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ML 構成

ML 構成は、IntegratedML がモデルのトレーニングに使用する設定の集まりです。構成では主として、トレーニングを実行する機械学習プロバイダを指定します。プロバイダによっては、URL や API トークンなど接続に必要な情報も構成で指定します。

インストール時に %AutoML がシステムの既定の ML 構成として設定されるため、ML 構成に調整を加えずに IntegratedML を使用できます。

ML 構成の作成

インストール時のシステムの既定の ML 構成を使用できますが、モデルのトレーニングのために新しい ML 構成を作成することもできます。

システム管理ポータルを使用した ML 構成の作成

ML 構成を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 管理ポータルにログインします。

  2. [システム管理][構成][Machine Learning Configurations] に移動します。

  3. [新規構成の作成] を選択して、フィールドに以下の値を入力します。

    • [名前] — ML 構成の名前。

    • [プロバイダ] — ML 構成を接続する機械学習プロバイダ。

      [DataRobot] を選択した場合、以下の追加フィールドに値を入力する必要があります。

      • [URL] — DataRobot エンドポイントの URL。

      • [API Token] — DataRobot アカウントの API トークン。

    • [説明] — オプション。ML 構成の説明テキスト。

    • [Using Clause] — オプション。ML 構成の既定の USING 節。詳細は、"トレーニング・パラメータの追加 (USING 節)" を参照してください。

    • [所有者] — この ML 構成の所有者。

  4. [保存] を選択して、この新しい ML 構成を保存します。

この新しい ML 構成をシステムの既定として設定するには、"システムの既定の ML 構成の設定" を参照してください。

SQL を使用した ML 構成の作成

CREATE ML CONFIGURATION コマンドを使用して新しい構成を作成できます。

構文

CREATE ML CONFIGURATION 文の構文は以下のとおりです。

CREATE ML CONFIGURATION ml-configuration-name PROVIDER provider-name [ %DESCRIPTION description-string ] [ USING json-object-string ] provider-connection-settings

以下の例では、CREATE ML CONFIGURATION 文におけるさまざまな節の使用法を示します。

最も単純な構文

以下のコマンドは、H2O プロバイダを使用する ML 構成 H2OConfig を作成します。H2O に接続する際、プロバイダ接続設定は不要です。

CREATE ML CONFIGURATION H2OConfig PROVIDER H2O
USING によるトレーニング・パラメータの選択

以下のコマンドは、H2O プロバイダを使用し、既定の USING 節を指定する ML 構成 H2OConfig を作成します。

CREATE ML CONFIGURATION H2OConfig PROVIDER H2O USING {"nfolds": 4}
詳細情報

この新しい ML 構成をシステムの既定として設定するには、"システムの既定の ML 構成の設定" を参照してください。

CREATE ML CONFIGURATION コマンドの詳細は、"InterSystems SQL リファレンス" を参照してください。

ML 構成の設定

IntegratedML では、すぐに使用できる構成として、以下が用意されています。

  • %AutoML

  • %H2O

  • %PMML

インストール時には、%AutoML がシステムの既定の ML 構成として設定されます。構成に調整を加えずに IntegratedML を使用できます。TRAIN MODEL 文に使用する別の ML 構成を指定したい場合は、以下のいずれかの方法で指定できます。

INFORMATION_SCHEMA.ML_TRAINING_RUNS ビューにクエリを実行して、トレーニング実行にどの ML 構成が使用されたかを確認できます。

SQL を使用した、指定されたプロセスの ML 構成の設定

SET ML CONFIGURATION 文を使用して、指定プロセスの ML 構成を指定できます。

構文

SET ML CONFIGURATION 文の構文は以下のとおりです。

SET ML CONFIGURATION ml-configuration-name
詳細情報

SET ML CONFIGURATION 文の詳細は、"InterSystems SQL リファレンス" を参照してください。

システム管理ポータルを使用したシステムの既定の ML 構成の設定

システム管理ポータルの [Machine Learning Configurations] ページで、システムの既定の ML 構成を設定できます。

システムの既定の ML 構成を設定するには、次の手順を実行します。

  1. 管理ポータルにログインします。

  2. [システム管理][構成][Machine Learning Configurations] に移動します。

  3. [System Default ML Configuration] の横で、任意の ML 構成を選択します。

Note:

この方法でシステムの既定の ML 構成を設定しても、新しいプロセスを開始するまで有効にはなりません。

ML 構成の管理

ML 構成を管理するために、以下の操作を実行できます。

INFORMATION_SCHEMA.ML_TRAINING_RUNS ビューにクエリを実行して、トレーニング実行にどの ML 構成が使用されたかを確認できます。

ML 構成の変更

既存の ML 構成のプロパティを変更できます。

システム管理ポータルを使用した ML 構成の変更

ML 構成を変更するには、次の手順を実行します。

  1. 管理ポータルにログインします。

  2. [システム管理][構成][Machine Learning Configurations] に移動します。

  3. リストされた ML 構成の名前を選択して、任意の値を調整します。

  4. [保存] を選択して、この変更した ML 構成を保存します。

SQL を使用した ML 構成の変更

ALTER ML CONFIGURATION 文を使用して構成を変更できます。

構文

ALTER ML CONFIGURATION 文の構文は以下のとおりです。

ALTER ML CONFIGURATION ml-configuration-name alter-options

alter-options は以下の 1 つ以上になります。

  • PROVIDER provider-name

  • %DESCRIPTION description-string

  • USING json-object-string

  • provider-connection-settings

詳細情報

ALTER ML CONFIGURATION コマンドの詳細は、"InterSystems SQL リファレンス" を参照してください。

ML 構成の削除

ML 構成を削除できます。

システム管理ポータルを使用した ML 構成の削除

ML 構成を削除するには、次の手順を実行します。

  1. 管理ポータルにログインします。

  2. [システム管理][構成][Machine Learning Configurations] に移動します。

  3. 削除する ML 構成の行を見つけて、[削除] を選択します。

SQL を使用した ML 構成の削除

DROP ML CONFIGURATION 文を使用して構成を削除できます。

構文

DROP ML CONFIGURATION 文の構文は以下のとおりです。

DROP ML CONFIGURATION ml-configuration-name
詳細情報

DROP ML CONFIGURATION コマンドの詳細は、"InterSystems SQL リファレンス" を参照してください。

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