ML 構成は、IntegratedML がモデルのトレーニングに使用する設定の集まりです。構成では主として、トレーニングを実行する機械学習プロバイダを指定します。プロバイダによっては、URL や API トークンなど接続に必要な情報も構成で指定します。
ML 構成の設定
IntegratedML では、すぐに使用できる構成として、以下が用意されています。
インストール時には、%AutoML がシステムの既定の ML 構成として設定されます。構成に調整を加えずに IntegratedML を使用できます。TRAIN MODEL 文に使用する別の ML 構成を指定したい場合は、以下のいずれかの方法で指定できます。
INFORMATION_SCHEMA.ML_TRAINING_RUNS ビューにクエリを実行して、トレーニング実行にどの ML 構成が使用されたかを確認できます。
SQL を使用した、指定されたプロセスの ML 構成の設定
SET ML CONFIGURATION 文を使用して、指定プロセスの ML 構成を指定できます。
構文
SET ML CONFIGURATION 文の構文は以下のとおりです。
SET ML CONFIGURATION ml-configuration-name
詳細情報
SET ML CONFIGURATION 文の詳細は、"InterSystems SQL リファレンス" を参照してください。
システム管理ポータルを使用したシステムの既定の ML 構成の設定
システム管理ポータルの [Machine Learning Configurations] ページで、システムの既定の ML 構成を設定できます。
システムの既定の ML 構成を設定するには、次の手順を実行します。
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管理ポータルにログインします。
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[システム管理]→[構成]→[Machine Learning Configurations] に移動します。
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[System Default ML Configuration] の横で、任意の ML 構成を選択します。
Note:
この方法でシステムの既定の ML 構成を設定しても、新しいプロセスを開始するまで有効にはなりません。
ML 構成の管理
ML 構成を管理するために、以下の操作を実行できます。
INFORMATION_SCHEMA.ML_TRAINING_RUNS ビューにクエリを実行して、トレーニング実行にどの ML 構成が使用されたかを確認できます。
ML 構成の変更
既存の ML 構成のプロパティを変更できます。
システム管理ポータルを使用した ML 構成の変更
ML 構成を変更するには、次の手順を実行します。
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管理ポータルにログインします。
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[システム管理]→[構成]→[Machine Learning Configurations] に移動します。
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リストされた ML 構成の名前を選択して、任意の値を調整します。
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[保存] を選択して、この変更した ML 構成を保存します。
SQL を使用した ML 構成の変更
ALTER ML CONFIGURATION 文を使用して構成を変更できます。
構文
ALTER ML CONFIGURATION 文の構文は以下のとおりです。
ALTER ML CONFIGURATION ml-configuration-name alter-options
alter-options は以下の 1 つ以上になります。
詳細情報
ALTER ML CONFIGURATION コマンドの詳細は、"InterSystems SQL リファレンス" を参照してください。
ML 構成の削除
ML 構成を削除できます。
システム管理ポータルを使用した ML 構成の削除
ML 構成を削除するには、次の手順を実行します。
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管理ポータルにログインします。
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[システム管理]→[構成]→[Machine Learning Configurations] に移動します。
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削除する ML 構成の行を見つけて、[削除] を選択します。