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MQTT (Message Queuing Telemetry Transport) の概要

MQTT (Message Queuing Telemetry Transport) は、多くのデバイスがデータをネットワーク上に発行できるように設計された軽量プロトコルです。MQTT は、帯域幅が制限されているネットワークにおいても高いメッセージ・スループットを実現するよう設計されている軽量メッセージ・プロトコルです。発行および購読のメカニズム、およびブローカ・サーバの使用により、メッセージのパブリッシャおよびサブスクライバのネットワークへの接続が信頼性の低いものであっても、帯域幅の狭いネットワークで信頼性の高いメッセージの通信を実現できます。MQTT は、多くの小さなデバイスがネットワークに情報を発行する IoT に非常に適しています。クライアントはブローカへの単一の接続を持つ任意のデバイスからのメッセージを購読できます。MQTT の詳細は、MQTT.orgOpens in a new tab を参照してください。

InterSystems IRIS® データ・プラットフォームでは MQTT 3.1 をサポートしています。MQTT 仕様は、OASIS 標準 http://docs.oasis-open.org/mqtt/mqtt/v3.1.1/mqtt-v3.1.1.htmlOpens in a new tab として定義されています。

MQTT アダプタ EnsLib.MQTT.Adapter.InboundOpens in a new tab は、MQTT connect、subscribe、および receive メッセージを送信します。EnsLib.MQTT.Adapter.OutboundOpens in a new tab は、MQTT publish メッセージを送信します。

これらのアダプタを使用して、カスタムのビジネス・サービスおよびオペレーションを開発したり、組み込みのビジネス・サービス EnsLib.MQTT.Service.PassthroughOpens in a new tab およびビジネス・オペレーション EnsLib.MQTT.Operation.PassthroughOpens in a new tab を使用することができます。相互運用プロダクション外で MQTT プロトコルを使用する場合は、下位レベルの %Net.MQTT クラスを使用できます。

MQTT プロトコルでは、MQTT ブローカ・サーバと MQTT クライアントが使用されます。クライアントはメッセージを発行および購読します。クライアントはブローカにメッセージを発行します。また、クライアントはブローカに購読を登録してメッセージを受信します。このアーキテクチャにより、クライアントは、わずか 1 つのブローカへの接続で、さまざまなパブリッシャによって発行されたメッセージを購読できます。

多くの場合は、組み込みのビジネス・サービスおよびオペレーションを使用して MQTT ブローカにアクセスできますが、より複雑な動作が必要な場合、アダプタを使用してカスタム・コードを作成する必要が生じることがあります。

MQTT クラスは Eclipse の Paho の C 言語用 MQTT クライアント・ライブラリOpens in a new tabを使用します。

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