リモート・サーバへの接続
Telnet セッション、Windows 上の InterSystems IRIS® ランチャーの [リモート システム アクセス] サブメニュー、または Web サーバとインスタンス情報から生成された URI からリモート・インスタンスを制御できます。
リモート・インスタンスに対して [リモート システム アクセス] サブメニューのユーティリティを使用するには、以下のことを行います。
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優先接続サーバ・リストにサーバを追加するため、リモート・サーバ接続を定義します。
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InterSystems IRIS ランチャーをクリックし、[リモート システム アクセス] を選択します。
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ランチャー・ユーティリティを選択し、そのサーバ名をクリックします。
Telnet セッションから InterSystems IRIS のリモート・インスタンスへの接続も可能です。
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InterSystems IRIS ランチャーをクリックし、[リモート システム アクセス] を選択します。
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[InterSystems IRIS Telnet] をクリックしてリモート・サーバに接続し、ユーザ名とパスワードを入力して InterSystems IRIS システムにログインします。もしくは、そのサーバが希望のサーバ・リストにある場合は、[ターミナル] を選択し、次にサーバ名をクリックします。
PC で実行しているターミナルや Telnet の実行が可能なワークステーション・クライアントから、サポートしているプラットフォームの InterSystems IRIS インスタンスにリモートでログインできます。このクライアントはユーティリティのみを備えていれば十分であり、InterSystems IRIS サーバ・インスタンスはなくてもかまいません。一般的に、クライアント・マシン上の InterSystems IRIS のバージョンは、それを管理する InterSystems IRIS のバージョン以上である必要があります。
Note:
macOS プラットフォームでは、Windows のコマンド・プロンプトから SSH を使用して自分の macOS マシンに接続してから、以下のコマンドで接続します。
sudo /sbin/service telnet start
リモート Web サーバで CSP ページを使用することもできます。これは、管理ポータルを使用して InterSystems IRIS インスタンスを管理するために使用できます。
[リモート システム アクセス] メニューから選択した [管理ポータル] または [ドキュメント] に接続している場合、リモート・インスタンスを実行していれば、生成された URI をブックマークしておいて Web サーバからそのページに戻ることができます。
リモート・サーバ接続の定義
リモート・サーバ上の InterSystems IRIS ランチャー・ユーティリティまたは他の InterSystems IRIS アプリケーションを使用するには、そのサーバが InterSystems IRIS サーバ・マネージャの接続リストに含まれている必要があります。この事前に設定したリモート・サーバのリストを使用すると、すぐに接続が可能です。リモート・サーバは、一意のサーバの IP アドレスや TCP ポートを使用して定義され、これがサーバにおける InterSystems IRIS のインスタンスとなります。
Important:
システム上で InterSystems IRIS ランチャー・ユーティリティを使用するには、InterSystems IRIS スーパーサーバがリモート・マシン上で動作し、そのポートがファイアウォール上で開いている必要があります。
セキュリティ上の理由のため、ユーザ名とパスワードはリモート接続情報に保存されません。
リモート・サーバを定義するには、以下のことを行います。
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InterSystems IRIS ランチャー・メニューから、[優先接続サーバ] を選択し、[追加/編集] をクリックして、InterSystems IRIS サーバ・マネージャを開きます(このステップを Windows システムで実行するには、管理者権限が必要です)。
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[追加] をクリックして、[接続を編集] ダイアログ・ボックスを開きます。
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各フィールドに入力し [OK] をクリックします。フィールドの詳細は以下のテーブルで説明しています。指定がない限り、すべてのフィールドに入力する必要があります。
[接続の追加] の入力フィールド
入力フィールド |
説明 |
サーバ名 |
サーバを識別する名前。InterSystems IRIS ランチャーに選択肢として表示されます。 |
IP アドレス |
IP アドレス、リモート・サーバのホスト名 (DNS サーバを使用の場合)、あるいは FQDN。InterSystems IRIS は、リモート・サーバに適合する名前を参照します。 |
ポート |
スーパーサーバのポート番号。既定のポート番号は 1972 です。 |
Telnet ポート |
Telnet 接続のポート番号。既定のポート番号は 23 です。 |
Web サーバの IP アドレス |
オプション – この InterSystems IRIS インスタンスの管理に使用する Web サーバの IP アドレス。指定しない場合、既定の IP アドレスになります。詳細は、"オプションのサーバ・フィールドの使用" を参照してください。 |
ウェブサーバ・ポート |
Web サーバのポート番号。既定のポート番号は 52773 です。 |
CSP サーバ・インスタンス |
オプション – 1 つの Web サーバを、複数の InterSystems IRIS インスタンスに接続するように構成する場合に、接続する InterSystems IRIS インスタンス名。詳細は、"オプションのサーバ・フィールドの使用" を参照してください。 |
HTTPS |
InterSystems IRIS ランチャーからのリンクが HTTPS を使用するかどうか。 |
認証方法 |
[Kerberos]1 または [パスワード]2 を選択します。 |
接続セキュリティ・レベル |
[Kerberos]1 でのみ使用します。[Kerberos]、[Kerberos とパケット整合性]、または [Kerberos と暗号化] のいずれかを選択します。 |
Windows InterSystems IRIS Telnet サーバ |
[Kerberos]1 でのみ使用します。Windows サーバへの接続を定義する場合は、このチェック・ボックスにチェックを付けます。 |
サービス・プリンシパル名 |
[Kerberos]1 でのみ使用します。このフィールドには、推奨のサービス・プリンシパル名形式 “cache/<FQHN>” (FQHN は完全修飾されたホスト名) で、入力した IP アドレスがあらかじめ入力されています。 |
コメント |
オプション – リモート・サーバの説明を入力します。 |
1 これらのフィールドの使用法の詳細は、"Kerberos 認証" を参照してください。
2 InterSystems IRIS のパスワードベースの認証の詳細は、"インスタンス認証" を参照してください。
オプションのサーバ・フィールドの使用
Web サーバの IP アドレス
管理する InterSystems IRIS インスタンスとは別のマシン上に存在する Web サーバを使用する場合は、このフィールドにその Web サーバ・マシンの IP アドレスを入力します。指定しない場合、既定の IP アドレスになります。
CSP サーバ・インスタンス
複数の InterSystems IRIS インスタンスに接続するように 1 つの Web サーバを構成する場合は、接続する InterSystems IRIS インスタンス名を [CSPサーバインスタンス] フィールドに入力します。
例えば、IIS Web サーバをインストール済みの Windows マシンに InterSystems IRIS の 2 つのインスタンス (iris1 と iris2) をインストールすると、既定の設定では、InterSystems IRIS の一部としてインストールされた固有プライベート Apache Web サーバで、それぞれのインスタンスを管理します。
ただし、各インスタンスのサーバ定義を作成するときに [ウェブサーバポート] (IIS の場合、既定の設定では 80) を変更し、[CSPサーバインスタンス] フィールドに iris1 と iris2 を指定することによって、両方のインスタンスをパブリック IIS Web サーバから管理することもできます。これによって、パブリック Web サーバ上に対応する InterSystems IRIS インスタンスを指す仮想ディレクトリ /iris1 と /iris2 が自動的に作成されます。
[CSPサーバインスタンス] フィールドに値を入力し、このサーバのランチャー上で管理ポータルを選択すると、URI は次のような形式になります。
http://<web srvr addr>:<web srvr port>/<csp srvr inst>/csp/sys/UtilHome.csp
これは、URI の “/csp/sys/UtilHome.csp” 部分の前にインスタンス名が置かれた形式で、例にある 2 つのインスタンスに対しては次の URI が生成されます。
http://localhost:80/iris1/csp/sys/UtilHome.csp
http://localhost:80/iris2/csp/sys/UtilHome.csp
InterSystems IRIS 開発ツールおよび CSP アプリケーションをリモートで使用するか、複数のインスタンスを 1 台の Web サーバで制御する予定の場合は、"高度な Web サーバ構成" のセクションで説明する高度な構成の手順を実行します。
高度な Web サーバ構成
InterSystems IRIS 機能の中には、リモート接続で正常に機能するように、そのリモート・インスタンスで追加の Web サーバ設定を必要とするものがあります。
Web サーバ・マシンで、管理ポータルから目的のリモート InterSystems IRIS サーバ・インスタンスを指定し、ポータルの [開始設定] ページ ([システム管理]→[構成]→[追加設定]→[開始]) で以下の設定を構成します。
複雑な構成の詳細は、"Web ゲートウェイガイド" を参照してください。