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サポート対象バージョン間の相互運用性

このページでは、InterSystems IRIS® データ・プラットフォームの各コンポーネントがどのリリースで使用できるかについて説明します。

Note:

このページ全体を通して、“バージョン 2023.1” は InterSystems IRIS バージョン 2023.1 を指します。

InterSystems IRIS とインターシステムズの他のソフトウェアとの互換性の詳細は、WRC 配布サイトの Docs にある "InterSystems IRIS 移行ガイド" を参照してください。

ODBC と JDBC の相互運用性

InterSystems IRIS の ODBC クライアントおよび JDBC クライアントには、InterSystems IRIS の以前のバージョンすべてとの後方互換性があります。  これまでよりも新しいバージョンの InterSystems IRIS でクライアントを使用することはサポートされていません。 

InterSystems IRIS サーバをアップグレードする前にクライアント・ライブラリをアップグレードすることをお勧めします。 

ODBC クライアントおよび JDBC クライアントとサーバとのバージョンの相互運用性を以下の表に示します。

クライアントのバージョン サーバのバージョン
2023.1 2018.1 ~ 2023.1
2022.3 2018.1 ~ 2022.3
2022.2 2018.1 ~ 2022.2
2022.1 2018.1 ~ 2022.1
2021.1 2018.1 ~ 2021.1
2020.1 2018.1 ~ 2020.1

Web ゲートウェイの相互運用性

InterSystems Web ゲートウェイには、以前のバージョンの InterSystems IRIS との後方互換性があります。これまでよりも新しいバージョンの InterSystems IRIS で以前のバージョンの Web ゲートウェイを使用することはサポートされていません。

InterSystems IRIS サーバをアップグレードする前に Web ゲートウェイをアップグレードすることをお勧めします。

Web ゲートウェイと InterSystems IRIS とのバージョンの相互運用性を以下の表に示します。

Web ゲートウェイのバージョン InterSystems IRIS の互換バージョン
2023.1 2018.1 ~ 2023.1
2022.3 2018.1 ~ 2022.3
2022.2 2018.1 ~ 2022.2
2022.1 2018.1 ~ 2022.1
2021.1 2018.1 ~ 2021.1
2020.1 2018.1 ~ 2020.1

バックアップ・リストアの相互運用性

バックアップは必ず、バックアップを作成したインスタンスと同じバージョンまたはそれ以降のバージョンの InterSystems IRIS インスタンス上にリストアする必要があります。その理由は、古いバージョンの InterSystems IRIS では新しい機能を処理できないことがあるからです。

ジャーナル・リストアの相互運用性

ジャーナル・ファイルを作成したインスタンスと同じバージョンまたはそれ以降のバージョンの InterSystems IRIS インスタンス上でのみ、ジャーナル・ファイルのリストアが保証されています。インスタンスのバージョンがジャーナル・ファイルを作成したインスタンスよりも古い場合、ジャーナルのリストア・プロセスで不明なジャーナル・レコード・タイプが検出されるとエラーになることがあります。新しい方のバージョンに導入されている機能で、このエラーが発生することが考えられます。例えば、InterSystems IRIS 2022.2 で列指向ストレージに導入された新しいジャーナル・レコード・タイプは、以前のバージョンでは認識できません。機能の互換性を確保するために、使用している InterSystems IRIS バージョンで利用可能な最新のメンテナンス・リリースに必ずアップグレードすることを強くお勧めします。

ミラーの相互運用性

ミラーのすべてのメンバを、同じバージョンの InterSystems IRIS 上で実行する必要があります。これには、以下の 2 つの例外があります。

  1. ミラーをアップグレードしているときは、ミラー・メンバをそれぞれ異なるバージョンで実行できます。"インストール・ガイド" の “InterSystems IRIS のアップグレード” にある "ミラーのアップグレードOpens in a new tab" を参照してください。アップグレード済みのミラー・メンバがプライマリになると、相手側のフェイルオーバー・メンバやあらゆる DR 非同期メンバは、そのアップグレードが完了するまで、プライマリになることもアプリケーションにアクセスすることもできなくなります。

  2. 以下の理由により、非同期メンバをミラーの他のメンバとは別のバージョンで実行できます。

    • 幅広いアップグレード方針の一環として、一定の延長期間、DR 非同期メンバの実行を旧バージョンで継続できます。例えば、プライマリ・メンバとバックアップ・メンバのアップグレード後にフォールバックする場合が考えられます。

    • プライマリ・メンバおよびバックアップ・メンバのアップグレードが保証されていない場合、新しいレポート機能を利用するために、レポート非同期メンバを新しいバージョンで実行できます。

ミラーリングはジャーナリングに依存しています。したがって、前のセクションで取り上げた制限事項と推奨がここにも当てはまります。

ミラー・アービター (ISCAgent) の相互運用性

アービターとして機能する ISCAgent は、ミラーの中でその構成相手となっているメンバと同じバージョンの InterSystems IRIS で実行する必要はありません。必ず接続先の各ミラー・メンバで使用されている最新バージョン以上のバージョンでアービターを実行することをお勧めします。ISCAgent の最新バージョンを確実に使用できるよう、ミラー・メンバのアップグレード時にアービターもアップグレードすることをお勧めします。 

ECP の相互運用性

ECP には InterSystems IRIS のバージョンとの後方互換性と前方互換性があります。コンパイルしたルーチンとクラス定義も、この互換性の対象となります。これらの定義は ECP 経由で渡され、別のバージョンの InterSystems IRIS を実行しているインスタンス上で実行できます。ただし、ECP 接続両側のアプリケーション・コードに互換性があることが必要です。例えば、別々の ECP サーバで別々のビジネス・ロジックを実行するコードでは、アプリケーションの総合的な動作が予測不能になります。

ECP を介して接続している InterSystems IRIS のすべてのバージョンと各機能の使用状態との間に互換性を確保することをお勧めします。例えば、InterSystems IRIS 2021.2 では透過的なストリーム圧縮を導入しています。ECP を介して新しいサーバから古いサーバにストリーム・データを書き込む場合、透過的なストリーム圧縮をサポートしていないバージョンを実行しているサーバでは、そのストリーム・データを読み取ることができません。このような互換性の欠如が存在し得ることから、一般的にメンテナンス・リリースで対処されます。使用しているバージョンの InterSystems IRIS で利用可能な最新のメンテナンス・リリースに、ECP 構成を必ずアップグレードOpens in a new tabすることを強くお勧めします。

スタジオの相互運用性

スタジオには、以前のサポート対象バージョンの InterSystems IRIS との後方互換性があります。  これまでよりも新しいバージョンの InterSystems IRIS でスタジオを使用することはサポートされていません。

スタジオと InterSystems IRIS とのバージョンの相互運用性を以下の表に示します。

スタジオのバージョン InterSystems IRIS の互換バージョン
2023.1 2018.1 ~ 2023.1
2022.3 2018.1 ~ 2022.3
2022.2 2018.1 ~ 2022.2
2022.1 2018.1 ~ 2022.1
2021.1 2018.1 ~ 2021.1
2020.1 2018.1 ~ 2020.1
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