconnect を有効にすると、主デバイスが切断された後もプロセスの実行が継続されることに注意してください。切断状態を検出したら正常に終了するのは、アプリケーション側の責任です。

ErrorOnDisconnect を有効にした場合は、以下の点に注意してください。アプリケーションは、<DSCON> エラーを検出したら、エラー・トラップで適切に処理する必要があります。

ErrorOnDisconnect は、TCP デバイスと、切断を検出できるターミナル・デバイスにのみ適用できます。モデムで制御されたターミナルや Windows Telnet、Windows ローカル cterm (TRM:) 接続などがこの例として挙げられます。ErrorOnDisconnect は主デバイスにのみ適用できます。

FileMode

Write または Read/Write で呼び出されたときにファイルが存在しない場合は、ファイルが作成されます。

  • True (選択) - 書き込み用に開いているファイルが存在しないときは、新しいファイルが作成されます。

  • False (クリア) - OPEN コマンドで N パラメータが指定されている場合を除き、書き込み用に開いているファイルが存在しなくても新しいファイルは作成されません。

以下のような OPEN コマンドが実行されたとします。

OPEN "file.x":"WS"

FileMode が True のときは、OPEN コマンドで N パラメータが指定されていなくても、新しいファイルが自動的に作成されます。FileMode が True のときの結果は、OPEN コマンドに N パラメータを追加した場合と同じ結果になります。したがって、以下のようになります。

OPEN "file.x":"WS"

これは、以下と同等です。

OPEN "file.x":"WNS"

一方、OPEN コマンド N パラメータが指定されず、かつファイルが存在していない場合に、FileMode が False ならば、割り込みが発生するまでプロセスが停止することを除いて、OPEN コマンドの結果は何もありません。

OpenVMS システムの既定の FileMode 値は True で、他のすべてのプラットフォームの既定の FileMode 値は False です。

GlobalKillEnabled

非推奨。添え字なしのグローバルに対する KILL を有効 (選択)、または無効 (クリア) に設定します。

  • True (選択) - 添え字なしのグローバルに対して KILL を実行できます。したがって、グローバルの個々の添え字に対して KILL を実行しなくても、1 回の実行ですべての添え字に KILL を実行できます。(既定)

  • False (クリア) - 添え字なしのグローバルに対して KILL を実行すると <PROTECT> エラーが発生します。

IEEEError

システム全体で INF 値および NAN 値を返す $DOUBLE を有効または無効にします。このプロパティでは、システム全体の $DOUBLE 関数の返り値の動作を設定します。

このプロパティにより、$DOUBLE 数値演算が数値に解決できない場合に INF、-INF、および NAN を発行するかどうかを制御します。どのような場合にも INF、-INF、および NAN の発行が制御されるわけではありません。$DOUBLE は、入力値として INF、-INF、または NAN のいずれかが指定されると、このプロパティとは関係なく常にそれらの値を返します。結果が INF、-INF、または NAN になる $DOUBLE の数値演算が、このプロパティで制御されます。これらの演算には、数値演算、指数、対数、および三角関数が含まれます。

  • 1 (True) の場合、$DOUBLE は、解決できない IEEE 浮動小数点の変換に対して Caché エラーを生成します。既定値は True です。

  • 0 (False) の場合、$DOUBLE は解決できない IEEE 浮動小数点の変換に対して INF (無限大)、-INF、および NAN (非数値) を返します。

LineRecall

READ コマンドに対するコマンド行呼び出しを、有効 (選択)、または無効 (クリア) に設定します。

この選択によって、行呼び出し機能をコマンド・プロンプトのみに対してアクティブにするか、コマンド・プロンプトと READ コマンドの両方に対してアクティブにするかが決定されます。

  • True (選択) - READ コマンドとコマンド・プロンプトの両方で呼び出し機能を使用できます。(既定)

  • False (クリア) - コマンド・プロンプトのみで行呼び出し機能を使用できます。

LogRollback

トランザクション・ロールバックのロギングを、有効 (選択)、または無効 (クリア) に設定します。

  • True (選択) - Caché はトランザクション・ロールバックをコンソール・ログ・ファイル (Caché システム管理ディレクトリにある cconsole.log ファイル、または ConsoleFile 設定によって指定された代替の filename.log ファイル) に記録します。

  • False (クリア) - トランザクション・ロールバックはログに記録されません。(既定)

MVDefined

システム全体での未定義変数に対する MVBasic の処理方法を設定します。この設定により、MVBasic で未定義の変数への参照が検出されたときの動作を定義します。

  • 1 (True) の場合、MVBasic ルーチンで未定義の変数を参照すると、エラーを表示することなく、その変数は空文字列に置き換えられます。

  • 0 (False) の場合、MVBasic ルーチンで未定義の変数を参照すると、エラーが生成されます。既定値は False です。

NodeNameInPid

Caché が特殊変数 $JOB を参照するときの振る舞いを定義します。

  • True (選択) - $JOB は、現在のプロセスのプロセス ID 番号をノード名に連結して返します。

  • False (クリア) - $JOB は、プロセス ID 番号のみを返します。(既定)

NullSubscripts

グローバル参照での NULL 添え字の使用を許可する (選択) かどうかを設定します。

  • True (選択) - グローバル参照で NULL 添え字を使用できます。

  • False (クリア) - NULL 添え字を使用すると <SUBSCRIPT> エラーが発生します。(既定)

OldZU5
  • True (選択) - $ZU(5) または ZN を介して同じネームスペースに切り替えることによってグローバル・ベクトル・キャッシュがクリアされます。

  • False (クリア) (既定) - 同じネームスペースへ切り替えても何も行われません。

OpenMode

0 または 1 の値を使用して、OPEN コマンドでモードが指定されていない場合に、シーケンシャル・ファイルを開くときに使用する読み取り/書き込みモードを指定します。

  • 0 は読み取りを表します。

  • 1 は読み取り/書き込みを表します。

PopError

エラー・ハンドラをスタックからポップ・オフするタイミングを定義します。

True (選択) - エラーがトリガされたときに、$ZTRAP エラー・ハンドラがスタックからポップ・オフされます (DSM 互換モード)。

False - (クリア) 通常動作。エラー・ハンドラが呼び出されても $ZTRAP エラー・ハンドラはアクティブなままです。(既定)

システムによって $ZTRAP エラーが呼び出されると、エラー・ハンドラは作成されたエラー・ハンドラのスタックに残ります。このため、エラー・ハンドラの実行中にエラーが発生すると、そのエラーハンドラが自分を呼び出そうとして同じエラーが再度返され、エラー・ハンドラが $ZTRAP を明示的に新しい値に設定するまで無限ループとなります。DSM で $ZTRAP エラー・ハンドラが呼び出されると、エラー・ハンドラはスタックから削除されます。そのため、エラー・ハンドラの実行中にエラーが発生した場合は、そのエラーはスタックの前のエラー・ハンドラによって処理されます。

RefInKind

引数として拡張グローバル参照を指定したときの $NAMEと $QUERY の結果が決まります。

  • True (選択) - $NAME と $QUERY は、ネットワーク上の場所を参照せずにグローバルを返します。

  • False (クリア) - 結果も拡張参照です。(既定)

このパラメータの値を変更した場合、変更内容は、変更時に実行されていたプロセスではなく、変更後に起動したプロセスに適用されます。

ScientificNotation

この設定により、小文字 "e" の科学的記数法の記号としての使用をシステム全体で有効または無効にします。

  • 1 (True) の場合、科学的記数法の記号として小文字 "e" が使用されます。既定値は True です。

  • 0 (False) の場合、科学的記数法の記号として小文字 "e" は使用されません。

SetZEOF

Caché によるシーケンシャル・ファイルの読み取りにおいて予期しない EOF (ファイルの最後) が検出されたときの振る舞いを定義します。

  • True (選択) - Caché によって、ファイルの最後に到達したことを示す特殊変数 $ZEOF が設定されます。

  • False (クリア) - Caché によって代わりに <ENDOFFILE> エラーがスローされます。(既定)

ShutDownLogErrors

この設定により、SHUTDOWN プロシージャの実行時の Caché の動作を制御します。

  • True (選択) — シャットダウン中、Caché は ^SYSLOG からのエラー情報をコンソール・ログ・ファイル (Caché システム管理ディレクトリにある cconsole.log、または ConsoleFile 設定で指定された代替の filename.log) に記録します。

  • False (クリア) — Caché は、^SYSLOG からのエラー情報をコンソール・ログ・ファイルに記録しません。(既定)

StopID

システム全体に適用される、OpenVMS の STOP/ID に対する $ZF のプロセス削除の動作を設定します。OpenVMS システムでのみ有効です。

OpenVMS STOP/ID コマンドを使用してプロセスを削除すると、システムに障害が発生する場合があります。そのため、Caché では、OpenVMS システムの場合、既定で STOP/ID を使用してプロセスを削除できません。$ZF 関数を実行しているプロセスでは、OpenVMS からのプロセスの削除が必要な場合があります。$ZF 関数でプロセスを終了する必要がある場合は、この値を 0 に設定します。

  • 1 (True) の場合、STOP/ID による Caché プロセスの削除は無効です。既定は True です。

  • 0 (False) の場合、STOP/ID による Caché プロセスの削除は有効です。

SwitchOSdir

新しいネームスペースに切り替えたときの (相対パス名でファイルにアクセスする場合などの) 現在の作業ディレクトリへの処理内容が指定されます。

  • True (選択) - ネームスペースを変更すると、現在の作業ディレクトリは、新しいネームスペースで % のないグローバルの既定のデータセットのディレクトリに変わります。しかし、このデータセットがリモートの場合 (別のシステムにネットワーキングされている場合)、現在の作業ディレクトリは変わりません。(既定)

  • False (クリア) - ネームスペースを変更すると、切り替え先のネームスペースに関係なく、現在の作業ディレクトリは変わりません。

例えば、SwitchOSDirectory を False に設定した場合、または SwitchOSDirectory を True に設定し、データセットがリモートの場合があります。その場合、現在の作業ディレクトリは、ネームスペースを変更した後自動的に変わりませんが、プログラムで $ZUTIL(168) 関数を使用すると、現在の作業ディレクトリを変更できます。$ZUTIL(168) は、ネームスペース変更が抑制されている間に自動的に切り替えるときでも有効です。$ZUTIL(168) は、現在の作業ディレクトリの名前を返し、$ZUTIL(168,directory) は、現在の作業ディレクトリを SwitchOSDirectory の値に関係なく指定された directory 名に設定します。

SynchCommit

すべての TCOMMIT コマンドは、ディスクへのトランザクションに関連するジャーナル・データのフラッシュを要求します。

  • True (選択) - TCOMMIT はジャーナル・データの書き込み操作が完了するまで待機します。

  • False (クリア) - TCOMMIT は書き込み操作が完了するまで待機しません。(既定)

TelnetNUL

Telnet 転送時に行末の Telnet NUL を抑制または発行します。出力の際、Telnet ネットワーク仮想ターミナルl (NVT) は既定の行末処理を実行します。具体的には、CR (キャリッジ・リターン文字) に続いて LF (改行文字) を発行するか、CR に続いて NUL 文字 (LF が発行されない場合) を発行します。TelnetNUL 設定は、後者のケースで NUL 文字を発行するかどうかを制御します。(この設定は Windows のみに適用され、Telnet がオペレーティング・システム・ベンダから提供されている UNIX®、Linux、および OpenVMS の構成では適用されません。)

  • True (選択) - TelnetNUL によって行末の NUL 文字が抑制されます (発行されません)。

  • False (クリア) - TelnetNUL によって行末の NUL 文字が発行されます。既定値。

TruncateOverflow

数値のオーバーフローの際の <MAXNUMBER> エラーを、有効 (クリア)、または無効 (選択) に設定します。

Caché は通常、92372036854775807 E127 より大きな数値 (または -9223372036854775808 E127 より小さな数値) を検出すると、<MAXNUMBER> エラーを返します。このエラーを返さないようにするには、TruncateOverflow 設定を選択します。

  • True (選択) - <MAXNUMBER> エラーが抑制されます。

  • False (クリア) - 通常どおり、Caché は <MAXNUMBER> エラーをスローします。(既定)

Undefined

ObjectScript が、未定義の変数の値をフェッチしようとしたときの動作を指定します。

  • 0 - <UNDEFINED> エラーをスローします。(既定)

  • 1 - 未定義の変数に添え字がある場合は NULL 文字列を返しますが、未定義の変数が単一値の場合は <UNDEFINED> エラーをスローします。

  • 2 - 常に NULL 文字列を返します。

UseNagleAlgorithm

Telnet に対する Nagle アルゴリズムを、有効 (選択)、または無効 (クリア) に設定します。

Nagle アルゴリズムを利用すると、Telnet の効率が向上します。このアルゴリズムは、一定の短い時間内に送信される複数のメッセージを 1 つの IP パケットにまとめることで、ネットワークで送信される IP パケットの数を減らします。詳細は、"http://www.ietf.org/rfc/rfc896.txt" を参照してください。

  • True (選択) — Nagle アルゴリズムが有効化されているときは、送信コマンドからのデータを実際にコミットする前に、オペレーティング・システムはしばらくの間待機します。これは、その間にアプリケーションから再びデータ送信が呼び出されれば、そのデータを最初のデータと共にまとめることができるためです。

  • False (クリア) — Nagle アルゴリズムが無効化されます。

ViewPastData

$VIEW コマンドによる Caché メモリ領域外のデータの検証を有効にします。

  • True (選択) - $VIEW コマンドはエラーをスローしません。

  • False (クリア) - $VIEW コマンドはエラーをスローします (既定)。

ZDateNull

無効な値によって $ZDATE が呼び出された場合の応答を決定します。

  • True (選択) - $ZDATE は NULL 値を返します。

  • False (クリア) - $ZDATE はエラーを返します。(既定)

ZaMode

Caché のルールまたは DSM-11 のルールに従って、ZALLOCATE (ZA) および ZDEALLOCATE (ZD) コマンドの振る舞いを決定します。

  • True (選択) - DSM-11 のルールが使用されます。ZA のロックを解除できるのは ZD のみで、LOCK + のロックを解除できるのは LOCK のみとなります。

  • False (クリア) - Caché のルールが使用されます。ZA および ZD の振る舞いは、LOCK + および LOCK とまったく同じになります (既定)。

詳細は、"Caché ObjectScript の使用法" の “Open M 言語との互換性” の章にある “DSM-11 言語互換性” を参照してください。

デバイス設定

[デバイス設定] メニュー ([システム管理] > [構成] > [デバイス設定]) には、以下の設定が含まれています。

デバイス

[デバイス] ページ ([システム管理] > [構成] > [デバイス設定] > [デバイス]) には、以下の設定が含まれています。

デバイス

このインストールで構成されるデバイスのリスト。

—デバイス構成の編集または追加のフィールド—
デバイス構成の編集または追加のフィールド

[エイリアス] - このデバイスの代替デバイス ID。エイリアスはすべて一意である必要があります。この値は、OPEN コマンドの device 引数として使用できます。

[代替デバイス] - 別のデバイスのデバイス ID。[代替デバイス] に入力する値は、別のデバイスに設定された [名前] などの定義されたニーモニックでなければなりません。

デバイスに対して [代替デバイス] 値を指定すると、%IS ユーティリティのユーザが、“A” と指定することによって、Caché での代替デバイスの使用を指定できるようになります。%IS は、文字ベース・アプリケーションの汎用的なデバイス選択ユーティリティです。%IS の詳細は、"Caché 入出力デバイス・ガイド" の “入出力デバイスとコマンド” の章にある “ユーザによるデバイスの指定” を参照してください。ここで最も重要なトピックは、%IS に対して “A” コードを入力する規則について説明している “%IS ニーモニック” です。

[詳細] - デバイスの場所を示すテキストの説明。このフィールドは、構成するマシンをユーザが把握するためにあります。

[名前] - 定義されたデバイスのタイトルまたは番号であるニーモニック。

[オープンパラメータ] - このデバイスの OPEN コマンドの parameterstimeout、および mnespace 引数を指定する、コロン区切りの文字列。[オープンパラメータ] の文字列の構文は以下のとおりです。

(parameters):timeout:"mnespace"

parameters を指定する括弧内には、個々の項目をコロンで区切って次のように入力します。

param1:param2:param3

その結果、次のようになります。

(param1:param2:param3):timeout:"mnespace"

timeoutmnespace はオプションですが、指定する場合は、適切な数のコロンを使用して、[オープンパラメータ] の文字列内の先行する入力内容と区切る必要があります。

parameters は、指定するパラメータが複数ある場合にのみ、括弧で囲む必要があります。指定するパラメータが何もない場合や 1 つしかない場合は、括弧を文字列から削除してかまいません。したがって、次の文字列は、[オープンパラメータ] の正しく完全な文字列です。

:timeout:"mnespace"

mnespace を指定する場合は、上記のように二重引用符で囲む必要があります。

さまざまな構文の例など、OPEN コマンドとその引数の詳細は、"Caché ObjectScript リファレンス" を参照してください。

[物理デバイス] - このデバイスを参照するために使用する物理名。[物理デバイス] には、このデバイスの OPEN コマンドで使用する device 引数を指定します。この名前は最大 128 文字の英数字で構成することができます。空白文字も使用できます。例えば、プリンタの場合、以下にように入力します。MYNAME はコンピュータ名です。

|PRN|\\MYNAME\ISF-HP5SiMX7

または、以下のようになります。

|PRN|\\MYNAME\Canon PIXMA

[プロンプト] - 以下のいずれかのオプションを選択します。[デバイスプロンプト表示] (既定デバイスが設定されたデバイス選択プロンプトが表示されます)。[現デバイスの場合はこのデバイスを自動使用]。[定義済み設定でこのデバイスを自動使用]。

[サブタイプ] - デバイスのサブタイプの定義を調整するための設定。サブタイプによって、ターミナルの特性を指定します。サブタイプは、デバイスに適切な OPEN コマンドを作成するために使用します。サブタイプ情報はターミナル・タイプごとになります。

[タイプ] - デバイスのタイプ。次のオプションがあります。TRM= ターミナル。SPL= スプール・デバイス。MT= 磁気テープ・ドライブ。BT= カートリッジ・テープ・ドライブ。OTH= プリンタやシーケンシャル・ファイルなどのその他のデバイス。既定値はデバイスのタイプによって異なります。

上記のほとんどの文字列の最大長は 128 文字です。[詳細] の最大文字列長のみ 256 文字です。

磁気テープ・デバイス

[磁気テープデバイス] ページ ([システム管理] > [構成] > [デバイス設定] > [磁気テープデバイス]) には、以下の設定が含まれています。

MagTapes

このインストールで構成される磁気テープ・デバイスのリスト。

—構成フィールド—
構成フィールド

[名前] - システムにあるデバイスへのパス名。文字列の最大長は 128 文字です。

[システム・デバイス] - 物理的テープ・デバイスの名前。

デバイス・サブタイプ

[デバイスサブタイプ] ページ ([システム管理] > [構成] > [デバイス設定] > [デバイスサブタイプ]) には、以下の設定が含まれています。

SubTypes

このインストールで構成されるデバイス・サブタイプのリスト。

—構成フィールド—
構成フィールド

[バックスペース] - $C(code1) の形式で選択デバイスのバックスペース文字を示す ASCII コード。この設定は Caché CHUI ユーティリティで使用されます。

[カーソル制御] - $C(code1) の形式で選択デバイスのカーソルを示す ASCII コード。

[EOF 削除] - $C(code1,code2...) の形式で選択デバイスの EOF (End of File) 文字の消去を示す ASCII コード。

[EOL 削除] - $C(code1,code2) の形式でこのデバイスの EOL (End of Line) 文字の消去を示す ASCII コード。

[フォームフィード] - #,$C(code1,code2...) の形式で選択デバイスの改ページを示す ASCII コード。この設定は Caché CHUI ユーティリティで使用されます。

[名前] - サブタイプの名前。

[右マージン] - 右マージンの位置を示す数値。デバイス出力は、この文字数で折り返されます。

[スクリーン幅] - デバイスの 1 画面または 1 ページを構成する行数。

[ZU22Backspace] - $C(code1) の形式で選択デバイスのバックスペースを示す ASCII コード。この設定は Caché のターミナル出力で使用されます。

[ZU22FormFeed] - $C(code1,code2) の形式で選択デバイスの改ページを示す ASCII コード。この設定は Caché のターミナル出力で使用されます。

既定値はすべてデバイス・タイプによって異なります。

IO 設定

[IO 設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [デバイス設定] > [IO 設定]) には、以下の設定が含まれています。

ファイル

シーケンシャル・ファイルに対する WRITE コマンドの既定。OPEN コマンドまたは USE コマンドに空間の引数が含まれない場合、Caché はこのデバイス・タイプの既定を使用します。^%X364 は、シーケンシャル・ファイルの既定の空間です。この既定値を使用することも、必要に応じて再設定することもできます。"Caché 入出力デバイス・ガイド" の “ニーモニック空間によるデバイス制御” の章を参照してください。

この設定を編集した場合、次回 Caché を再起動したときに、変更内容が自動的に適用されます。

磁気テープ

磁気テープに対する WRITE コマンドの既定。OPEN コマンドまたは USE コマンドに空間の引数が含まれない場合、Caché はこのデバイス・タイプの既定を使用します。^%XMAG は、磁気テープの既定の空間です。この既定値を使用することも、必要に応じて値を変更して再設定することもできます。"Caché 入出力デバイス・ガイド" の “ニーモニック空間によるデバイス制御” の章を参照してください。

この設定を編集した場合、次回 Caché を再起動したときに、変更内容が自動的に適用されます。

その他

磁気テープ、ターミナル、またはシーケンシャル・ファイル以外のデバイス・タイプに対する WRITE コマンドの既定。OPEN コマンドまたは USE コマンドに空間の引数が含まれない場合、Caché はこのデバイス・タイプの既定を使用します。^%X364 は、磁気テープ、ターミナル、またはシーケンシャル・ファイル以外のデバイス・タイプの既定の空間です。この既定値を使用することも、必要に応じて再設定することもできます。"Caché 入出力デバイス・ガイド" の “ニーモニック空間によるデバイス制御” の章を参照してください。

この設定を編集した場合、次回 Caché を再起動したときに、変更内容が自動的に適用されます。

ターミナル

ターミナル・デバイスに対する WRITE コマンドの既定。OPEN コマンドまたは USE コマンドに空間の引数が含まれない場合、Caché はこのデバイス・タイプの既定を使用します。^%X364 は、ターミナルの既定の空間です。この既定値を使用することも、必要に応じて再設定することもできます。"Caché 入出力デバイス・ガイド" の “ニーモニック空間によるデバイス制御” の章を参照してください。

この設定を編集した場合、次回 Caché を再起動したときに、変更内容が自動的に適用されます。

Telnet 設定

Caché Telnet 設定は、インターシステムズが Telnet サーバを提供している Windows 構成にのみ適用されます。これらの設定は、Telnet がオペレーティング・システム・ベンダから提供されている UNIX®、Linux、および OpenVMS の構成には適用されません。

[Telnet 設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [デバイス設定] > [Telnet 設定]) には、以下の設定が含まれています。

DNS 検索

オンまたはオフ。この設定では、接続を処理するために作成された Caché プロセスにアドレスを渡す前に、Telnet デーモンでのクライアント・アドレスの DNS 検索を有効、または無効にします。これにより、Caché プロセスの $IO と $ZIO によって返されるクライアント・アドレスの形式が決まります。オンの場合、クライアント・アドレスの DNS 検索が実行され、クライアント名が Caché に渡されます。オフの場合、DNS 検索が実行されないため、クライアント・アドレスはドットを区切られた 10 進表記で指定します。既定値は True です。

DNS サーバが利用できない場合は、ログインに時間がかかるため、DNS サーバで検索を実行できない場合は、DNS 検索を無効にする必要があります。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

Telnet ポート番号

Telnet 接続の TCP/IP ポート番号。既定のポート番号は 23 です。複数の Caché 構成を同じホストで同時に実行する場合は、実行する構成ごとに異なる Telnet ポート番号を指定する必要があります。クライアントは、Telnet をクライアント・システムで起動する場合、ポート番号を指定することによって、既定値以外のポート番号を使用した構成を実行できます。Telnet は、SSL を使用するかどうかにかかわらず任意のポートで構成でき、ポート 992 を使用する必要はありません。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

モニタ設定

[モニタ設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [追加設定] > [モニタ]) には、以下の設定が含まれています。

システム開始時に Patrol を開始する

[はい] を選択すると、Caché が起動したときに自動的に PATROL への接続が開始されます。既定の設定は [いいえ] です。この設定を編集した場合、Caché 側の PATROL インタフェースは即座に停止した後に開始します。詳細は、"Caché 監視ガイド" の付録 "BMC PATROL を使用した Caché の監視" を参照してください。

Patrol モニタする上位プロセス

PATROL コンソールの [プロセスの状態] ウィンドウに表示されるプロセスの数。このウィンドウには、グローバルまたはルーチン動作別にソートされたトップ・プロセスが表示されます。プロセスの既定の数は 20 です。値を 0 に設定すると、PATROL ユーティリティはトップ・プロセスの計算を停止し、多数のプロセスを実行するシステムの負荷を減らします。有効なプロセス数は 1 ~ 10000 の範囲です。

Patrol 表示モード

監視するデータを PATROL コンソールで表示する方法を制御します。既定のオプションは Total です。オプションは以下のとおりです。

  • Total は、収集を開始してからの合計カウントを表示します。

  • Delta は、最後の収集時のカウントを表示します。

  • Rate は、1 秒あたりの計算されたカウントを表示します。

Patrol の収集期間の秒数

Caché がデータを収集し、そのデータを PATROL で利用可能にした後、次に同じ動作を実行するまでの秒数。既定は 30 秒で、有効な秒数は、1 ~ 900 秒です。

システム開始時に SNMP エージェントを開始する

SNMP 監視を有効にするには、この設定で [はい] を選択します。また、システム, セキュリティ管理, サービス ページで %Service_Monitor を有効にしておく必要もあります。詳細は、"Caché 監視ガイド" の "SNMP を使用した Caché の監視" を参照してください。

WMI 有効

Caché の情報の収集に WMI を使用するには、[はい] を選択します。Caché 監視サービスも有効にする必要があります。詳細は、"Caché 監視ガイド" の "WMI を使用した Caché の監視" を参照してください。

各国言語の設定

[各国言語の設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [各国言語の設定]) には、以下の設定が含まれています。

詳細は、"Caché システム管理ガイド" の "NLS 設定の構成" を参照してください。

ロケール定義

[ロケール定義] ページ ([システム管理] > [構成] > [各国言語の設定] > [ロケール定義]) には、以下の設定が含まれています。

ロケール定義
  • [検証] - 検証が正常に実行されたことを示すメッセージ、または検証が正常に実行されなかったときには該当するエラー・メッセージが表示されます。

  • [コピー] - コピーを作成するロケール名を入力します。新しいロケール名には、y で始まり、8 または w で終わる 4 文字を使用する必要があります。既定の説明は、Copy of %locale です。ここで %locale は、選択したロケール名です。

  • [エクスポート] - エクスポート先のファイル名を入力します。これは .xml ファイルである必要があります。既定の名前は、loc_%locale.xml です。ここで %locale は、選択したロケールです。

  • [インストール] - インストールするロケールとして、現在のロケールとは異なるものを選択します。初期の検証が実行されます。検証が失敗すると、エラー・メッセージが表示されます。検証が正常に実行されたときは、[はい - 今インストールします] を選択します。警告が表示されただけの場合は、ロケールをインストールできます。

  • [テーブルのロード] - テーブル・タイプを選択します。次に、そのタイプを選択した後で生成されたリストからテーブル名を選択します。ここで、[OK] を選択できます。

  • [削除] - 選択したロケールが現在のロケールのときは無効になっています。別のロケールを選択すると、確認メッセージが表示されます。削除を中止するには、[キャンセル] を選択できます。

選択したロケールの詳細を表示および編集するには、[プロパティ] を選択します。次のページには、カテゴリにグループ分けされたロケールのプロパティが表示されます。カテゴリごとにフィールドを編集して、[保存] を選択することも、ページの上部にある [戻る] を選択して、行った編集をキャンセルし、[ロケールプロパティ] ページに戻ることもできます。プロパティは次のテーブルに分類されます。

  • 基本のプロパティ

  • 日付、時刻、および数値の形式

  • [内部テーブル] - 内部テーブルを編集するときには次の 2 つのオプションがあります。

    • [テーブル編集] - 項目を選択することにより、リスト・ボックスからテーブルを選択または削除できます。または、項目を選択してから [>] ボタンまたは [<] ボタンを選択することにより、該当するリストからその項目を移動させることもできます。

      1 つ以上のエントリが必要なテーブルには、アスタリスク (*) が付いています。その他のテーブルは空のままにしておけます。

    • [デフォルト編集] - [内部テーブル] カテゴリの [テーブル編集] 機能に入力する値から既定の値を選択できます。

  • [入出力テーブル] - このカテゴリの編集を選択すると、テーブルの編集、追加、および削除を実行できます。

    • テーブルを編集するには、最初のリストからテーブルを選択します。下のボックスにテーブル名が表示されます。値を変更して、[保存] を選択します。

    • テーブルを削除するには、最初のリストからテーブルを選択します。下のボックスにテーブル名が表示されます。[削除] を選択します。削除に対して [キャンセル] または [OK] を選択できる確認ボックスが表示されます。

    • テーブルを追加するには、[追加] を選択します。下のボックスの [テーブル] フィールドが有効になり、[削除] オプションが無効になります。テーブル名を入力して、[出力先] フィールドと [入力元] フィールドに入力します。

    更新をすべて完了したら、[保存] を選択します。正常に保存されると、更新したリストが表示されます。正常に保存されなかった場合は、該当するエラー・メッセージが表示されます。

  • 入出力既定値

  • 文字列

ロケールまたはテーブルのインポート

[ロケールのインポート] ページ ([システム管理] > [構成] > [各国言語の設定] > [ロケールまたはテーブルのインポート]) には、以下の設定が含まれています。

ロケールのインポート
  1. [インポート・タイプ] を選択します。[ロケール] が既定値です。

  2. ファイル名を入力し、[OK] を選択します。有効なファイル拡張子は、.xml.goq のみです。

  3. インポートされたロケール数、テーブル数、サブテーブル数を示すメッセージが表示されます。

ソース・コントロール設定

[ソースコントロール設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [追加設定] > [ソースコントロール]) には、以下の設定が含まれています。ソース・コントロールの詳細は、"インターシステムズの開発環境の使用 — Atelier およびスタジオ" の付録 "スタジオのソース・コントロール・フックの使用法" を参照してください。

NAMESPACES
  1. ネームスペースのソース・コントロールを設定するには、ネームスペースを選択します。

  2. ソース・コントロール・クラスを選択して、[OK] を選択します。

SQL およびオブジェクトの設定

[SQL およびオブジェクトの設定] メニュー ([システム管理] > [構成] > [SQL およびオブジェクトの設定]) には、以下の設定が含まれています。

一般 SQL 設定

[一般 SQL 設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [SQL およびオブジェクトの設定] > [一般 SQL 設定]) には、以下の設定が含まれています。

チェック・ボックスを選択すると [はい] の値が設定されて、チェック・ボックスをクリアすると [いいえ] の値が設定されます。構成オプションを 1 つでも設定した場合は、[一般SQL設定] ラベルの後ろにアスタリスクが表示されます。これは、変更が行われたが、まだ保存されていないことを示します。構成の変更を有効にするには、[保存] ボタンをクリックする必要があります。

Caché は、以下の SQL 構成設定をサポートしています。これらの構成設定は、[一般SQL設定] タブでグループ分けされ、アルファベット順にリストされます。

このオプションの多くは、$SYSTEM.SQL.CurrentSettings()Opens in a new tab メソッドを呼び出しても表示できます。

SQL システム・データ型とユーザ・データ型は、[システム管理] > [構成] > [SQL およびオブジェクトの設定] から [システム定義DDLマッピング] または [ユーザ定義DDLマッピング] を選択しても管理できます。

SQL タブ

すべてのクラス・クエリをストアド・プロシージャとして投影 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合は、クエリの SqlProc 値に関係なく、すべての SQL クラス・クエリが SQL ストアド・プロシージャとして投影されます。[いいえ] の場合は、SqlProc=TRUE の SQL クラス・クエリのみが SQL ストアド・プロシージャとして投影されます。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetQueryProcedures()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

SQL 文で外部関数の使用を許可 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、ODBC、JDBC、およびダイナミック・クエリを介して外部関数を SQL 文で使用できます。既定は [いいえ] です。このオプションを変更すると、すべてのネームスペース内のすべてのクエリ・キャッシュが削除されます。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetAllowExtrinsicFunctions()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"SELECT コマンド" を参照してください。

クエリ・キャッシュ - ソース保存 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、ダイナミック SQL を介して作成されたクエリ・キャッシュのルーチンのソース・コード (.MAC と .INT) は保存されます。[いいえ] の場合は、ソース・コードは保存されません。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetCachedQuerySaveSource()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

デフォルト SQL スキーマ名 :

既定のスキーマ名を定義する文字列。最大文字列長は 128 文字です。既定文字列は、SQLUser です。既定のスキーマ名が使用されるのは、未修飾のテーブル名が SQL 文で出現し、#import 文が指定されていない場合です。この設定は、SQL スキーマ名とクラス・パッケージ名間のマッピングとは関係ありません。既定のスキーマ名を指定するだけです。既定のスキーマ名として _CURRENT_USER を指定した場合、既定のスキーマ名は現在ログインしているプロセスのユーザ名になり、プロセスがログインしていない場合は、SQLUser が既定のスキーマ名になります。既定のスキーマ名として _CURRENT_USER/name (name は任意に選択した文字列) を指定した場合、既定のスキーマ名は現在ログインしているプロセスのユーザ名になり、プロセスがログインしていない場合は、name が既定のスキーマ名として使用されます。 例えば、_CURRENT_USER/HMO は、プロセスがログインしていないときは既定のスキーマ名として HMO を使用します。このオプションを変更すると、すべてのネームスペース内のすべてのクエリ・キャッシュが削除されます。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDefaultSchema()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"CREATE TABLE" コマンドおよび "CREATE VIEW" コマンドを参照してください。

GETDATE()、CURRENT_TIME、および CURRENT_TIMESTAMP の既定の時間精度 :

SQL スカラ関数の GETDATEGETUTCDATECURRENT_TIME、および CURRENT_TIMESTAMP によって返される、時刻コンポーネントの値の既定の時間精度。精度は、時刻値の秒の小数部に使用できる精度の小数桁数で表されます。既定値は 0 です。0 の場合、時刻値に秒の小数部は返されません。値は 0 ~ 9 桁の精度の範囲で設定します。実際の時刻は、プラットフォームによって異なります。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDefaultTimePrecision()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"SET OPTION" コマンドを参照してください。

識別子変換 - 変換元 :

DDL 識別子変換マッピングの "変換元" リストを指定する文字列。最大文字列長は 256 文字です。既定値は以下のとおりです。

~ `!@#$%^&*()_+-=[]\{}|;':",./<>?

これらのマッピングによって、SQL 識別子をオブジェクト識別子に変換する場合に、有効な SQL 識別子文字のフィルタ処理や変更が行われます。DDL 実行時に SQL 識別子をオブジェクト識別子に変換する場合、“変換元” 文字列の文字は、“変換先” 文字列の文字に変換されます。"識別子変換 – 変換先" を参照してください。詳細は、"Caché SQL の使用法" の “識別子” の章を参照してください。

“変換先” の文字列は、DDL 識別子変換マッピング用の “変換先” リストを指定します。最大文字列長は 256 文字です。既定値は空文字列です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLIdentifierTranslations()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

識別子変換 - 変換先 :

DDL 識別子変換マッピングの “変換先” リストを指定する文字列。最大文字列長は 256 文字です。既定値は空文字列です。"識別子変換 – 変換元" を参照してください。詳細は、"Caché SQL の使用法" の “識別子” の章を参照してください。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLIdentifierTranslations()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

ロックしきい値 :

1 つのトランザクション内で 1 つのテーブルに対して実行された挿入、更新、および削除の数がこの数に達すると、テーブルレベル・ロックがトリガされます。例えば、ロックしきい値が 1000 の場合に、プロセスがトランザクションを開始してから 2000 行を挿入したとします。1001 番目の行を挿入したとき、そのプロセスは、引き続き個々の行をロックするのではなく、テーブルレベルのロックを取得しようとします。これにより、ロック・テーブルが一杯になるのを防ぐことができます。SQL ロックしきい値は任意の整数を指定できます。既定値は 1000 です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetLockThreshold()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

この値を変更して保存すると、開始される新しいプロセスは新しい設定になります。

詳細は、"DELETE" コマンド、"INSERT" コマンド、"TRUNCATE TABLE" コマンドおよび "UPDATE" コマンドを参照してください。

ロック・タイムアウト (秒) :

SQL 文の実行時に実行される Caché ロックのロック・タイムアウト時間。既定値は 10 秒です。秒数は 0 ~ 32767 の範囲 (最長 9 時間) で設定します。このオプションの変更は、新規プロセスのみに適用され、既存のプロセスには適用されません。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetLockTimeout()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"SET OPTION" コマンドを参照してください。

INSERT、UPDATE、DALETE の外部キーについて参照整合性チェックを実行する :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、システムでは INSERT、UPDATE、DELETE、および TRUNCATE TABLE の操作の外部キー制約が検証されます。[いいえ] の場合、Caché では外部キー制約の検証は行われません。既定は [はい] です。このオプションの変更は、新規プロセスのみに適用され、既存のプロセスには適用されません。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetFilerRefIntegrity()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"DELETE" コマンド、"INSERT" コマンド、"TRUNCATE TABLE" コマンドおよび "UPDATE" コマンドを参照してください。

.INT コード内で SQL 文をコメントとして残す :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、埋め込み SQL 文は、ルーチンの .INT コードのコメントとして保持されます。既定は [はい] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetRetainSQL()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

SQL セキュリティ有効 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、すべての Caché SQL セキュリティが有効になります。これは、特権ベースのテーブルやビュー、プロシージャのセキュリティがアクティブであることを意味します。ユーザは特権が付与されているテーブルやビューのみでアクションを実行できます。[いいえ] の場合、SQL セキュリティは無効になります。これは、特権ベースのテーブルやビュー、プロシージャのセキュリティが抑制されていることを意味します。ユーザは特権が付与されていなくても、テーブルやビューでアクションを実行できます。既定は [はい] です。このオプションの変更は、新規プロセスのみに適用され、既存のプロセスには適用されません。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetSQLSecurity()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"GRANT"、"CREATE TABLE"、および "CREATE VIEW" コマンドを参照してください。

SQL SELECT は ECP キャッシュと同期化 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、エンタープライズ・キャッシュ・プロトコルを使用する Caché の実装ではクエリ結果を同期化することができます。ECP は分散データ・キャッシュ・アーキテクチャであり、異種のサーバ・システムで構成されるネットワークに分散されるデータとロックを管理します。[はい] の場合、SELECT 文が実行されるたびに、Caché ではデータベース・サーバへの ECP 要求すべての保留が強制されます。これが完了すると、クライアント・キャッシュの同期が保証されます。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetECPSync()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"Caché SQL の使用法" の “データベースの問い合わせ” の章にある "クエリと ECP" を参照してください。

区切り識別子をサポート :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、二重引用符で区切られた文字列 ("My String") は、SQL 文の区切り識別子と見なされます。[いいえ] の場合、二重引用符で区切られた文字列 ("My String") は、文字列定数またはリテラル文字列と見なされます。既定は [はい] です。このオプションを変更すると、すべてのネームスペース内のすべてのクエリ・キャッシュが削除されます。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDelimitedIdentifiers()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"SET OPTION" コマンドを参照してください。区切り識別子の詳細は、"Caché SQL の使用法" の “識別子” の章を参照してください。

TCP キープ・アライブ間隔 (秒単位) :

TCP 接続を保持する秒数を指定する整数。有効値は、1 ~ 432000 の範囲 (432,000 秒は 5 日) です。既定値は 300 です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetTCPKeepAlive()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"Caché 入出力デバイス・ガイド" の "TCP クライアント/サーバ通信" の章を参照してください。

DDL タブ

既存キーに対して DDL の Create Primary Key を許可 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、テーブルに主キー制約が既に存在しても、DDL を介してそのテーブルに主キー制約を作成できます。[いいえ] の場合は、上記の操作を実行すると、エラー・コードが返されます。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLNo307()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"CREATE TABLE" コマンドおよび "ALTER TABLE" コマンドを参照してください。

外部キーが存在する時に DDL ADD 外部キー制約を許可する :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、同じ名前が存在しても、DDL を介して外部キーを追加できます。[いいえ] の場合は、上記の操作を実行すると、エラー・コードが返されます。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLNo311()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"ALTER TABLE" コマンドを参照してください。

既存インデックスに対して DDL CREATE INDEX を許可 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、同じ名前が存在しても、DDL を介してインデックスを作成できます。[いいえ] の場合は、上記の操作を実行すると、エラー・コードが返されます。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLNo324()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"CREATE INDEX" コマンドを参照してください。

既存テーブルに対して DDL CREATE TABLE または CREATE VIEW を許可 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、同じ名前が存在しても、DDL を介してテーブルを作成または表示できます。[いいえ] の場合は、上記の操作を実行すると、エラー・コードが返されます。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLNo201()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"CREATE TABLE" コマンドおよび "CREATE VIEW" コマンドを参照してください。

存在しないインデックスに対してDDLのDROPを許可 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、同じ名前のインデックスが存在しなくても、DDL を介してインデックスを削除できます。[いいえ] の場合は、上記の操作を実行すると、エラー・コードが返されます。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLNo333()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"DROP INDEX" コマンドを参照してください。

存在しないテーブルまたはビューの DDL DROP を許可する :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、指定した名前のインデックスが存在しなくても、DDL を介してテーブル定義をドロップ (削除) できます。[いいえ] の場合は、上記の操作を実行すると、エラー・コードが返されます。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLNo30()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"DROP TABLE" コマンドおよび "DROP VIEW" コマンドを参照してください。

存在しない制約に対して DDL の DROP を許可 :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、同じ名前の制約が存在しなくても、DDL を介してフィールドの制約を削除できます。[いいえ] の場合は、上記の操作を実行すると、エラー・コードが返されます。既定は [いいえ] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLNo315()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"ALTER TABLE" コマンドを参照してください。

DDL により作成されたプライマリキーがIDキーかどうか? :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、DDL を介して主キー制約が指定された場合、その主キー制約はクラス定義の IDKey インデックスになりません。[いいえ] の場合、DDL を介して指定された主キー制約は、クラス定義の IDKey インデックスになります。この場合、通常パフォーマンスが向上しますが、主キーのフィールドを更新できなくなります。既定は [はい] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLPKeyNotIDKey()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"SET OPTION" コマンド、"CREATE TABLE" コマンドおよび "ALTER TABLE" コマンドを参照してください。

DDL の DROP TABLE がテーブルのデータを削除するかどうか? :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、DROP TABLE 文でテーブルのデータが削除されます。[いいえ] の場合、テーブルは削除されますが、データは削除されません。既定は [はい] です。このオプションは $SYSTEM.SQL.SetDDLDropTabDelData()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、"DROP TABLE" コマンドを参照してください。

最適化タブ

最適化ヒント (%) のオプションでは、個別のクエリにこれらの最適化ヒント・キーワードが含まれているかどうかにかかわらず、指定された最適化動作をシステム全体のすべてのクエリに対して設定します。個別のクエリ内の対応するキーワードは許可されますが、必須ではありません。これらのシステム全体のオプションは、SET ^%SYS("HINT","keyword")=val を使用して設定することもできます。例えば、SET ^%SYS("HINT","%NOUNIONOROPT")=1 のようにします。このようにして設定されたシステム全体のヒントは、管理ポータルのチェック・ボックスに反映されます (F5 キーを押して管理ポータルの表示を更新する必要がある場合があります)。

DISTINCT の最適化を有効にする :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、インデックスの効果的な使用により (可能な場合)、DISTINCT および GROUP BY を含んだ SQL クエリを実行するときの効率が向上します。ただし、このような最適化されたクエリによって返される値は、インデックス内に格納されるときと同じ方法で照合されます。このため、このクエリの結果はすべて大文字になることがあります。これは、大文字と小文字を区別するアプリケーションに影響する場合があります。既定は [はい] です。このオプションは SetFastDistinct()Opens in a new tab メソッドを使用しても設定できます。

詳細は、SELECT 文の "GROUP BY" 節および "DISTINCT" 節を参照してください。

BIAS_QUERIES_AS_OUTLIER :

[はい] または [いいえ]。この構成オプションは使用しないでください。このチェック・ボックスのチェックは外したままにします。異常値の選択性の詳細は、"Caché SQL 最適化ガイド" の “テーブルの最適化” の章の "テーブルのチューニング" を参照してください。

%ALLINDEX :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、システム全体のすべての SQL クエリで、クエリ結合順で最初のテーブルに対して何らかの利点をもたらすインデックスがすべて使用されます。[いいえ] の場合、オプティマイザは、有用性が非常に高いと判断したインデックスのみを使用します。既定は [いいえ] です。条件レベル・ヒント %NOINDEX を使用して、特定のクエリで特定の条件について %ALLINDEX に対する例外を指定できます。詳細は、SELECT 文の "FROM" 節を参照してください。

%NOFLATTEN :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、システム全体のすべての SQL クエリは、サブクエリの平坦化を継承します。既定は [いいえ] です。詳細は、SELECT 文の "FROM" 節を参照してください。

%NOMERGE :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、システム全体のすべての SQL クエリは、サブクエリのビューへの変換を継承します。既定は [いいえ] です。詳細は、SELECT 文の "FROM" 節を参照してください。

%NOSVSO :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、システム全体のすべての SQL クエリは、集合値サブクエリの最適化 (SVSO) を継承します。既定は [いいえ] です。詳細は、SELECT 文の "FROM" 節を参照してください。

%NOTOPOPT :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、システム全体のすべての SQL クエリは、TOP を ORDER BY と共に使用した自動最適化を無効化します。既定は [いいえ] です。詳細は、SELECT 文の "FROM" 節を参照してください。

%NOUNIONOROPT :

[はい] または [いいえ]。[はい] の場合、システム全体のすべての SQL クエリでは、複数の OR 条件に対しておよび UNION クエリ式に対するサブクエリに対して適用される自動最適化が無効化されます。既定は [いいえ] です。詳細は、SELECT 文の "FROM" 節を参照してください。

TSQL 互換性設定

[TSQL 互換性設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [SQL およびオブジェクトの設定] > [TSQL 互換性設定]) には、以下の設定が含まれています。

DIALECT :

DIALECT 構成オプションでは、Transact-SQL 言語を選択できます。選択可能なオプションは Sybase および MSSQL です。既定値は Sybase です。

ANSI-NULLS :

NULL 値に対する比較で True と False のいずれが返されるかを指定します。

ON = NULL 値に対する比較はすべて不明と評価されます。

例 : Age = NULL は False を返します。NULL は不明です。このため Age = Unknown の場合は、偽/不明になります。

OFF = 両方の値が NULL の場合、非 Unicode 値の NULL 値に対する比較は、True と評価されます。

例 : Age に対して NULL の値の場合、Age = NULL は True を返します。

CASSEINSCOMPARE :

CASEINSCOMPARE 設定では、'A'='a' のように大文字と小文字を区別せずに、同様に比較します。このフラグを設定すると、比較演算子 = または <> を使用した演算では、ほとんどのコンテキストで大文字と小文字が区別されなくなります。 ただし、次の場合は大文字と小文字が区別されます。

  • JOIN で比較条件が ON のとき。

  • いずれかのオペランドがサブクエリのとき。

Caché SQL では上記の場合に %SQLUPPER 演算子を受け付けないため、これらは例外になっています。

次の ObjectScript コマンドを使用すると、システム全体で CASEINSCOMPARE をアクティブ (=1) または非アクティブ (=0) に設定できます。

  SET ^%sys("tsql","CASEINSCOMPARE")=1
QUOTED_IDENTIFIER :

QUOTED_IDENTIFIER 構成オプションにより、引用符で囲まれた識別子をサポートするかどうかを選択できます。既定はオフ (サポートしない) です。

ISQL 互換性設定

[ISQL 互換性設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [SQL およびオブジェクトの設定] > [ISQL 互換性設定]) には、以下の設定が含まれています。

区切り識別子をサポート :

[はい] - すべての ISQL 識別子が標準の識別子として作成されます。

[いいえ] - すべての ISQL 識別子が区切り識別子として作成されます。

トレース・コード生成 :

[はい] - セッションの際にトレース・コードが生成されます。

[いいえ] - セッションの際にトレース・コードは生成されません。

結果セットとしてストアド・プロシージャ呼び出しの結果を返す :

[はい] - ストアド・プロシージャ呼び出しの結果を結果セットとして返します。

[いいえ] -

予約語接頭語 :

列名が SQL 予約語と競合する場合、列名に接頭語を追加するように指定します。

FileMan 変換設定

[FileMan 変換設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [SQL およびオブジェクトの設定] > [FileMan 変換設定]) には、以下の設定が含まれています。これらの設定では、FileMan データ構造から InterSystems クラス定義への変換方法が定義されます。

作成したクラスの所有者 :

設定で指定した値を使用して、クラスのそれぞれにクラス・キーワード Owner が作成されます。既定値は、$Username の現在の値です。クラスの owner には、そのクラスによって投影されるすべての SQL オブジェクト (テーブル、ビュー、ストアド・プロシージャ) に対するすべての SQL 特権が付与されます。所有者は、投影されたテーブル、ビュー、およびプロシージャに対する、文の挿入、更新、削除、および実行の操作が可能です。

クラスを作成するパッケージの名前 :

クラスを作成するパッケージの名前。

Note:

既に別のパッケージにクラスがマッピングされている場合、新しいパッケージにその FileMan ファイルを再びマッピングしても、古いクラスは自動的には削除されません。

スーパークラス :

マッピングされた各クラスが拡張される、コンマで区切られた複数のクラスの文字列。

ファイル名と番号に基づくテーブル名形式 :

生成されるテーブル名の形式を指定します。この設定では、テーブル名への使用が有効な任意の文字と共に以下のキーワードを使用する文字列を指定します。

  • <FILENAME> — FileMan ファイルの名前に置換されます。

  • <FILENUMBER> — ファイル番号に置換されます。

<FILENAME> を使用する場合、ファイル番号の小数点以下の桁の文字は、アンダースコア文字に変換されます。

[ファイル名と番号に基づく子テーブル名形式] の例を参照してください。

ファイル名と番号に基づく子テーブル名形式 :

生成される子テーブル名の形式を指定します。この設定では、テーブル名への使用が有効な任意の文字と共に以下のキーワードを使用する文字列を指定します。

  • <FILENAME> — FileMan ファイルの名前に置換されます。

  • <FILENUMBER> — ファイル番号に置換されます。

  • <PARFILENAME> — 親ファイルの名前に置換されます。

  • <PARFILENUMBER> — 親ファイルのファイル番号に置換されます。

<FILENAME> または <PARFILENUMBER> を使用する場合、ファイル番号の小数点以下の桁の文字は、アンダースコア文字に変換されます。

この設定の例は以下のとおりです。

  • SUB_<FILENAME> — この例で、子テーブルのテーブル名は SUB_ にファイルの名前が続く文字列になります。例 : SUB_ACCESSIBLE_FILE

  • f<PARFILENUMBER>c<FILENUMBER> — この例で、子テーブルのテーブル名は f、親ファイルの番号、c、このファイルの番号の順に構成される文字列になります。例 : f200c200_032

  • <FILENAME> — この例で、子テーブル名はファイル名と同じになります。

FileMan Date フィールドに使用するデータ型 :

FileMan DATE フィールドのマッピングに使用するデータ型を指定します。既定は、%Library.FilemanDateOpens in a new tab です。

FileMan DateTime フィールドに使用するデータ型 :

FileMan DATE/TIME フィールドのマッピングに使用するデータ型を指定します。既定は、%Library.FilemanTimeStampOpens in a new tab です。

ポインタの拡張

ユーティリティで、ポインタ・フィールドを拡張する追加計算プロパティを作成するかどうかを指定します。

作成を指定した場合、ポインタ・フィールドを拡張し、参照先ファイルの NAME (.01) フィールドと等しい計算プロパティが、ユーティリティによって作成されます。

拡張マッピング :

拡張マッピングに使用するため、マップ定義のグローバル名に挿入する文字列を指定します。例えば、["SD"] を指定した場合、グローバルは ^LR(...) ではなく、^["SD"]LR(...) とマッピングされます。

これは、拡張グローバル・マッピングに使用可能な任意の有効文字列を使用でき、[...] または |...| の括弧で囲む必要があります。

IEN フィールドの名前 :

IEN フィールドの名前を指定します。既定値は IEN です。

クラスを保持

既にクラスが存在している場合に、クラス全体を再作成するかどうかを指定します。

  • [いいえ] - ユーティリティによってクラスが削除され、再作成されます。これによりクラスに対する SQL 特権およびすべてのアドオンが失われることになります。

  • [はい] - ユーティリティによって、クラス全体ではなく、プロパティ、ストレージ、インデックス、外部キーなどが再作成されます。

反復 :

サブファイルおよびポインタもマッピングするかどうかを制御します。

  • [反復なし] - このファイルのみがマッピングされます。サブファイルやポインタはマッピングされません。

  • [部分反復] - ファイルが 1 レベルのサブファイルおよびポインタと共にマッピングされます。

  • [完全反復] - ファイルがすべてのサブファイルおよびポインタと共にマッピングされます。これが既定値です。

ワード・プロセッシング・フィールドの変換 :

ワード・プロセッシング・フィールドのマッピング方法を指定します。[子テーブルとして変換]、または [リスト・コレクションとして変換] のいずれかを選択します。

読み取り専用ログ・ファイル :

生成されたクラスを読み取り専用にするかどうかを指定します。

クラスのコンパイル :

クラスを作成後にコンパイルするかどうかを指定します。

コンパイル・フラグ :

任意のクラス・コンパイラ修飾子、およびフラグを指定します。既定値は /display=all/lock=0 です。

削除フラグ :

任意の削除修飾子、およびフラグを指定します。既定値は /display=all です。

結果の表示 :

結果の表示方法を制御します。[画面表示なし][最小画面表示][全画面表示] のいずれかに設定します。

システム定義 DDL マッピング

[システム定義DDLマッピング] ページ ([システム管理] > [構成] > [SQL およびオブジェクトの設定] > [システム定義DDLマッピング]) には、以下の設定が含まれています。

システム定義 DDL マッピング

システム定義データ型記述のコレクション。各記述により、SQL データ型を Caché で相当するものとマッピングします。詳細は、"UserDataTypes" を参照してください。

—構成フィールド—
構成フィールド

[キー] - SQL データ型の名前と使用可能な引数。

[値] - Caché で相当するもの。引数の制約も含まれます。

ユーザ定義 DDL マッピング

[ユーザ定義DDLマッピング] ページ ([システム管理] > [構成] > [SQL およびオブジェクトの設定] > [ユーザ定義DDLマッピング]) には、以下の設定が含まれています。

ユーザ定義 DDL マッピング

ユーザ定義データ型記述のコレクション。各記述により、SQL データ型を Caché で相当するものとマッピングします。詳細は、"SystemDataTypes" を参照してください。

—構成フィールド—
構成フィールド

[キー] - SQL データ型の名前と使用可能な引数。

[値] - Caché で相当するもの。引数の制約も含まれます。

起動の設定

[開始設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [追加設定] > [開始]) には、以下の設定が含まれています。

CallinHalt

True または False。True の場合、Caché は、外部プログラムが CALLIN を終了するたびに、CALLIN^%ZSTOP ルーチン・エントリを実行します。既定値は True です。

CallinStart

True または False。True の場合、Caché は、外部プログラムが CALLIN を起動するたびに、CALLIN^%ZSTART ルーチン・エントリを実行します。既定値は True です。

CliSysName

ローカル・システムのノード名。値 n は、以下のように多くの目的に使用します。

  • サーバがクライアントを識別できるように、ECP のネットワーク・サーバに送信されるノード名。

  • 一意の $JOB 値のノード名。この値は、$JOB を使用して、ネットワーク接続された複数のシステムからアクセスされるグローバルのインデックスを作成する際に役立ちます。

  • 特定の形式を持った $SYSTEM 関数では、Caché インスタンス名と連結されたこのノード名を nodename:instancename として返します。この連結された文字列は、監査ファイルに記録されます。

既定では空白です。名前を指定しない場合、Caché はコンピュータの設定を読み取り、そのコンピュータの “ホスト名” をクライアントのノード名として使用します。最大長は 64 文字です。

DBSizesAllowed

データベース作成画面への入力が可能なデータベース・ブロック・サイズ (1024 の倍数) のコンマで区切られたリスト。既定値は 8192 です (このチェック・ボックスのチェックを外すことはできません)。例:8192,16384データベースのブロック・サイズを選択したら、選択したブロック・サイズのグローバル・バッファを作成し、データベース作成を有効化するために、"Caché システム管理ガイド" の “Caché の構成” の章にある "メモリと開始設定" の説明に従って、各ブロック・サイズに割り当てるメモリも構成する必要があります。使用中のアプリケーションに適切なデータベースのブロック/グローバル・バッファのサイズを選択する際の指針は、"Caché システム管理ガイド" の “Caché の構成” 章にある "ラージ・ブロック・サイズに関する考慮事項" を参照してください。

DefaultPortBindAddress

SuperServer を結合する IP アドレスを指定します。

ホスト・システムの IP アドレスのいずれかに設定します。SuperServer はそのアドレスに結合します。ホストの他の IP アドレスからの SuperServer ポートへの要求は、許可されません。これにより、SuperServer への接続をマルチホーム・ホストの 1 つのアドレスに制限できます。SuperServer は、Cache Direct、ODBC、JDBC、Cache Studio およびその他の接続テクノロジのクライアント接続を許可するプロセスです。このプロパティを設定しないと、SuperServer はホスト上のすべての IP アドレスからの要求を許可します。既定では、すべてのアドレスを許可します。

EnsembleAutoStart

Ensemble 専用。

True または False。True の場合は、Ensemble を起動すると、各 Ensemble ネームスペースで自動起動するように設定したプロダクションが起動します。問題のあるプロダクションに関するデバッグ状況を簡易化するには、この設定を False にすることで、プロダクションが起動することを防止できます。これが Ensemble システムでない場合は、このエントリは無視されます。既定値は True です。

この設定が Ensemble プロダクション設定とどのように連係して機能するのかの詳細は、"Ensemble プロダクションの管理" の “プロダクションの開始と停止” の章にある "プロダクションの自動起動" フィールドを参照してください。

ErrorPurge

^%ETN エラー・ハンドラのエラー・グローバルがパージとしてマークされるまでの日数。削除は、次回 Caché が起動したときに行われます。既定の日数は 30 日です。日数は 1 ~ 1000 の範囲で設定します。

この設定を編集した場合、次回 Caché を再起動したときに、変更内容が適用されます。

FIPSMode

True または False。True の場合、Caché は、Red Hat Enterprise Linux 6.6 (またはそれ以降のマイナー・バージョン) および Red Hat Enterprise Linux 7.1 (またはそれ以降のマイナー・バージョン) (x86-64) で FIPS 140–2 に準拠したデータベース暗号化用ライブラリを使用します。既定値は False です。詳細は、"Caché データベース暗号化の FIPS 140–2 準拠" の記事を参照してください。

IPv6

True または False。True の場合は、IPv6 (Internet Protocol Version 6) アドレスを使用した IPv6 ネットワークでシステムが運用されます。既定値は False です。

JobHalt

True または False。True の場合、Caché は、バックグラウンド・プロセスが終了するたびに、JOB^%ZSTOP ルーチン・エントリを実行します。既定値は True です。バックグラウンド・プロセスには、JOB コマンドを介して起動されるプロセスと、CSP、Caché Direct、ODBC、任意のオブジェクトの結合などのバックグラウンド・サーバ・プロセスとが含まれます。

JobServers

Caché で起動する JOB サーバの数。既定は 0 です。これは 0 ~ 1000000 の範囲で設定します。

多数の JOB サーバを実行すると、大量のメモリとプロセスを消費しますが、Caché ではシステム・レベルでプロセスを起動して初期化する必要がないため、ジョブ起動プロセスを高速化できます。

JOB サーバを使用するのが最も適しているのは、Job コマンドによってアプリケーションで一時的なプロセスが多数作成される場合です。このようなプロセスでは、オペレーティング・システムのプロセス作成オーバーヘッドがプロセスの実行コスト全体の大半を占めるため、JOB サーバを使用した方が効果的な場合があります。バックグラウンド・プロセスで大きなタスクを実行する場合は、JOB サーバを使用してもあまり効果はありません。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

JobStart

True または False。True の場合、Caché は、バックグラウンド・プロセスが起動するたびに、JOB^%ZSTART ルーチン・エントリを実行します。既定値は True です。バックグラウンド・プロセスには、JOB コマンドを介して起動されるプロセスと、CSP、Caché Direct、ODBC、任意のオブジェクトの結合などのバックグラウンド・サーバ・プロセスとが含まれます。

MaxCacheTempSizeAtStart

システム再起動時の CacheTemp データベースの最大サイズ (MB 単位)。システムの再起動時に、CacheTemp データベースはこのサイズに切り捨てられます。0 に設定すると、CacheTemp データベースは切り捨てられません。これは 0 ~ 1000000 の範囲で設定します。

MaxConsoleLogSize

Caché コンソール・ファイルの最大サイズ (MB 単位)。コンソール・ファイルは、Caché システム管理ディレクトリにある cconsole.log、または ConsoleFile 設定で指定する filename.log です。

MaxConsoleLogSize の現在の設定よりも少ない値 (MB) を入力すると、現在のコンソール・ログ・ファイルである filename.log が即座に、filename.old_Date へと名前が変更されます。システムにより、新規の filename.log が作成されます。新規のエントリは、新しく作成されたファイルに追加されます。

コンソール・ファイルが MaxConsoleLogSize で設定されたサイズより大きくなると、次回の実行時にタスク・マネージャの Purge errors and log files タスクが、名前の変更および filename.log の作成を実施します。

既定の ConsoleLogSize は 5 MB です。値は 1 ~ 500 MB の範囲で設定します。

ProcessHalt

True または False。True の場合、Caché は、ターミナル・ユーザがログアウトするたびに、LOGIN^%ZSTOP ルーチン・エントリを実行します。既定値は True です。

ProcessStart

True または False。True の場合、Caché は、ターミナル・ユーザがログインするたびに、LOGIN^%ZSTART ルーチン・エントリを実行します。既定値は True です。

ShutdownTimeout

タイムアウトになりシャットダウンされるまで、Caché がシャットダウンが正常に完了するのを待機する時間 (秒)。既定値は 300 秒 (5 分) です。範囲は 120 秒から最大で 100,000 秒までです。

この設定を編集した場合、次回 Caché を再起動したときに、変更内容が自動的に適用されます。

SystemHalt

True または False。True の場合、Caché は、シャットダウンするたびに、SYSTEM^%ZSTOP ルーチン・エントリを実行します。既定値は True です。

SystemStart

True または False。True の場合、Caché は、起動するたびに、SYSTEM^%ZSTART ルーチン・エントリを実行します。既定値は True です。

この設定を編集した場合、次回 Caché を再起動したときに、変更内容が自動的に適用されます。

TempDirectory

Caché の一時ファイルを格納するサブディレクトリの名前。この文字列は、相対パス名 (Caché インストール・ディレクトリの Mgr サブディレクトリの下にあるサブディレクトリ名) と見なされます。TempDirectory の既定値は次のとおりです。

Temp

これは、install-dir (Caché のインストール・ディレクトリ) の下の次の場所を指します。

install-dir\Mgr\Temp

TempDirectory に新しい値を設定すると、Caché インストール・ディレクトリの Mgr サブディレクトリの下に、この名前のサブディレクトリが作成されます。前の例では、Temp となっています。この新しいディレクトリが Caché の一時ディレクトリになります。

TerminalPrompt

システムで既定のターミナルのプロンプトを設定するための、コンマで区切られた値 (0 ~ 8) の文字列です。既定値は、8,2 です。

文字列内の値の順序は、プロンプトに表示される値の順序です。以下はその例です。

TerminalPrompt="2,1" 

これは、%SYS:HostName> という形式のターミナルのプロンプトになります。

  • 0 - プロンプトに ">" のみを使用します。

  • 1 - ホスト名。現在のシステム名ともいいます。コンピュータに割り当てられた名前です。例えば、LABLAPTOP> などです。これは、すべてのターミナルのプロセスで同じです。

  • 2 - ネームスペース名。例えば、%SYS> などです。現在のネームスペース名は $NAMESPACE 特殊変数に格納されます。このネームスペース名は、明示的でも暗黙的でもかまいません。

  • 3 - 構成名。システム・インストール名。例えば、CACHE2> などです。これは、すべてのターミナルのプロセスで同じです。

  • 4 - 現在の時刻。24 時間形式 (整数秒単位) のローカル時刻で示されます。例えば、15:59:36> などです。これは、プロンプトが返されたときの静的な時刻値になります。この値は、プロンプトごとに変わります。

  • 5 - pid。ターミナルのプロセス ID。例えば、2336> などです。これは、ターミナルのプロセスごとに異なります。この値は、$JOB 特殊変数から返すこともできます。

  • 6 - ユーザ名。例えば、fred> などです。これは、すべてのターミナルのプロセスで同じです。

  • 7 - 最後のコマンドを実行している経過時間 (秒.ミリ秒単位。.000495> など)。先頭および末尾のゼロは抑制されます。この値は、プロンプトごとに変わります。

  • 8 - トランザクション・レベル。例えば、TL1> などです。

WebServer

Caché の起動時にプライベート Web サーバを起動します。プライベート Web サーバの詳細は、"CSP ゲートウェイ構成ガイド" の "最小の Apache Web サーバまたはプライベート Web サーバ" を参照してください。

  • True - Caché の起動時にプライベート Web サーバが起動されます。

  • False - Caché の起動時にプライベート Web サーバが起動されません。

WebServerName

Caché ツールで使用するように構成される Web サーバの DNS 名または IP アドレス。例えば、スタジオをこの Caché システムに接続し、ユーザがスタジオから CSP テンプレートを実行するように要求した場合、この要求が送信される DNS 名または IP アドレスはこの WebServerName で識別されます。詳細は、"WebServerPort" を参照してください。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

WebServerPort

Web サーバのポート番号。この番号をゼロ以外の値に設定すると、Web サーバはそのポートで有効になります。この番号を 0 に設定すると、Web サーバは無効になります。標準の Caché インストールでは、57772 以上の未使用ポート番号を検索して最初に見つかったポート番号が Web サーバのポート番号に設定されます。OpenVMS 以外のシステムでは、Web サーバは Caché サーバと同じシステムで実行されます。OpenVMS システムの場合は、WebServerName が必要です。

この設定を編集した場合、変更内容を適用するには、Caché を再起動する必要があります。

WebServerURLPrefix

Caché インスタンス名です。これは Caché のインストール時に指定した名前です。リモート Web サーバを使用して 1 つ以上の Caché インスタンスにアクセスしている場合、Caché インスタンスごとに WebServerURLPrefix の値を設定する必要があります。

これは、1 つ以上の Caché インスタンスにアクセスするリモート Web サーバの設定に必要な手順の中の 1 つにすぎません。詳細は、"Caché システム管理ガイド" の “リモート・サーバへの接続” の章を参照してください。

ZSTU

True または False。True の場合、Caché では ^ZSTU ルーチンからユーザ定義の起動が実行されます。既定値は True です。

この設定を編集した場合、次回 Caché を再起動したときに、変更内容が自動的に適用されます。

タスク・マネージャの電子メール設定

[タスクマネージャの電子メール設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [追加設定] > [タスクマネージャの電子メール]) には、以下の設定が含まれています。詳細は、"Caché システム管理ガイド" の "タスク・マネージャの電子メール設定の構成" を参照してください。

SMTP サーバとポート

送信 SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) メール・サーバのアドレスとポート。

SSL 構成

SSL/TLS を使用して電子メールを暗号化する場合に使用する SSL 構成。インスタンスに SSL 構成がない場合、または新しい構成を作成する場合は、"Caché セキュリティ管理ガイド" の “Caché での SSL/TLS の使用法” の章にある "SSL/TLS 構成の作成または編集" を参照してください。SSL 構成を選択しないと、SSL/TLS は使用されません。

SMTP 認証ユーザとパスワード

SMTP サーバに対する SMTP 認証でのみ必要です。詳細は、"RFC 2554" を参照してください。エントリを入力しないと、SMTP のユーザ名とパスワードは NULL に設定されます。

送信者

SMTP サーバに対する SMTP 認証でのみ必要です。詳細は、"RFC 2554" を参照してください。

返信先

受信者が返信に使用する電子メール・アドレス。

成功時の件名

正常に実行されたタスクのメッセージの、フォーマットされた件名行。後述の "件名とメッセージのパラメータ" を参照してください。

成功時のメッセージ

タスクが正常に実行された後に送信される、フォーマットされたメッセージ。

失敗時の件名

実行に失敗したタスクのメッセージの、フォーマットされた件名行。

失敗時のメッセージ

タスクの実行に失敗した後に送信される、フォーマットされたメッセージ。

件名とメッセージのパラメータ

件名およびメッセージのテキスト・ボックスの情報は、Web ページの下部および以下のテーブルに示すタスク・パラメータを使用してフォーマットします。Web ページには、例も用意されています。

タスク・パラメータ 説明
ID タスクの ID
DESCRIPTION タスクの説明
NAME タスク名
LASTSTARTED タスクが最後に開始された時刻
LASTFINISHED タスクが最後に終了した時刻
SCHEDULED 予定されている最後の開始時刻
CURRENTDATE 電子メールが送信された日付
CURRENTTIME 電子メールが送信された時刻
STATUS タスクの返り値
TASKCLASS このタスクで使用されるタスク・クラス。例えば、データベース整合性チェック・タスクの場合は %SYS.Task.IntegrityCheckOpens in a new tab
ERROR タスクが正常に実行されなかった場合のエラー・コード
SUCCESS タスクが正常に実行された場合の完了メッセージ

Zen レポート

[システム管理] > [構成] > [Zen レポート] メニューには、以下の設定があります。

ZEN レポート・レンダリング・サーバ

[ZEN レポート・レンダリング・サーバ] ページ ([システム管理] > [構成] > [Zen レポート] > [レンダリング・サーバ]) には、以下の設定が含まれています。

新規 Zen レポート・サーバ
  • 名前 : レンダリング・サーバの一意の名前。

  • ポート : レンダリングするレポートを受信するためにレンダリング・サーバが使用する TCP ポート。

  • Ping ポート : ステータスのクエリ、シャットダウン要求など、他のすべての通信のためにレンダリング・サーバが使用する TCP ポート。

  • スレッド数 : レンダリング・サーバがマルチスレッドの Java を使用している場合、このフィールドは、レポートをレンダリングするためにレンダリング・サーバが使用するスレッド数を指定します。

  • Ping スレッド数 : レンダリング・サーバがマルチスレッドの Java を使用している場合、このフィールドは、その他の通信用にレンダリング・サーバが使用するスレッド数を指定します。

  • PDF レンダリング・ツール : Zen レポートの PDF レンダリングのためにレンダリング・サーバが使用するレンダリング・ツール。値 FOP は既定値で、Caché と共にインストールされている Apache FOP のバージョンを表します。RenderX XEP を選択した場合、XEP_HOME 環境変数を指定して、構成ファイル xep.xml の場所を指定する必要があります。

  • レンダリング・ツール構成ファイル : 組み込みの FOP レンダリング・ツールの構成情報を格納しているファイル。このフィールドには、既定のファイル名 C:\MyCache\fop\conf\fop.xconf が自動的に入力されます。このファイルは、組み込みの FOP に付属しています。これをカスタム・ファイルのテンプレートとして使用できます。ファイル C:\MyCache\fop\conf\fop.xconf_dist は、バックアップ・コピーです。別の構成ファイルを使用する場合、ここにファイル名を入力します。

    RenderX XEP PDF レンダリング・ツールを選択した場合、このフィールドはフォームに表示されません。XEP_HOME 環境変数を使用して、xep.xml (RenderX XEP 構成ファイル) の場所を指定する必要があります。

  • ログ・レベル : ロギングを制御する Java の標準パラメータ。ロギングを有効にすることを選択した場合、以下の 3 つの項目がフォームに表示されます。

    • ログ・ファイル : 既定では、レンダリング・サーバのログ・ファイルは、ホーム・ディレクトリに作成されます。ここで別の場所を指定できます。

      レンダリング・サーバを停止して再起動するたびに、新しいログ・ファイルが作成されます。レンダリング・サーバは、ファイル・サイズが [最大ファイル・サイズ] で設定された制限を超えた場合にも新しいログ・ファイルを開始します。ログ・ファイル名には、数字の接尾語が付きます。.0 で終わるファイルが最新です。新しいファイルが作成されると、前のファイルの名前が大きい数字の接尾辞に変更されます。この名前変更は、ファイル数が [ローテーション・カウント] によって設定された制限に到達するまで続きます。この制限に到達すると、名前がリサイクルされ、古い情報が失われます。このフィールドは、ログ・ファイルのパスおよびベース・ファイル名を指定します。

      複数のレンダリング・サーバを構成する場合、ログ・ファイル名を指定すると、ログ・ファイルとログ・ファイルを作成したレンダリング・サーバの一致が容易になります。

    • 最大ファイル・サイズ : レンダリング・サーバのログ・ファイルの最大サイズ。レンダリング・サーバは、現在のログ・ファイルのサイズがこの制限に到達すると、新しいログ・ファイルを作成します。

    • ローテーション・カウント : 最大ログ・ファイル数。レンダリング・サーバは、ログ・ファイル数がこの制限に到達すると、ファイル名をリサイクルし、古い情報を失います。

  • 初期化タイムアウト : レンダリング・サーバが起動するまで Zen レポートが待機する時間 (秒単位)。レンダリング・サーバがこの時間内に起動できない場合、エラーが発生します。

  • 接続タイムアウト : レポートをレンダリングするときに、レンダリング・サーバが接続するまで Zen レポートが待機する時間 (秒単位)。通常、接続にかかる時間は初期化にかかる時間より短くなります。レンダリング・サーバがこの時間内に接続できない場合、エラーが発生します。

  • JavaHome : Java をインストールした場所。Java を複数インストールする場合に使用します。

  • JVM の追加の引数 : Java 仮想マシンに送信する追加の引数。この機能は、この時点で実装されていません。

fop または xep 実行可能ファイルへのフル・パスを入力して、[保存] を選択します。Windows の場合は fop.bat または xep.bat、UNIX® の場合は fop.sh または xep.sh、OpenVMS の場合は fop.com または xep.com です。詳細は、"Zen レポートの使用法" の "PDF 出力向けの Zen の設定" を参照してください。

RenderX XEP を使用するようにレンダリング・サーバを構成する場合、次の 2 つの追加フィールドが構成ページに表示されます。

  • クリーンアップ頻度 (XEP) : RenderX がクリーンアップが必要なほど多くのファイルを処理したかどうかをレンダリング・サーバが確認する間隔 (秒単位)。既定値は 300 秒 (5 分) です。

  • [クリーンアップ前のファイル数 (XEP) : レンダリング・サーバがクリーンアップ処理を開始する前に、RenderX が処理できるファイル数。既定値は 100 です。

RenderX は、実行するにつれてメモリを消費していく可能性があるため、クリーンアップ処理を定期的に実行する必要があります。クリーンアップもリソースを消費するため、クリーンアップを実行するタイミングを決定するパラメータを設定できるように、これら 2 つのフィールドが提供されています。クリーンアップの必要性は、RenderX が処理したファイル数によって決まります。フィールド [クリーンアップ前のファイル数 (XEP)] を使用して、この数を設定します。[クリーンアップ頻度 (XEP)] で設定する値は、RenderX がファイル数制限に到達したかどうかをレンダリング・サーバが確認する頻度を決定します。

変更を保存したら、[キャンセル] ボタンを使用して システム, 構成, Zen レポート・レンダリング・サーバ ページに戻り、ここで新しいレンダリング・サーバがリストに追加されていることを確認します。

Zen レポートの設定

[Zenレポート設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [Zen レポート] > [設定]) には、以下の設定が含まれています。

PDF生成に使用されるパスとファイル名 :

fop または xep 実行可能ファイルへのフル・パスを入力して、[保存] を選択します。Windows の場合は fop.bat または xep.bat、UNIX® の場合は fop.sh または xep.sh、OpenVMS の場合は fop.com または xep.com です。詳細は、"Zen レポートの使用法" の "PDF 出力向けの Zen の設定" を参照してください。

構成ファイル :

Zen レポートで使用する構成ファイルのフル・パス名を入力し、[保存] を選択します。このフィールドが空で、Zen レポートが USEINSTALLEDFOP=0 を設定しない場合、fop.xconf ファイルが使用されます。

pdfprint の Adobe パス :

Adobe Reader へのフル・パスを入力または選択し、[保存] を選択します。

Java_Home 環境変数 :

設定されている場合は Java Home 環境変数が表示されます。

xsl エンジンが正しく構成されていることを確認するには [検証する] を選択

[検証する] を選択すると、fop プログラム、または xep プログラムがインストールされていること、実行可能ファイル (使用しているオペレーティング・システムに適したもの) への正確なフル・パスが指定され、下の名前フィールドに (保存されて) 表示されることが確認できます。詳細は、"Zen レポートの使用法" の "PDF 出力向けの Zen の設定" を参照してください。

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