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ルーチンによる InterSystems IRIS の管理に関する注意事項

管理ポータルによって、システム制御に使用する便利なブラウザベースのインタフェースが提供されます。ただし、ブラウザからシステムを管理できない場合にこのようなシナリオに対応するため、InterSystems IRIS では、同じタスクを実行するインタラクティブなルーチンを提供しています。ターミナルで実行する場合、これらのルーチンは、コマンド行インタフェースとして機能します。旧ドキュメントでは、このようなルーチンは、文字ベースのルーチンと呼ばれています。これらのルーチンについては、別の場所で詳細に説明されています。ここでは、これらすべてのルーチンに適用される追加情報を示します。

Caution:

同じルーチンの複数のインスタンスが、異なるシステム管理者 (あるいは同じ管理者) によって同時に実行されるのを防止する方法はありません。こうした状況になった場合は、影響を受けるデータの一貫性に考慮し、各インスタンスの動作を調整して競合を回避して、目的を達成するのは管理者の責任となります。

Important:

このドキュメントに説明されているルーチンを使用する場合、選択オプションに適するパラメータ値と InterSystems IRIS の動作について十分な運用知識が管理者にあることが前提となります。

ターミナルからこれらのルーチンを使用するには、ユーザが %SYS ネームスペースにいることと、最低でも %Manager ロールに属していることが必要です。ルーチンを開始するには、DO コマンドを使用します。例えば、^LEGACYNETWORK ルーチン (従来のネットワーク・ツールの構成をサポートするルーチン) を呼び出すには、次のコマンドを使用します。

 DO ^LEGACYNETWORK

開始時に、まずこれらの各オプションがオプションのリストと共に示されます。目的のオプションを選択するには、"Option?" プロンプトの後に対応する番号を入力します。ほとんどの場合、初期メニューを選択すると、さらにメニューが表示されるか、またはルーチンのタスク実行に必要な情報がすべて指定されるまで、必要な情報の入力が求められます。

以下の点に注意してください。

  • 各オプションには、数字の接頭語があります。その番号を入力することで、オプションを選択します。オプション番号の形式は、すべてのルーチンで使用されています。

  • すべてのオプション・リストに、メニューの現行レベルを終了して前のレベルに戻るための項目があります。または、“Option?” プロンプトに対して Enter キーを押して対応することもできます。この操作は [終了] オプションを選択したと同義に解釈されます。つまり、現行のセクションが終了され、1 つ “上位” レベルのオプションが表示されます。最上位レベルのオプションに対して Enter を押すと、ルーチンが終了します。

  • 情報の入力を求めるプロンプトの多くには既定値があり、それは Enter キーを押すことで選択できます。使用可能な既定値がある場合は、次に示すように、プロンプト・メッセージと “=>” 文字の間に表示されます。

    Unsuccessful login attempts before locking user? 5 =>
    

    この例では、既定値は 5 で、これはユーザが何回ログインに失敗するとそのユーザ名がロックされるかを表しています。

  • 既定値が “Yes” または “No” のプロンプトでは、“yE” や “n” などの部分的に一致する応答も受け入れられます。この照合では、応答の大文字/小文字が無視されます。

  • 既存のユーザ、ロール、サービスなどの設定変更が目的のオプションでは、それらの項目の既存値が既定として表示されます。Enter キーを押すと、その値が保存され、次のプロンプトに進みます。

  • 一部のプロンプトでは、ユーザ名などの項目を照合するときに使用するパターンの入力が求められます。通常、既定のパターンは、すべての項目に一致する “*” です。このパターンでは、DOS における照合と同じように、アスタリスクが任意の文字シーケンスに一致します。パターンは、それぞれが固有のパターンとして解釈されるコンマ区切りのパターン・リストで構成される場合もあります。対象の項目がリスト内のいずれかのパターンに一致すると、その項目は選択されたものとして処理されます。

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