IdKey (インデックス・キーワード)
このインデックスがテーブルのオブジェクト識別値を定義するかどうかを指定します。
使用法
このテーブルのオブジェクト識別値を、このインデックスが基づくプロパティから構成することを指定するには、以下の構文を使用します。
Index name On property_expression_list [ IdKey ];
そのように指定しない場合は、このキーワードを省略し、キーワードの直前に単語 Not を指定します。
詳細
このキーワードは、このインデックスが基づくプロパティを、このオブジェクトのオブジェクト識別値の作成に使用することを指定します。
Important:
IDKEY インデックスによって使用されるどのプロパティの値においても、そのプロパティが永続クラスのインスタンスへの有効な参照でない限り、連続する 2 つの垂直バー (||) は使用しないでください。この制限は、InterSystems SQL のメカニズムが動作するための方法に起因しています。IDKey プロパティ で || を使用すると、予測できない動作が起こる可能性があります。
オブジェクト識別値は、永続オブジェクト・インスタンスを一意に特定するために使用します。IdKey を使用するオブジェクトがいったん保存された後は、IdKey を作成したプロパティの値は変更できません。
IdKey インデックスは、一意のインデックスと同様の振る舞いをします。つまり、このインデックスで使用するプロパティ (またはプロパティの組み合わせ) の場合は、InterSystems IRIS では必ず一意となります。このインデックス定義で Unique キーワードを True に指定することは、可能ですが不必要です。
既定値
IdKey キーワードの既定値は、False です。
関連項目
-
このドキュメントの “インデックス定義”
-
"高性能スキーマの定義" の “インデックスの定義と作成”
-
"クラスの定義と使用" の “コンパイラ・キーワードの概要”