InterSystems IRIS では、それぞれの目的に応じた複数のログが作成されます。以前の製品から移行したユーザは、前と同じようにこういったログを利用できますが、すべてのログ情報を単一の一元化された、機械で判読可能なログ・ファイル、つまり構造化ログに送ることもできるようになりました。このファイルは、サードパーティの分析ツールと共に使用することができます。
構造化ログ内で利用可能な情報
InterSystems IRIS では、構造化ログを有効にすると、システムによって別のログ (どのようなログであるかに関係なく) に書き込まれたものと同じデータが構造化ログにも書き込まれます。例えば、システムによって同じ行が messages.log と構造化ログに書き込まれます。
構造化ログを有効にすると、構造化ログに以下の情報がすべて格納されます。
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messages.log に書き込まれる情報。これには、注意を要するアラート、システムの起動とシャットダウンに関する情報、ジャーナル・ファイルと WIJ ファイルに関する概要、構成の変更に関する情報 (CPF)、およびライセンスに関する情報が含まれます。"監視ガイド" の “管理ポータルを使用した InterSystems IRIS の監視” の章にある “InterSystems IRIS ログの監視” を参照してください。
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監査データベースに書き込まれる情報。詳細は、監査しているイベントによって異なります。"監査ガイド" を参照してください。