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Java Native SDK のクイック・リファレンス

これは、com.intersystems.jdbc 内の以下の拡張クラスで構成される InterSystems IRIS Native SDK for Java のクイック・リファレンスです。

  • クラス IRIS は、Native SDK の主要な機能を提供します。

  • クラス IRISIterator は、グローバル配列を操作するためのメソッドを提供します。

  • クラス IRISList は、インターシステムズの $LIST シリアル化をサポートします。

  • クラス IRISObject は、Java 逆プロキシ・オブジェクトを操作するためのメソッドを提供します。

これらのクラスはすべて、InterSystems JDBC ドライバ (com.intersystems.jdbc) の一部です。これらのクラスは標準の JDBC 接続を介してデータベースにアクセスし、特別な設定やインストール手順なしに使用できます。JDBC 接続の詳細は、"InterSystems ソフトウェアでの Java の使用法" の "JDBC 接続の確立" を参照してください。

Note:

この章は、このドキュメントの読者の利便性を目的としたものであり、Java Native SDK の最終的なリファレンスではありません。最も包括的な最新情報については、InterSystems IRIS JDBC ドライバOpens in a new tab・クラスのオンライン・クラス・ドキュメントを参照してください。

クラス IRIS

クラス IRIScom.intersystems.jdbc (InterSystems JDBC ドライバ) のメンバです。

IRIS にはパブリック・コンストラクタはありません。IRIS のインスタンスは、静的メソッド IRIS.createIRIS() を呼び出すことによって作成されます。

IRIS メソッドの詳細

classMethodBoolean()

jdbc.IRIS.classMethodBoolean() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、Boolean のインスタンスを返します。

final Boolean classMethodBoolean(String className, String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

classMethodBytes()

jdbc.IRIS.classMethodBytes() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、byte[] のインスタンスを返します。

final byte[] classMethodBytes(String className, String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

classMethodDouble()

jdbc.IRIS.classMethodDouble() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、Double のインスタンスを返します。

final Double classMethodDouble(String className, String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

classMethodIRISList()

jdbc.IRIS.classMethodIRISList() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、IRISList のインスタンスを返します。

final IRISList classMethodIRISList(String className, String methodName, Object... args)

このメソッドは newList=(IRISList) classMethodBytes(className, methodName, args) と同等です。

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

classMethodLong()

jdbc.IRIS.classMethodLong() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、Long のインスタンスを返します。

final Long classMethodLong(String className, String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

classMethodObject()

jdbc.IRIS.classMethodObject() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、Object のインスタンスを返します。返されるオブジェクトが有効な OREF である場合 (例えば、%New() が呼び出された場合)、classMethodObject() は参照オブジェクトの逆プロキシ・オブジェクト (IRISObject のインスタンス) を生成して返します。詳細と例は、“Java 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照してください。

final Object classMethodObject(String className, String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

classMethodStatusCode()

jdbc.IRIS.classMethodStatusCode() は、ObjectScript $Status オブジェクトを返すクラス・メソッドが、指定された引数で呼び出された場合にエラーをスローするかどうかをテストします。呼び出しが失敗した場合、ObjectScript $Status エラー・ステータス番号とメッセージを含む RuntimeException エラーがスローされます。

final void classMethodStatusCode(String className, String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

これは、classMethod[type] 呼び出しを使用している場合に例外を捕捉する間接的な方法です。呼び出しがエラーなしで実行された場合、このメソッドは何もせずに戻ります。つまり、指定した引数で安全に呼び出しを行うことができます。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

classMethodString()

jdbc.IRIS.classMethodString() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、String のインスタンスを返します。

final String classMethodString(String className, String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

classMethodVoid()

jdbc.IRIS.classMethodVoid() は、返り値のない ObjectScript クラス・メソッドを呼び出し、0 個以上の引数を渡します。

final void classMethodVoid(String className, String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

close()

jdbc.IRIS.close()IRIS オブジェクトを閉じます。

final void close() throws Exception
createIRIS() [static]

jdbc.IRIS.createIRIS() は、指定された IRISConnection を使用する jdbc.IRIS のインスタンスを返します。

static IRIS createIRIS(IRISConnection conn) throws SQLException

パラメータ :

  • connIRISConnection のインスタンス。

詳細と例は、“グローバル配列の概要” を参照してください。

functionBoolean()

jdbc.IRIS.functionBoolean() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、Boolean のインスタンスを返します。

final Boolean functionBoolean(String functionName, String routineName, Object... args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

functionBytes()

jdbc.IRIS.functionBytes() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、byte[] のインスタンスを返します。

final byte[] functionBytes(String functionName, String routineName, Object... args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

functionDouble()

jdbc.IRIS.functionDouble() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、Double のインスタンスを返します。

final Double functionDouble(String functionName, String routineName, Object... args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

functionIRISList()

jdbc.IRIS.functionIRISList() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、IRISList のインスタンスを返します。

final IRISList functionIRISList(String functionName, String routineName, Object... args)

この関数は newList=(IRISList) functionBytes(functionName, routineName, args) と同等です。

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

functionLong()

jdbc.IRIS.functionLong() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、Long のインスタンスを返します。

final Long functionLong(String functionName, String routineName, Object... args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

functionObject()

jdbc.IRIS.functionObject() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、Object のインスタンスを返します。返されるオブジェクトが有効な OREF である場合、functionObject() は参照オブジェクトの逆プロキシ・オブジェクト (IRISObject のインスタンス) を生成して返します。詳細と例は、“Java 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照してください。

final Object functionObject(String functionName, String routineName, Object... args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

functionString()

jdbc.IRIS.functionString() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、String のインスタンスを返します。

final String functionString(String functionName, String routineName, Object... args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

getAPIVersion() [static]

jdbc.IRIS.getAPIVersion() は、Native SDK バージョン文字列を返します。

static final String getAPIVersion()
getBoolean()

jdbc.IRIS.getBoolean() は、グローバルの値を Boolean として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。ノード値が空の文字列である場合は false を返します。

final Boolean getBoolean(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getBytes()

jdbc.IRIS.getBytes() は、グローバルの値を byte[] として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

final byte[] getBytes(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getDate()

jdbc.IRIS.getDate() は、グローバルの値を java.sql.Date として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

final java.sql.Date getDate(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getDouble()

jdbc.IRIS.getDouble() は、グローバルの値を Double として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。ノード値が空の文字列である場合は 0.0 を返します。

final Double getDouble(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getFloat()

jdbc.IRIS.getFloat() は、グローバルの値を Float として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。ノード値が空の文字列である場合は 0.0 を返します。

final Float getFloat(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getInputStream()

jdbc.IRIS.getInputStream() は、グローバルの値を java.io.InputStream として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

final InputStream getInputStream(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getInteger()

jdbc.IRIS.getInteger() は、グローバルの値を Integer として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。ノード値が空の文字列である場合は 0 を返します。

final Integer getInteger(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getIRISIterator()

jdbc.IRIS.getIRISIterator() は、指定されたノードの IRISIterator オブジェクト (“クラス IRISIterator” を参照) を返します。詳細および例は、“一連の子ノードにわたる反復” を参照してください。

final IRISIterator getIRISIterator(String globalName, Object... subscripts)
final IRISIterator getIRISIterator(int prefetchSizeHint, String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • prefetchSizeHint — (オプション) サーバからデータを取得する際にフェッチするバイト数のヒント。

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getIRISList()

jdbc.IRIS.getIRISList() は、ノードの値を IRISList として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

IRISList getIRISList(String globalName, Object... subscripts)

これは newList=(IRISList) getBytes(globalName, subscripts) を呼び出すことと同等です。

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getLong()

jdbc.IRIS.getLong() は、グローバルの値を Long として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。 ノード値が空の文字列である場合は 0 を返します。

final Long getLong(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getObject()

jdbc.IRIS.getObject() は、グローバルの値を Object として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。詳細と例は、“Java 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照してください。

final Object getObject(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

このメソッドを使用して、java.io.Serializable を実装するオブジェクトを取得します。set() メソッドが Serializable インスタンスを受け入れると、そのインスタンスはシリアライズされた形式で格納され、getObject() の戻り値を適切なクラスにキャストすることによってデシリアライズできます。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getReader()

jdbc.IRIS.getReader() は、グローバルの値を java.io.Reader として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

final Reader getReader(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getServerVersion()

jdbc.IRIS.getServerVersion() は、現在の接続のサーバ・バージョン文字列を返します。これは、ObjectScript で $system.Version.GetVersion() を呼び出すことと同じです。

final String getServerVersion()
getShort()

jdbc.IRIS.getShort() は、グローバルの値を Short として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。ノード値が空の文字列である場合は 0.0 を返します。

final Short getShort(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getString()

jdbc.IRIS.getString() は、グローバルの値を String として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

空の文字列および null 値では変換が必要となります。Java の空の文字列 "" は、ObjectScript では null 文字 $CHAR(0) に変換されます。Java の null は、ObjectScript では空の文字列に変換されます。この変換は、JDBC によるこれらの値の処理方法と一致しています。

final String getString(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getTime()

jdbc.IRIS.getTime() は、グローバルの値を java.sql.Time として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

final java.sql.Time getTime(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getTimestamp()

jdbc.IRIS.getTimestamp() は、グローバルの値を java.sql.Timestamp として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

final java.sql.Timestamp getTimestamp(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

getTLevel()

jdbc.IRIS.getTLevel() は、入れ子になった現在の Native SDK トランザクションのレベルを取得します。開いているトランザクションが 1 つのみである場合は 1 を返します。開いているトランザクションがない場合は 0 を返します。これは、$TLEVEL 特殊変数の値のフェッチと同じです。

final Integer getTLevel()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、JDBC/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

increment()

jdbc.IRIS.increment() は、渡された値を使用して、指定されたグローバルをインクリメントします。指定されたアドレスにノードがない場合は、value を値として新しいノードが作成されます。null 値は 0 として解釈されます。グローバル・ノードの新しい値を返します。詳細と例は、“ノードの作成、アクセス、および削除” を参照してください。

final long increment(Integer value, String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • value — このノードを設定する Integer 値 (null 値の場合、グローバルは 0 に設定されます)。

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

isDefined()

jdbc.IRIS.isDefined() は、指定したノードが存在するかどうか、および値が含まれるかどうかを示す値を返します。詳細と例は、“すべてのレベルのサブノードの検索” を参照してください。

final int isDefined(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

返り値 :

  • 0 — 指定したノードは存在しません。

  • 1 — ノードは存在し、値があります。

  • 10 — ノードに値はありませんが、サブノードがあります。

  • 11 — ノードには値とサブノードの両方があります。

kill()

jdbc.IRIS.kill() は、下位ノードを含め、グローバル・ノードを削除します。詳細と例は、“ノードの作成、アクセス、および削除” を参照してください。

final void kill(String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

lock()

jdbc.IRIS.lock() は、Native SDK トランザクションのグローバルをロックし、成功すると true を返します。このメソッドは増分ロックを実行し、ObjectScript でも提供されるロック前の暗黙的なアンロック機能は実行しません。

final boolean lock(String lockMode, Integer timeout, String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • lockMode — 共有ロックの場合は文字 S、エスカレート・ロックの場合は E、両方の場合は SE。既定値は空の文字列 (排他の非エスカレート) です。

  • timeout — ロックの取得を待機する時間 (秒単位)。

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、JDBC/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

procedure()

jdbc.IRIS.procedure() はプロシージャを呼び出し、0 個以上の引数を渡します。値は返しません。

final void procedure(String procedureName, String routineName, Object... args)

パラメータ :

  • procedureName — 呼び出すプロシージャの名前。

  • routineName — プロシージャを含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

releaseAllLocks()

jdbc.IRIS.releaseAllLocks() は、セッションに関連付けられたすべてのロックを解放する Native SDK トランザクション・メソッドです。

final void releaseAllLocks()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、JDBC/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

set()

jdbc.IRIS.set() は、現在のノードをサポートされているデータ型の値に設定します (値が null の場合は "")。指定されたノード・アドレスにノードがない場合は、指定した値で新しいノードが作成されます。詳細は、“ノードの作成、アクセス、および削除” を参照してください。

final void set(Boolean value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(byte[] value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(Short value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(Integer value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(Long value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(Double value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(Float value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(String value, String globalName, Object... subscripts)

final void set(java.sql.Date value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(java.sql.Time value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(java.sql.Timestamp value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(InputStream value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(Reader value, String globalName, Object... subscripts)
final<T extends Serializable> void set(T value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(IRISList value, String globalName, Object... subscripts)
final void set(Object value, String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • value — サポートされているデータ型の値 (null 値の場合、グローバルは "" に設定されます)。

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

特定のデータ型に関するメモ

以下のデータ型には追加機能があります。

  • String — 空の文字列および null 値では変換が必要となります。Java の空の文字列 "" は、ObjectScript では null 文字 $CHAR(0) に変換されます。Java の null は、ObjectScript では空の文字列に変換されます。この変換は、Java によるこれらの値の処理方法と一致しています。

  • java.io.InputStream — 現在、単一グローバル・ノードの最大サイズに制限されています。

  • java.io.Reader — 現在、単一グローバル・ノードの最大サイズに制限されています。

  • java.io.Serializable — 値が Serializable を実装するオブジェクトのインスタンスである場合、グローバル値として設定される前にシリアライズされます。値を取得するには、getObject() を使用します。

tCommit()

jdbc.IRIS.tCommit() は現在の Native SDK トランザクションをコミットします。

final void tCommit()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、JDBC/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

tRollback()

jdbc.IRIS.tRollback() は、セッション内の開いている Native SDK トランザクションすべてをロールバックします。

final void tRollback()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、JDBC/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

tRollbackOne()

jdbc.IRIS.tRollbackOne() は、現在のレベルの Native SDK トランザクションのみをロールバックします。入れ子になったトランザクションである場合、それより上のレベルのトランザクションはロールバックされません。

final void tRollbackOne()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、JDBC/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

tStart()

jdbc.IRIS.tStart() は Native SDK トランザクションを開始します (または開きます)。

final void tStart()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、JDBC/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

unlock()

jdbc.IRIS.unlock() は Native SDK トランザクション内のグローバルをアンロックします。このメソッドは増分アンロックを実行し、ObjectScript でも提供されるロック前の暗黙的なアンロック機能は実行しません。

final void unlock(String lockMode, String globalName, Object... subscripts)

パラメータ :

  • lockMode — 共有ロックの場合は文字 S、エスカレート・ロックの場合は E、両方の場合は SE。既定値は空の文字列 (排他の非エスカレート) です。

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、JDBC/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

クラス IRISIterator

クラス IRISIteratorcom.intersystems.jdbc (InterSystems JDBC ドライバ) のメンバであり、java.util.Iterator を実装します。

IRISIterator にはパブリック・コンストラクタはありません。IRISIterator のインスタンスは、jdbc.IRIS.getIRISIterator() を呼び出すことによって作成されます。詳細および例は、“一連の子ノードにわたる反復” を参照してください。

IRISIterator メソッドの詳細

getSubscriptValue()

jdbc.IRISIterator.getSubscriptValue() は、現在の反復子位置にあるノードの最下位の添え字を取得します。例えば、反復子がノード ^myGlobal(23,"somenode") を指す場合、返り値は "somenode" になります。

この反復子を持つ現在のノードに対して remove() が呼び出された場合、またはこの反復子から返された最後の要素がない (next() または previous() の呼び出しが正常に実行されなかった) 場合は、IllegalStateException をスローします。

String getSubscriptValue() throws IllegalStateException
getValue()

jdbc.IRISIterator.getValue() は、現在の反復子位置にあるノードの値を取得します。この反復子を持つ現在のノードに対して remove() が呼び出された場合、またはこの反復子から返された最後の要素がない (next() または previous() の呼び出しが正常に実行されなかった) 場合は、IllegalStateException をスローします。

Object getValue() throws IllegalStateException
hasNext()

jdbc.IRISIterator.hasNext() は、反復処理に他の要素がある場合、true を返します (つまり、next() が例外をスローするのではなく、要素を返す場合、true を返します)。

boolean hasNext()
hasPrevious()

jdbc.IRISIterator.hasPrevious() は、反復処理に前の要素がある場合、true を返します (つまり、previous() が例外をスローするのではなく、要素を返す場合、true を返します)。

boolean hasPrevious()
next()

jdbc.IRISIterator.next() は、反復処理の次の要素を返します。反復処理にそれ以上要素がない場合は、NoSuchElementException をスローします。

String next() throws NoSuchElementException
previous()

jdbc.IRISIterator.previous() は、反復処理の前の要素を返します。反復処理に前の要素がない場合は、NoSuchElementException をスローします。

String previous() throws NoSuchElementException
remove()

jdbc.IRISIterator.remove() は、この反復子から返された最後の要素を基のコレクションから削除します。このメソッドは、next() または previous() の呼び出しごとに 1 回のみ呼び出すことができます。この反復子を持つ現在のノードに対して remove() が呼び出された場合、またはこの反復子から返された最後の要素がない (next() または previous() の呼び出しが正常に実行されなかった) 場合は、IllegalStateException をスローします。

void remove() throws IllegalStateException
startFrom()

jdbc.IRISIterator.startFrom() は、反復子の開始位置を指定の添え字に設定します。添え字は任意の開始ポイントであり、既存のノードを指定する必要はありません。

void startFrom(Object subscript)

このメソッドを呼び出した後、next() または previous() を使用して、アルファベットの照合順序で次に定義されているサブノードに反復子を進めます。これらのいずれかのメソッドが呼び出されるまで、反復子は、定義されているサブノードに配置されません。反復子が進む前に getSubscriptValue() または getValue() を呼び出すと、IllegalStateException がスローされます。

クラス IRISList

クラス IRISListcom.intersystems.jdbc (InterSystems JDBC ドライバ) のメンバです。このクラスは、インターシステムズの $LIST シリアライゼーションのための Java インタフェースを実装します。IRISList コンストラクタ (以下のセクションで説明) に加えて、jdbc.IRIS のメソッド classMethodIRISList()functionIRISList()getIRISList() によっても返されます。

IRISList コンストラクタ

jdbc.IRISList.IRISList() コンストラクタのシグニチャを以下に示します。

IRISList ()
IRISList (IRISList list)
IRISList (byte[] buffer, int length)

パラメータ :

  • list — コピーする IRISList のインスタンス

  • buffer — 割り当てるバッファ

  • length — 割り当てる初期バッファ・サイズ

IRISList インスタンスは以下の方法で作成できます。

空の IRISList を作成する
IRISList list = new IRISList();
別の IRISList のコピーを作成する

引数 list によって指定された IRISList インスタンスのコピーを作成します。

IRISList listcopy = new IRISList(myOtherList)
バイト配列から IRISList インスタンスを作成する

IRIS.getBytes() から返されたものなど、$LIST 形式のバイト配列からインスタンスを作成します。コンストラクタは、サイズ lengthbuffer を取ります。

byte[] listBuffer = myIris.getBytes("myGlobal",1);
IRISList listFromByte = new IRISList(listBuffer, listBuffer.length);

返されるリストは、リストへの変更がバッファに表示されてサイズ変更が必要になるまで、このバッファ (コピーではなく) を使用します。

IRISList メソッドの詳細

add()

jdbc.IRISList.add() は、ObjectObject[] の各要素、または Collection の各要素を、IRISList の末尾に追加します。サポートされないデータ型を追加しようとすると、RuntimeException がスローされます。

サポートされているデータ型は、BooleanShortIntegerLongjava.math.BigIntegerjava.math.BigDecimalFloatDoubleStringCharacterbyte[]char[]IRISList、および null です。

void add(Object value)
void add(Object[] array)
void add(Collection collection)

パラメータ :

  • value — サポートされている任意の型の Object インスタンス。

  • array — サポートされている型の Object 要素を含む Object[]。配列内の各 Object は、別個の要素としてリストに追加されます。

  • collection — サポートされている型の Object 要素を含む Collection。コレクション内の各 Object は、コレクションの反復子から返された順でリストに追加されます。

IRISList 要素の追加

add() メソッドが IRISList の 2 つのインスタンスを連結することはありません。add()IRISList インスタンスを検出すると (単一の値として、または配列やコレクションの要素として)、そのインスタンスは常に単一の IRISList 要素として追加されます。

ただし、IRISList.toArray() を使用して、IRISListObject[] に変換できます。結果として生成される配列で add() を呼び出すと、各要素が個別に追加されます。

clear()

jdbc.IRISList.clear() は、リストからすべての要素を削除することでリストをリセットします。

void clear()
count()

jdbc.IRISList.count() はリストを反復処理して、見つかった要素の数を返します。

int count()
DateToHorolog() [static]

jdbc.IRISList.DateToHorolog() は、Date$Horolog 文字列の day フィールド (int) に変換します。"HorologToDate()" も参照してください。

static int DateToHorolog(Date value, Calendar calendar)

パラメータ :

  • value — 変換する Date の値。

  • calendar — GMT および DST のオフセットを決定するために使用される Calendar。既定のカレンダーの場合は NULL にすることができます。

equals()

jdbc.IRISList.equals() は、指定された listIRISList のこのインスタンスと比較し、それらが同一である場合に true を返します。同じであるためには、両方のリストに、同じ数の要素が同じ順序で、シリアライズされた同一の値で含まれている必要があります。

boolean equals (Object list)

パラメータ :

  • list — 比較する IRISList のインスタンス。

get()

jdbc.IRISList.get() は、index にある要素を Object として返します。インデックスが 1 未満であるか、リストの末尾を越えている場合、IndexOutOfBoundsException をスローします。

Object get(int index)

パラメータ :

  • index — 取得するリスト要素を指定する整数。

getList()

jdbc.IRISList.getList() は、index にある要素を IRISList として取得します。インデックスが 1 未満であるか、リストの末尾を越えている場合、IndexOutOfBoundsException をスローします。

IRISList getList(int index)

パラメータ :

  • index — 返すリスト要素を指定する整数。

HorologToDate() [static]

jdbc.IRISList.HorologToDate() は、$Horolog 文字列の day フィールドを Date 値に変換します。"DateToHorolog()" も参照してください。

static Date HorologToDate(int HorologValue, Calendar calendar)

パラメータ :

  • HorologValue$Horolog 文字列の day フィールドを表す int。時間フィールドはゼロ (つまり、深夜 0 時) に設定されるため、時間フィールドが最初にゼロでない場合は、Date はラウンドトリップしません。

  • calendar — GMT および DST のオフセットを決定するために使用される Calendar。既定のカレンダーの場合は NULL にすることができます。

HorologToTime() [static]

jdbc.IRISList.HorologToTime() は、$Horolog 文字列の time フィールドを Time 値に変換します。"TimeToHorolog()" も参照してください。

static Time HorologToTime(int HorologValue, Calendar calendar)

パラメータ :

  • HorologValue$Horolog 文字列の time フィールドを表す intdate フィールドはゼロに設定される (エポックに設定される) ため、0L から 86399999L の範囲外のミリ秒値を持つ Time は、ラウンドトリップしません。

  • calendar — GMT および DST のオフセットを決定するために使用される Calendar。既定のカレンダーの場合は NULL にすることができます。

PosixToTimestamp() [static]

jdbc.IRISList.PosixToTimestamp() は、%Library.PosixTimeOpens in a new tab の値を Timestamp に変換します。指定された Calendar 値を使用して (NULL の場合は既定のタイム・ゾーンを使用)、%PosixTimeOpens in a new tab をローカル時刻として処理します。ラウンドトリップするには、同等のカレンダーを指定する必要があります。"TimestampToPosix()" も参照してください。

static Timestamp PosixToTimestamp(long PosixValue, Calendar calendar)

パラメータ :

  • PosixValue%PosixTimeOpens in a new tab の値 (64 ビットの符号付き整数)。

  • calendar — GMT および DST のオフセットを決定するために使用される Calendar。既定のカレンダーの場合は NULL にすることができます。

remove()

jdbc.IRISList.remove() は、index にある要素をリストから削除します。要素が存在していて削除された場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。このメソッドは、通常、リストを再割り当てする必要があるため、高いコストがかかる可能性があります。

boolean remove(int index)

パラメータ :

  • index — 削除するリスト要素を指定する整数。

set()

jdbc.IRISList.set() は、index にあるリスト要素を value で置き換えます。value が配列である場合、各配列要素が index からリストに挿入されます。index の後にある既存のリスト要素は、新しい値の場所を確保するために移動されます。index がリストの末尾より後にある場合、valueindex に格納され、リストはその位置まで NULL で埋められます。

void set(int index, Object value)
void set(int index, Object[] value)

パラメータ :

  • index — 設定または置換するリスト要素を指定する整数。

  • valueindex に挿入する Object 値または Object 配列。

オブジェクトは、BooleanShortIntegerLongjava.math.BigIntegerjava.math.BigDecimalFloatDoubleStringCharacterbyte[]char[]IRISList、および null のいずれかの型にできます。

size()

jdbc.IRISList.size() は、この IRISList のシリアライズされた値のバイト長を返します。

int size()
subList()

jdbc.IRISList.subList() は、閉範囲 [from, to] 内の要素を含む新しい IRISList を返します。fromcount() より大きいか、tofrom.より小さい場合、IndexOutOfBoundsException をスローします。

IRISList subList(int from, int to)

パラメータ :

  • from — 新しいリストに追加する最初の要素のインデックス。

  • to — 新しいリストに追加する最後の要素のインデックス。

TimestampToPosix() [static]

jdbc.IRISList.TimestampToPosix()Timestamp オブジェクトを %Library.PosixTimeOpens in a new tab の値 (64 ビットの符号付き整数) に変換します。指定された Calendar 値を使用して (NULL の場合は既定のタイム・ゾーンを使用)、Timestamp をローカル時刻に変換します。 ラウンドトリップするには、同等のカレンダーを指定する必要があります。"PosixToTimestamp()" も参照してください。

static long TimestampToPosix(Timestamp Value, Calendar calendar)

パラメータ :

  • Value — 変換する Timestamp の値。

  • calendar — GMT および DST のオフセットを決定するために使用される Calendar。既定のカレンダーの場合は NULL にすることができます。

TimeToHorolog() [static]

jdbc.IRISList.TimeToHorolog() は、Time の値を $Horolog 文字列の time フィールドに変換します。"HorologToTime()" も参照してください。

static int TimeToHorolog(Time value, Calendar calendar)

パラメータ :

  • value — 変換する Time の値。

  • calendar — GMT および DST のオフセットを決定するために使用される Calendar。既定のカレンダーの場合は NULL にすることができます。

toArray()

jdbc.IRISList.toArray() は、このリスト内のすべての要素を含む Object の配列を返します。リストが空の場合、長さがゼロの配列が返されます。

Object[] toArray()
toList()

jdbc.IRISList.toList() は、この IRISList 内のすべての要素を含む java.util.ArrayList<Object> を返します。リストが空の場合、長さがゼロの ArrayList が返されます。

ArrayList< Object> toList()
toString()

jdbc.IRISList.toString() は、リストの表示可能な表現を返します。

String toString()

一部の要素タイプの表現方法は、ObjectScript における表現方法と異なります。

  • 空のリスト (ObjectScript の "") は、"$lb()" と表示されます。

  • 空の要素 ($lb()=$c(1)) は "null" と表示されます。

  • 文字列は引用符で囲まれません。

  • 有効桁数 16 桁の倍精度形式

クラス IRISObject

クラス IRISObjectcom.intersystems.jdbc (InterSystems JDBC ドライバ) のメンバです。逆プロキシ・オブジェクトを操作するためのメソッドを提供します (詳細と例は、“Java 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照)。

IRISObject にはパブリック・コンストラクタはありません。IRISObject のインスタンスは、以下のいずれかの IRIS メソッドを呼び出すことで作成できます。

呼び出されたメソッドまたは関数が、有効な OREF であるオブジェクトを返した場合、参照オブジェクトの逆プロキシ・オブジェクト (IRISObject のインスタンス) が生成されて返されます。例えば、classMethodObject() は、%New() によって作成されたオブジェクトのプロキシ・オブジェクトを返します。

詳細と例は、“Java 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照してください。

IRISObject メソッドの詳細

close()

jdbc.IRISObject.close() はオブジェクトを閉じます。

void close()
get()

jdbc.IRISObject.get() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を Object のインスタンスとして返します。

Object get(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

getBoolean()

jdbc.IRISObject.getBoolean() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を Boolean のインスタンスとして返します。

Boolean getBoolean(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

getBytes()

jdbc.IRISObject.getBytes() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を byte[] のインスタンスとして返します。

byte[] getBytes(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

getDouble()

jdbc.IRISObject.getDouble() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を Double のインスタンスとして返します。

Double getDouble(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

getIRISList()

jdbc.IRISObject.getIRISList() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を IRISList のインスタンスとして返します。

IRISList getIRISList(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

getLong()

jdbc.IRISObject.getLong() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を Long のインスタンスとして返します。

Long getLong(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

getObject()

jdbc.IRISObject.getObject() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を Object のインスタンスとして返します。

Object getObject(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

getString()

jdbc.IRISObject.getString() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を String のインスタンスとして返します。

String getString(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invoke()

jdbc.IRISObject.invoke() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を Object として返します

Object invoke(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invokeBoolean()

jdbc.IRISObject.invokeBoolean() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を Boolean として返します。

Boolean invokeBoolean(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invokeBytes()

jdbc.IRISObject.invokeBytes() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を byte[] として返します。

byte[] invokeBytes(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invokeDouble()

jdbc.IRISObject.invokeDouble() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を Double として返します。

Double invokeDouble(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invokeIRISList()

jdbc.IRISObject.invokeIRISList() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を IRISList として返します。

IRISList invokeIRISList(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invokeLong()

jdbc.IRISObject.invokeLong() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を Long として返します。

Long invokeLong(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invokeObject()

jdbc.IRISObject.invokeObject() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を Object として返します。

Object invokeObject(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invokeStatusCode()

jdbc.IRISObject.invokeStatusCode() は、ObjectScript $Status オブジェクトを返す呼び出しメソッドが、指定された引数で呼び出された場合にエラーをスローするかどうかをテストします。呼び出しが失敗した場合、ObjectScript $Status エラー番号とメッセージを含む RuntimeException エラーがスローされます。詳細および例については、“%Status エラー・コードの取得” を参照してください。

void invokeStatusCode(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invokeString()

jdbc.IRISObject.invokeString() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を String として返します。

String invokeString(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

invokeVoid()

jdbc.IRISObject.invokeVoid() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出しますが、値は返しません。

void invokeVoid(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

iris [attribute]

jdbc.IRISObject.iris は、このオブジェクトに関連付けられた IRIS インスタンスへのアクセスを提供するパブリック・フィールドです。

public IRIS iris

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

set()

jdbc.IRISObject.set() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティを設定します。

void set(String propertyName, Object propertyValue)

パラメータ :

  • propertyNamevalue が割り当てられるプロパティの名前。

  • value — 割り当てるプロパティ値。

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