サポート対象テクノロジ
このページでは、インターシステムズ製品でサポートされているテクノロジのリストを示します。
サポートされているファイル・システム
このリリースでは、指定されたプラットフォームで、以下のファイル・システムがサポートされています。
プラットフォーム |
推奨されるファイル・システム |
その他のサポート対象ファイル・システム |
Apple macOS (x86-64) |
HFS |
APFS |
IBM AIX® (POWER System-64) (POWER 7 以降) |
JFS23 |
|
Microsoft Windows (x86-64) |
NTFS |
|
Oracle Linux (x86-64) |
XFS |
|
Red Hat Enterprise Linux (x86-64 または ARM64) |
XFS |
ext31、ext41,2、NFS |
SUSE Linux Enterprise (x86-64) |
XFS |
Btrfs、ext31、ext41,2、NFS、VxFS3 |
Ubuntu (x86-64 または ARM64) |
XFS |
Btrfs、ext31、ext41,2、NFS |
1 ext3/ext4 ファイル・システムでは data=journal マウント・オプションはサポートされていません。
2 Linux を使用するときは、ジャーナル/WIJ に ext4 ファイル・システム、データ・ファイル用に XFS ファイル・システムを使用することをお勧めします。
3 ジャーナリングのパフォーマンスを最適化するには、サポート対象のすべてのプラットフォーム上で、JFS2 および VxFS ファイル・システムに cio マウント・オプションを使用することを推奨します。VxFS 上で cio を使用できない場合、ダイレクト I/O を有効にしたマウント (ファイル・システムのマウント・オプション mincache=direct,convosync=direct) がジャーナリングでサポートされます。
サポート対象の Web サーバ
このリリースでは、以下に示すプラットフォームの Web サーバで CSP テクノロジをサポートします。これは、すべてのインターシステムズ社製品がこれらのプラットフォーム上で動作するということではなく、インターシステムズの Web ゲートウェイ・コンポーネントがこれらのプラットフォーム上で動作するということです。
Web サーバ |
プラットフォーム |
Apache 2.4 |
|
Microsoft IIS 7.0 以降 |
|
Nginx (Stable) |
|
* 64 ビットの UNIX® プラットフォームで Web ゲートウェイに Kerberos セキュリティおよび SSL を使用するには、64 ビットの Apache が必要です。
サポート対象の Web ブラウザ
InterSystems IRIS は、以下の表にリストされている Web ブラウザで CSP をサポートしています。
ブラウザ・プラットフォーム
以下の表にリストされているブラウザより新しいバージョンもサポートされます。ただし、重大な問題が発生することがあり、その場合は InterSystems IRIS のメジャー・リリースで修正する必要があります。この点を理解しておいてください。それらの修正プログラムは、これより古いリリースの InterSystems IRIS にさかのぼって移植されることはありません。
また、ブラウザは、XML HTTP インタフェースをサポートしている必要があります。これにより、一部の旧バージョンのブラウザのサポートが制限されます。
プラットフォーム |
サポート対象 Web ブラウザ |
Windows |
Chrome、Edge、Firefox、Opera |
Linux |
Firefox |
Android |
Chrome |
iOS |
Safari |
macOS |
Chrome、Firefox、Opera、Safari |
ポータル
InterSystems IRIS 管理ポータルに対するサポートは、以下の表にリストされているブラウザに限定されています。特に明記されていない限り、これには、InterSystems IRIS® Business Intelligence 機能のサポートが含まれます。これ以降にベンダによってリリースされるバージョンは、下位互換性があるものと想定されています。これらのバージョンはサポート対象の Web ブラウザの説明に従ってサポートされ、利用可能になったときにテストされます。
Web ブラウザ (プラットフォーム) |
バージョン |
Chrome (Windows、macOS) |
最新のリリース |
Edge (Windows)* |
最新のリリース |
Firefox (Windows、macOS、Linux) |
最新のリリース |
* 現在のところ、InterSystems IRIS® Business Intelligence のすべての機能が Microsoft Edge に対応しているわけではありません。
ODBC のサポート
インターシステムズ社製品では、ほとんどのプラットフォームにおいて、マルチスレッド ODBC をサポートします。
UNIX® ベースのシステム上の InterSystems ODBC ドライバは、以下のドライバ・マネージャをサポートしています。
プラットフォームのエンディアン
バックアップをリストアする場合やデータベースを転送する場合、リストア先や転送先のシステムでは、ソース・システムと同じエンディアン (ビッグ・エンディアンまたはリトル・エンディアン) を使用している必要があります。例えば、ビッグ・エンディアン・システム上で作成したバックアップを、リトル・エンディアン・システムにリストアすることはできません。詳細は、"専用のシステム/ツールおよびユーティリティ" の “cvendian を使用したビッグ・エンディアン・システムとリトル・エンディアン・システム間の変換” のセクションを参照してください。
以下のテーブルに、今回のリリースのサポート対象サーバ・プラットフォームのエンディアンを示します。
プラットフォーム |
エンディアン |
Apple macOS (x86-64) |
リトル・エンディアン |
IBM AIX® (POWER System-64) |
ビッグ・エンディアン |
Microsoft Windows (x86-64) |
リトル・エンディアン |
Oracle Linux (x86-64) |
リトル・エンディアン |
Red Hat Enterprise Linux (x86-64 または ARM64) |
リトル・エンディアン |
SUSE Linux Enterprise Server (x86-64) |
リトル・エンディアン |
Ubuntu (x86-64 または ARM64) |
リトル・エンディアン |
サポート対象 SQL ゲートウェイ・データベース
InterSystems IRIS SQL ゲートウェイは、以下の条件の下で InterSystems IRIS から外部データベースへのアクセスをサポートしています。
-
外部データベースが、その製造元によってサポートされている。例えば、Oracle 10g が Oracle による拡張メンテナンスの対象である期間、InterSystems IRIS は Oracle 10g への接続をサポートします。
-
接続ドライバが適切なプロトコルに準拠している。InterSystems IRIS は、ODBC 3.0 ~ 3.7 と JDBC 4.0 ~ 4.3 をサポートしています。
SQL ゲートウェイは、InterSystems IRIS の SQL 言語を使用して外部データベースにクエリを発行する機能を提供します。インターシステムズでは、以下のデータベース・システムの最新バージョンを対象として、これらの機能を定期的にテストしています。
サポート対象 .NET Framework
このリリースでは、以下の Microsoft .NET Framework をサポートします。
Note:
.NET Framework が Kerberos を直接サポートしていないため、InterSystems IRIS .NET クライアントは Kerberos をサポートしていません。
サポート対象 Java テクノロジ
InterSystems の Java 製品には、Oracle の Java 開発キット (JDK) または互換性のある JDK が必要です。このリリースでは、以下の JDK をサポートします。
開発キット |
バージョン |
Java SE 開発キット (JDK) |
8、11 |
OpenJDK |
8、11 |
Windows Terminal Server 上で Java を実行する際に、インターシステムズ社製品ライセンス共有の利用をご希望の場合は、インターシステムズまでお問い合わせください。
その他のサポート対象テクノロジ
これまで紹介したテクノロジのほか、このリリースでは以下のテーブルに示すテクノロジをサポートしています。
サポート対象ライブラリ |
バージョン |
ICU |
69.1 |
Xerces |
3.2 |
Xalan |
1.12* |
OpenSSL |
インスタンス固有。インスタンスによって使用されているバージョンを判別するには、$SYSTEM.Encryption.OpenSSLVersion() を呼び出します。 |
* 今回のリリースで新規サポート。
ODBC ドライバ・マネージャ |
バージョン |
unixODBC |
2.3.4 |
iODBC |
3.52.4 |
その他のサポート対象機能
インターシステムズ製品は、以下の表に示すように、LDAP プロトコル、マルチスレッド・コールイン、T-SQL プログラミング拡張機能、MQ インタフェース、および組み込み Python をサポートします(サポート対象のオペレーティング・システムのバージョンは、"サポート対象サーバ・プラットフォーム" のテーブルに記載されています)。
プラットフォーム |
サポート対象機能 |
組み込み Python としてサポートされているバージョンの Python |
Apple macOS (x86-64) |
LDAP、T-SQL、組み込み Python |
Python 3.9 (homebrew を使用してインストール)2 |
IBM AIX® (POWER System-64) (POWER 7 以降) |
LDAP、T-SQL、MQ インタフェース1 |
N/A |
Microsoft Windows (x86-64) |
LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python |
Python 3.9 (InterSystems IRIS インストーラに同梱)2 |
Oracle Linux (x86-64) |
LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python |
Python 3.62 |
Red Hat Enterprise Linux (x86-64 または ARM64) |
LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python |
Python 3.62 |
SUSE Linux Enterprise (x86-64) |
LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python |
Python 3.62 |
Ubuntu (x86-64 または ARM64) |
LDAP、マルチスレッド・コールイン、T-SQL、MQ インタフェース1、組み込み Python |
Ubuntu 20.04:Python 3.82
Ubuntu 22.04:Python 3.102 |
1 InterSystems IRIS では、WebSphere MQ V7.0 以降をサポートしています。
2 詳細は、"組み込み Python の使用法" の "前提条件" セクションを参照してください。