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InterSystems IRIS ソース・コード・ファイル REST API の概要

この REST API は、InterSystems IRIS® のソース・コード・ファイルへのアクセスを可能にします。インターシステムズの VS Code - ObjectScript IDE は、この API を使用して、InterSystems IRIS のコード・ファイルにアクセスするために必要なアクションを実行します。また、この API はユーザ独自のコードに使用できます。これらの操作としては、以下が挙げられます。

  • InterSystems IRIS インスタンス上で使用できるネームスペースの取得

  • ネームスペース内で定義されているクラス定義およびルーチンの検索

  • クラスおよびルーチンのテキスト定義の取得

  • クラス定義またはルーチンの更新

  • 新しいクラス定義またはルーチンの作成

  • クラス定義またはルーチンの削除

  • InterSystems IRIS クラスまたはルーチンのコンパイル

  • テーブルに対する SQL クエリの実行による InterSystems IRIS 環境のプロパティの検出

これらの操作は、InterSystems IRIS のソース・コード・ファイルにアクセスするためのメカニズムを提供します。InterSystems IRIS 開発環境を作成するためには、この API を理解して、InterSystems IRIS のソース・コード・ファイルが InterSystems IRIS 内でどのように使用されるのかを包括的に理解する必要があります。

これは特定目的用の API です。開発環境を作成する場合や、クラス・ブラウザなどの同様のアプリケーションを扱う場合は、この API が役に立つ可能性があります。ただし、これは InterSystems IRIS オブジェクトにアクセスするための汎用 REST API ではありません。

このドキュメントでは、InterSystems IRIS のソース・コード・ファイル REST API のバージョン 1 と 2 について説明します。将来の InterSystems IRIS リリースでは、追加の呼び出しを提供する、この REST API の上位バージョンがサポートされる可能性がありますが、いつでも以前のバージョンを呼び出すことができます。バージョン 1 の API では URL に /v1/ が、バージョン 2 の API では /v2/ が含まれています。InterSystems IRIS で提供されているこの API のバージョンを確認するには、GetServer メソッドを呼び出します。

以下では、この API の主な機能について、およびこれらの機能を提供するメソッドについて説明します。

  • サーバ環境に関する情報の取得 :

    • GetServer メソッドは、サーバに関する重要な情報を提供します (サーバ上のネームスペースに関する情報を含む)。

    • GetNamespace メソッドは、指定されたネームスペースに関する追加情報を提供します。この情報には、そのネームスペースにマップされているデータベースのリストが含まれます。

    • HeadServer メソッドは、サーバに関するヘッダ情報を提供します。HeadServer を呼び出して、サーバが使用可能かどうかを確認できます。

    • GetJobs メソッドは、InterSystems IRIS で実行中のジョブに関する情報を提供します。

    • GetCSPApps メソッドは、サーバによって定義された Web アプリケーションに関する情報を提供します。これらのアプリケーションによって、InterSystems IRIS へのアクセスが提供されます。

  • ソース・コード・ファイルに関する情報の取得:

    • GetDocNames メソッドは、ネームスペース内のソース・コード・ファイルの名前を返します。希望に応じて、対象となるファイルのファイル・カテゴリやファイル・タイプを限定できます。

    • GetModifiedDocNames メソッドは GetDocNames と同じ名前を返しますが、それに加えてデータベース状態のハッシュを返します。該当ファイルのローカル・コピーが保持されている場合は、GetModifiedDocNames を呼び出して、そのドキュメントが前回の取得時以降に変更されたかどうかを確認できます。

    • GetDoc メソッドは、指定されたソース・コード・ファイルの内容を取得します。希望に応じて ETAG および If-None-Match ヘッダを使用することで、ソース・コード・ファイルが前回の取得時以降に変更されている場合にのみ、ソース・コード・ファイルの内容を取得することもできます。

    • GetDocs メソッドは、指定されたファイルの内容を取得します。

    • Index メソッドは、ネームスペース内のクラス定義の一部のキー・プロパティを提供します。お使いのアプリケーションはこの情報を使用して、アクセスするクラス定義を選択できます。

    • HeadDoc メソッドは、ソース・コード・ファイルのヘッダ情報を提供します。

  • ソース・コード・ファイルの作成、更新、および削除

    • PutDoc メソッドは、既存のソース・コード・ファイルを更新するか、既存のソース・コード・ファイルがない場合は新しいソース・コード・ファイルを作成します。

    • DeleteDoc メソッドは、指定されたソース・コード・ファイルを削除します。

    • DeleteDocs メソッドは、指定された一連のソース・コード・ファイルを削除します。

  • ソース・コード・ファイルのコンパイル

    • Compile メソッドは、ソース・コード・ファイルをコンパイルします。

  • InterSystems IRIS テーブルから情報を取得するための SQL クエリの実行

    • Query メソッドは、任意の InterSystems IRIS データベースに対する SQL クエリを実行します。

  • ソース・コード・ファイルの検索

    • Search メソッドは、InterSystems IRIS データベース内のソース・コード・ファイルを検索します。

  • Ensemble クラスを扱うための特別な呼び出し

    • GetEnsClassType メソッドは、Ensemble オブジェクトのクラス・タイプを返します。

    • GetAdpInputOutputClass メソッドは、プロダクション・アダプタの入力/出力アダプタ・クラスを返します。

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