Skip to main content

This documentation is for an older version of this product. See the latest version of this content.Opens in a new tab

このリリースへのアップグレード

このセクションでは、このメジャー・リリースへのアップグレードに適用する具体的な手順について説明します。これらの手順は、"インストール・ガイド" の "以前のバージョンからのアップグレード" への補足情報です。

前回のメジャー・リリースよりも前のバージョンからこのリリースへアップグレードする場合は、前回のメジャー・リリースのアップグレード手順Opens in a new tabのほか、これまでのアップグレードでインストールしていない他のすべてのメジャー・リリースのアップグレード手順も参照する必要があります。

重要な考慮事項

InterSystems IRIS 2020.2 ~ 2020.4 には新しい OpenSSLOpens in a new tab 1.1.1 セキュリティ・ライブラリと TLS 1.3 が含まれていました。これは 2021.1 から削除されていましたが、今回のリリースでこれらのライブラリのサポートが復活しています。これらのライブラリはサポートされていますが、製品のディストリビューションには含まれません。

コンテナのアップグレード

コンテナ化されたアプリケーションはホスト環境から分離されているので、永続データを書き込みません。コンテナが削除され、新しいコンテナに置き換えられるときに、アプリケーションがコンテナ内で書き込んだ内容が失われるためです。このため、コンテナ化されたアプリケーションの導入で重要な点は、コンテナの外部にデータを保管し、他のコンテナや後続のコンテナがそのデータを使用できるようにすることです。

永続的な %SYS 機能を使用すると、インスタンス固有のデータ (ユーザ定義、監査レコード、ログ・ファイル、ジャーナル・ファイル、WIJ ファイルなど) の永続ストレージが可能になり、コンテナ内での InterSystems IRIS の実行時に、単一インスタンスを時間の経過と共に複数のコンテナで順番に実行できるようになります。例えば、永続的な %SYS を使用して InterSystems IRIS コンテナを実行すると、元のコンテナを停止して、元のコンテナで作成されたインスタンス固有のデータを使用する新しいコンテナを実行することによって、インスタンスをアップグレードすることができます。アップグレードの詳細は、"InterSystems IRIS コンテナのアップグレード" を参照してください。永続的な %SYS の詳細は、"永続インスタンス・データを保存するための永続的な %SYS" を参照してください。

Important:

このリリースでは、ディストリビューション・コンテナに非 root の既定ユーザがあります。これにより、コンテナのセキュリティが向上します。この 2021.2 リリースで 2019.2 以前のインスタンスの永続的な %SYS を使用している場合、InterSystems IRIS 2021.2 を実行する前に、ホストの永続ディレクトリにあるいくつかのファイルの所有権を変更する必要があります。ファイル所有権の変更に関する手順は、担当のインターシステムズ・セールス・エンジニアまたはインターシステムズのサポート窓口Opens in a new tabにお問い合わせください。このような変更を行わない場合、InterSystems IRIS の起動時にコンテナでエラーが発生します。

FeedbackOpens in a new tab