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構造化システム変数

構造化システム変数名 (SSVN) は、グローバル変数のように組織化されている非スカラ・システム変数です。SSVN で、システム・データに関する情報を検索できる、移植可能なプログラムを記述することができます。構造化システム変数を使用することで、同じ ObjectScript コードで任意の InterSystems IRIS® 実装からシステム・データ情報を取得できます。

各 SSVN は、以下のいずれかの添え字の値を含む構造を持ちます。

  • エンティティ識別子

  • リテラル

  • 属性キーワード

識別子である添え字と属性ノードに値を与えると、エンティティに関する情報が提供されます。

SSVN は以下の標準接頭語として、キャレット (^) とドル記号 ($) を使用します。

  1. 必要な情報に関するネームスペースのオプション (拡張構文) の指定

  2. 指定された名前リストのうちの 1 つ

それから、括弧の中に 1 つ、あるいは複数の式の名前が続きます。これらの式は、添え字と呼ばれています。構文は、以下のとおりです。

^$[|namespace|] ssvn_name(expression)

通常、SET コマンドと KILL コマンドはデータ値を持つとは限らないので、構造化システム変数に使用できません。構造化システム変数が提供する情報のうちの大半は、特定の添え字値の存在です。多くの場合、$DATA 関数、$ORDER 関数、および $QUERY 関数を使用して、添え字値を検査します。

InterSystems IRIS® は、以下の構造化システム変数をサポートしています。

  • ^$GLOBAL

  • ^$JOB

  • ^$LOCK

  • ^$ROUTINE

各 SSVN の意味と添え字の使用方法は、以下のセクションで説明します。

各説明では、どの関数が特定の構造化システム変数で使用できるかを示します。各説明には、システム・テーブル情報を調べるために、$DATA 関数、$ORDER 関数、および $QUERY 関数への引数としての構造化システム変数の使用法について、1 つまたは複数の例が含まれています。

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