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接続オプション

InterSystems IRIS® を使用すれば、さまざまなテクノロジに対する受信接続と送信接続を定義できます。オプションの一般的なカテゴリは 3 つあります。アダプタ特殊なビジネス・ホスト・クラス、およびゲートウェイです。

組み込みツールではニーズを満たせない場合は、独自のコンポーネントを作成できます。ツールを短くまとめたリストは、"インターシステムズ技術リファレンス" の目次を参照してください。

アダプタ・ライブラリ

InterSystems IRIS には複数のアダプタが用意されていますが、独自のアダプタを定義することもできます。InterSystems IRIS のアダプタは以下のシナリオに対応しています。

Email

POP3 プロトコルを介して電子メール・メッセージを受信し、Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) を介して電子メール・メッセージを送信します。

"プロダクション内での電子メール・アダプタの使用法" を参照してください。

File

ローカル・ネットワーク上のファイルの読み書きを行います。ファイルのオープン、作成、削除、編集、および移動を実行できます。ファイルの中身は文字データまたはバイナリ・データにすることができます。

"プロダクション内でのファイル・アダプタの使用法" を参照してください。

後述する “ファイル・アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラス” も参照してください。

FTP

File Transfer Protocol (FTP) を介して、ローカル・システムとリモート・システム間でファイルを送受信します。ファイルの中身は文字データまたはバイナリ・データにすることができます。アダプタは、FTP over TLS と SFTP をサポートしています。

"プロダクション内での FTP アダプタの使用法" を参照してください。

後述する “FTP アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラス” も参照してください。

HTTP

カスタム・ポート・リスニング、XML リスニング、または生の HTML 処理に使用する HTTP リスナを提供します。標準の HTTP 操作である Post、Get、Put、および Delete をサポートしています。プロキシ・サーバの使用が許可されます。

"プロダクション内での HTTP アダプタの使用法" を参照してください。

後述する “HTTP アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラス” も参照してください。

LDAP

LDAP 送信アダプタは、LDAP サーバに要求を送信し、応答を受信することができます。

"クラスリファレンス" の EnsLib.LDAP.OutboundAdapterOpens in a new tab のエントリを参照してください。

Managed File Transfer (MFT)

Managed File Transfer アダプタは、Box、DropBox、および Kiteworks の各マネージド・ファイル・サービスとの間でファイルを送受信できるようにします。

MQSeries

IBM WebSphere MQ (MQ Series) フォーマットでメッセージを送受信します。メッセージのコンテンツは、特定のデータ型でもバイナリ・データ・ストリームでもかまいません。このアダプタで可能なのは、単純にメッセージを送信するだけか、または、メッセージを送信して、後にメッセージ・キューから応答を取り出すことです。

"プロダクション内での IBM WebSphere MQ アダプタの使用法" を参照してください。

Pipe

シェル・コマンドの実行と、パイプ経由でのシェル・コマンドとのやり取りを行えます。文字データまたはバイナリ・データ・ストリームを処理できます。

"クラスリファレンス" の EnsLib.Pipe.InboundAdapterOpens in a new tab および EnsLib.Pipe.OutboundAdapterOpens in a new tab のエントリを参照してください。

SAP

プロダクションと SAP Java コネクタ (SAP JCo) とのインタフェースを可能にします。

詳細は、"プロダクション内での SAP Java コネクタの使用" を参照してください。

Siebel

HTTP アダプタのサブクラスです。Siebel サーバに対して要求を送信し、応答を返します。

"クラスリファレンス" の EnsLib.Siebel.HTTPOutboundAdapterOpens in a new tab のエントリを参照してください。

SOAP

ローカル TCP ポートを使用してまたは標準の Web サーバを介して、SOAP 要求をリッスンします。外部の SOAP サーバに対して SOAP クライアントとして動作することで、送信要求をディスパッチします。この特殊なケースでは、アダプタが関与しない場合があります。

"プロダクション内での SOAP サービスおよび Web クライアントの追加" を参照してください。

SQL

ODBC 定義または JDBC 定義の接続を介して、リモート・データベースに対する SQL 文を実行します。

"プロダクション内での SQL アダプタの使用法" を参照してください。

TCP

受信 TCP 接続または送信 TCP 接続を管理します。複数接続の同時処理を実行できます。文字データ・ストリーム、バイナリ・データ・ストリーム、およびカウントされたデータ・ブロックがサポートされます。アダプタはフレーム化プロトコルもサポートしています。

"プロダクション内での TCP アダプタの使用法" を参照してください。

後述する “TCP アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラス” も参照してください。

Telnet

Telnet 接続を直接的に開始および管理します。

"クラスリファレンス" の EnsLib.Telnet.OutboundAdapterOpens in a new tab のエントリを参照してください。

アダプタを使用するために、アダプタ・クラスを使用するビジネス・ホスト・クラスを定義します。このプロセスの概要は、"プロダクションの開発" を参照してください。前のリスト内のドキュメントには、特定のアダプタに関する詳細が記載されています。

前述したように、独自のアダプタを定義することもできます。詳細は、"プロダクションの開発" を参照してください。

アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラス

特定のシナリオ向けに、InterSystems IRIS® は、特定のアダプタを使用する特殊なビジネス・サービス・クラスとビジネス・オペレーション・クラスを提供しています。

これらのビジネス・ホストを使用する場合は、ほとんど、コーディングを実施する必要がありません。

実用的な理由から、以降の節では InterSystems IRIS から提供されている特殊なビジネス・ホスト・クラスのすべてを網羅するわけではありません。アダプタを指定する特殊なビジネス・ホスト・クラスのすべてを確認するには、スタジオで検索を実行して、EnsLib パッケージ内の Parameter ADAPTER を探してください。そうすれば、スタジオにクラスの名前 (通常は使用するアダプタを表している) が表示されます。

ファイル・アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラス

InterSystems IRIS には、ファイル・アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラスがあります。下の表は、サポートされているコンテンツ・タイプをまとめたもので、情報の参照先が含まれています。

ファイルの内容 参照先
EDIFACT ドキュメント プロダクション内での EDIFACT ドキュメントのルーティング
X12 ドキュメント プロダクション内での X12 ドキュメントのルーティング
XML ドキュメント プロダクション内での XML 仮想ドキュメントのルーティング
固定列または区切りテキスト "プロダクションの開発" の “レコード・マッパーの使用法” および “複雑なレコード・マッパーの使用法
任意 "プロダクション内でのファイル・アダプタの使用法" の “ファイル・パススルー・サービス・クラスとファイル・パススルー・オペレーション・クラスの使用法

FTP アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラス

InterSystems IRIS には、FTP アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラスがあります。下の表は、サポートされているコンテンツ・タイプをまとめたもので、情報の参照先が含まれています。

ファイルの内容 参照先
EDIFACT ドキュメント プロダクション内での EDIFACT ドキュメントのルーティング
X12 ドキュメント プロダクション内での X12 ドキュメントのルーティング
XML ドキュメント プロダクション内での XML 仮想ドキュメントのルーティング
固定列または区切りテキスト "プロダクションの開発" の “レコード・マッパーの使用法” および “複雑なレコード・マッパーの使用法
任意 "クラスリファレンス" の EnsLib.FTP.PassthroughServiceOpens in a new tabEnsLib.FTP.PassthroughOperationOpens in a new tab

HTTP および SOAP アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラス

InterSystems IRIS には、HTTP アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラスがあります。下の表は、サポートされているコンテンツ・タイプをまとめたもので、情報の参照先が含まれています。

ファイルの内容 参照先
EDIFACT ドキュメント プロダクション内での EDIFACT ドキュメントのルーティング
任意 "ESB としてのプロダクションの使用" の “パススルー・サービスとパススルー・オペレーションのウォークスルー

TCP アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラス

InterSystems IRIS には、TCP アダプタを使用するビジネス・ホスト・クラスがあります。下の表は、サポートされているコンテンツ・タイプをまとめたもので、情報の参照先が含まれています。

ファイルの内容 参照先
X12 ドキュメント プロダクション内での X12 ドキュメントのルーティング
任意 "クラスリファレンス" の EnsLib.TCP.PassthroughServiceOpens in a new tabEnsLib.TCP.PassthroughOperationOpens in a new tab

ゲートウェイと外部サーバ

InterSystems IRIS には、以下のゲートウェイと外部サーバがあります。

  • SQL ゲートウェイ。これを使用すると、JDBC および ODBC 経由で InterSystems IRIS から外部データベースにアクセスできます。例えば、外部ソース内のテーブルやビューにリンクすることによって、ローカル・データにアクセスするのと同様に、それらに含まれるデータにアクセスできます。"InterSystems SQL ゲートウェイの使用法" を参照してください。

  • InterSystems 外部サーバ。これを使用すると、外部言語で記述されたオブジェクトを、InterSystems IRIS 内のネイティブ・オブジェクトであるかのようにインスタンス化したり操作したりできます。"InterSystems 外部サーバの使用法" を参照してください。ほとんどの場合、プロダクションから外部言語とやり取りする場合は、外部サーバで提供されている $system.external インタフェースを使用するよりも、PEX フレームワークを使用することをお勧めします。

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