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SAP Java コネクタの使用

このトピックでは、プロダクションから SAP へ要求を送信できるように、必要なコンポーネントをプロダクションに追加する方法について説明します。"セットアップ・クラス" も参照してください。

基本設定

以下のビジネス・ホストをプロダクションに追加します。

EnsLib.JavaGateway.Service の設定

Java ゲートウェイを見つけることができるように、EnsLib.JavaGateway.Service の設定を構成します。設定は以下のとおりです。

ExternalServerName

この設定の値は、"外部サーバ接続の管理" の説明に従って外部言語サーバ名とする必要があります。この設定は、ServerPort の設定および関連するゲートウェイの構成設定よりも優先されます。このゲートウェイの構成設定として、ClassPath、ハートビート設定、UsePassphrase 設定、JVM 設定などがあります。これで、外部言語サーバ名を使用せずにパスフレーズを使用するゲートウェイを起動できなくなります。

Address

Java ゲートウェイ・サーバで使用される JVM が配置されている IP アドレスまたはマシン名。

Port

Java ゲートウェイの接続先のポート番号。デフォルトは 55555 です。

HeartbeatInterval

Java ゲートウェイとの各通信がアクティブかどうかをチェックする時間間隔を秒数で表した値。有効にした場合、最小値は 5 秒で、最大値は 3600 秒 (1 時間) です。既定値は 10 秒です。値が 0 の場合、この機能は無効になります。

HeartbeatFailureTimeout

接続がアクティブかどうかの確認に対し、ここで指定した秒数を超えて応答がない場合は、Java ゲートウェイに障害が発生していると見なされます。この値が HeartbeatInterval プロパティよりも小さい場合、Java ゲートウェイの通信チェックが失敗する場合はゲートウェイに必ず障害が発生していることになります。最大値は 86400 秒 (1 日) です。既定値は 30 秒です。

HeartbeatFailureAction

Java ゲートウェイが障害状態である場合に実行するアクション。これを Restart (デフォルト) に設定すると、Java ゲートウェイが再起動します。Alert に設定すると、イベント・ログにアラート・エントリが生成されます。これは [エラー時に警告] の設定とは関係ありません。

HeartbeatFailureRetry

Java ゲートウェイ・サーバが障害状態になった場合に、HeartbeatFailureAction の再試行まで障害状態で待機する時間。デフォルトは 300 秒 (5 分) です。この値に 0 を指定すると、この機能は無効になります。つまり、すぐに回復できない障害が発生しても、自力での回復操作は実行されません。

JavaHome

JVM の場所 (この値は、JAVA_HOME 環境変数に使用します)。この値は、目的の JVM の検索やゲートウェイを開始するコマンドのアセンブルに使用します。

場所を指定しなくても使用可能なデフォルト JVM がマシン上に存在する場合は、この設定を空白のままにできます。

ClassPath

JVM の起動時に引数として渡されるファイルが保存されたクラス・パス。Java ゲートウェイ経由でインポートするクラスが定義されたすべての jar ファイルを含める必要があります。Java ゲートウェイで使用される InterSystems の .jar ファイルは含める必要がありません。スペースまたは複数のファイルを含むファイル・パスを指定する場合は、クラスパスを引用符で囲って、プラットフォームに適切なセパレータを付ける必要があります。

Microsoft Windows プラットフォーム用のファイル・パスをセミコロンで区切ったリストの例を以下に示します。

C:\Library\mygateway.jar;"C:\Jar files\utilities.jar"

クラスパスの追加のパスは、EnsLib.JavaGateway.AbstractOperationOpens in a new tab から派生したビジネス・オペレーションの中で指定できます。そのクラスのプロパティ AdditionalPaths を参照してください。

JVMArgs

Java ゲートウェイを開始するコマンドをアセンブルする際に含めるため、JVM (Java 仮想マシン) に渡されるオプションの引数。例えば、システム・プロパティ Dsystemvar=value を指定したり、最大ヒープ・サイズを Xmx256m と設定するなどの操作を必要に応じて実行できます。

JDKVersion

目的とするバージョンの InterSystems .jar ファイルを選択するための JDK のバージョン。Java ゲートウェイを開始するコマンドをアセンブルするために使用します。例: Java 1.7

Logfile

InterSystems IRIS サーバと Java ゲートウェイ間のすべての通信をログに記録するファイルの完全修飾名。トラブルシューティングの場合を除き、通常はこの設定を空白のままにします。これらのメッセージには、サーバへの接続が開かれたことの通知、閉じられたことの通知、Java クラスを InterSystems IRIS プロキシ・クラスにマッピングするときに生じた問題などが記載されます。

JavaDebug

Eclipse や JSwat などの Java デバッガをアタッチできるようにします。真の場合、Java デバッグが有効になります。デフォルトは偽です。

JavaDebugPort

リッスンするポートを指定します。デフォルトは 8000 です。

JavaDebugSuspend

[はい] の場合、起動時に JVM を中断し、デバッガのアタッチを待機します。デフォルトは [いいえ] です。

EnsLib.SAP.Operation の設定

EnsLib.SAP.OperationOpens in a new tab は、Java ゲートウェイを介して、SAP JCo に要求を送信します。このビジネス・ホストに、以下の設定を指定します。

SAPClient

SAP クライアント (例: 000)。

SAPCredentials

これは、SAP サーバへのアクセス時に使用するプロダクション認証情報のセット名です。

SAPLanguage

SAPHost

SAP サーバのホスト名または IP アドレス

SAPSystemNumber

SAP SystemNumber (例: 00)。

SAPTransactionAutoCommit

BAPI/RFC-call が正常終了した後に、BAPI "BAPI_TRANSACTION_COMMIT" を実行するかどうかを指定します。

SAPResponseHandler

SAP 応答を受信する必要があるこのプロダクションで項目を構成します。

JavaGatewayConfigItemName

Java ゲートウェイをホスティングする (必須の) 構成項目の名前

ここ記載されていない設定は、"プロダクションの管理" の “すべてのプロダクションに含まれる設定” を参照してください。

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