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Web ゲートウェイの概要

InterSystems IRIS® Web アプリケーションは、そのアプリケーションの HTTP 要求および応答をまとめて処理する 3 つのソフトウェア・コンポーネントに依存します。

  • Web サーバは、HTTP 要求を受信し、それらの処理方法を決定するソフトウェア・ユーティリティです。インターシステムズは、オペレーティング・システムによって異なる、数種類の Web サーバをサポートしています。

  • InterSystems Web ゲートウェイは、Web サーバからの HTTP 要求を受信し、それらを適切な InterSystems IRIS サーバに送信する、ソフトウェア・ユーティリティです。

    プラットフォームに応じて、Web ゲートウェイは共有ライブラリ、.dll ファイル、または CGI スクリプトとなります。Web ゲートウェイは、アーキテクチャニーズに応じて、InterSystems IRIS の一部として、またはスタンドアロン・ユーティリティとしてインストールできます。

    Web ゲートウェイには管理ページがあり、これを介してグローバル構成の実行サーバの構成Web アプリケーションの構成、および Web ゲートウェイの監視を行うことができます。

  • CSP サーバは Web ゲートウェイからの HTTP 要求を受信し、InterSystems IRIS 内のコードを呼び出すことにより、これらを処理します。CSP サーバは、実際には InterSystems IRIS サーバ内で実行されるプロセスです。これは、Web ゲートウェイから受信した要求の処理を専門とするプロセスです。

Web サーバ、Web ゲートウェイ、および CSP サーバの目的

この Web サーバは以下を実行します。

  • 通常はブラウザから、着信 HTTP 要求を受け入れる。

  • 許可を確認する。

  • 静的コンテンツを処理する (次の項目を参照してください)。

  • 特定の URL の形式の要求を Web ゲートウェイに送信する。これは Web サーバの構成によって決定されます。どのような場合でも、以下の拡張子で終了する URL は、Web ゲートウェイによって処理される必要があります。

    .csp .cls .zen .cxw 
    

    最初の 3 つの拡張子は、InterSystems IRIS で実行できるコードの種類を示します。最後の拡張子 (.cxw) は、Web ゲートウェイ管理ページで使用される、予約された拡張子です。Web ゲートウェイのコンテキスト内で、これらの拡張子はインターシステムズのファイル・タイプを表します。

    追加のファイル・タイプを Web ゲートウェイに送信するよう、Web サーバを構成することもできます。

この Web ゲートウェイは以下を実行します。

  • どの InterSystems IRIS サーバに要求を送信するかを判断する。

  • 正しい InterSystems IRIS サーバ (具体的には、その InterSystems IRIS サーバ内の CSP サーバ) に要求を送信する。(.cxw で終了する URL の場合、Web ゲートウェイは代わりに別の Web ゲートウェイ管理モジュールを呼び出します。)

  • InterSystems IRIS サーバへの接続を保持する (絶えず新しい接続を開くのを避けるため)。

InterSystems IRIS 内で、CSP サーバは以下を実行します。

  • アプリケーションの HTTP 要求を受信する。

  • Web アプリケーションの構成設定を確認する。これはインターシステムズの管理ポータルで指定され、InterSystems IRIS の CPF ファイルに保存されます。

  • 要求されたコードでコールバックを実行する。これにより HTML は Web ゲートウェイに送り返され、そこから Web サーバに送信されてブラウザに戻されます。

Web サーバ、Web ゲートウェイ、および CSP サーバの連携方法

クライアントが Web アプリケーションからの情報を要求する場合、情報の流れは次のようになります。

  1. HTTP クライアント (通常は Web ブラウザ) は、標準の HTTP (または HTTPS) プロトコルを使用して Web サーバにページを要求します。

  2. Web サーバはこれを CSP 要求として認識し、高速なサーバ API を使用して Web ゲートウェイに転送します。

  3. Web ゲートウェイは、通信する InterSystems IRIS サーバを決定し、そのターゲット・システム上の CSP サーバに要求を転送します。

  4. InterSystems IRIS で実行されている CSP サーバは要求を処理して Web ゲートウェイにページを返し、Web ゲートウェイはそれを Web サーバに渡します。

  5. Web サーバはページをブラウザに送信し、ブラウザでページが表示されます。

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