Java での XEP の使用の概要

InterSystems IRIS® は、リレーショナル・テーブル (JDBC および SQL)、オブジェクト、および多次元ストレージを使用した簡単なデータベース・アクセスを実現する軽量の Java SDK を提供します。JDBC によるリレーショナル・テーブル・アクセスについては、"InterSystems ソフトウェアでの Java の使用法" を、多次元ストレージ・アクセスについては、"Native SDK for Java の使用法" を参照してください。このドキュメントでは、オブジェクト・アクセスに XEP を使用する方法について説明します。

XEP は、Java オブジェクト階層に高性能な永続性テクノロジを提供します。XEP は、Java オブジェクトのデータを永続イベント (データ・フィールドの永続コピーを格納するデータベース・オブジェクト) として投影します。これは、InterSystems IRIS データベースにアクセスします。XEP は、高速なデータの永続性と取得が必要となるトランザクション処理アプリケーション用に最適化されています。

このドキュメントで説明する項目は以下のとおりです。

• はじめに — プラットフォーム・アーキテクチャの概要および一般的なインストール手順について説明します。

• XEP Event Persistence の使用法 — XEP について詳しく説明し、コード例を示します。

• XEP クラスのクイック・リファレンス — XEP クラスのメソッドのクイック・リファレンスを提供します。

詳細な目次もあります。

以下のドキュメントにも関連資料が含まれています。

• XEP クラスの最新情報は、Java XEP API オンライン・クラス・ドキュメントOpens in a new tab (javadoc) を参照してください。

• "InterSystems ソフトウェアでの Java の使用法" では、InterSystems JDBC ドライバを使用して外部アプリケーションから InterSystems IRIS に接続する方法、および SQL を介して InterSystems IRIS から外部 JDBC データ・ソースにアクセスする方法について説明します。

• "Native SDK for Java の使用法" では、Native SDK を使用する方法について説明しています。

• "Java サード・パーティ API 用 InterSystems IRIS 実装リファレンス" の “Hibernate のサポート” では、Hibernate の InterSystems IRIS 言語について説明しています。この言語は、Java プロジェクト内の大規模で複雑なオブジェクト階層で推奨される永続性テクノロジ JPA (Java Persistence Architecture) のサポートを実装します。