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^SystemPerformance を使用したパフォーマンスの監視

この章では、^SystemPerformance ユーティリティについて説明します。このユーティリティは、InterSystems IRIS® Data Platform インスタンスおよびインスタンスが稼働するプラットフォームに関する詳細なパフォーマンス・データを収集するためのツールです。このユーティリティで生成されたレポートをインターシステムズのサポート窓口Opens in a new tabに送信して、システムの問題の診断に役立てることができます。^SystemPerformance は診断レポート (このドキュメントの “診断レポートの使用法” を参照してください) に似ていますが、パフォーマンス・データに重点を置いています。

Note:

このユーティリティは、リリース間で更新されている可能性があります。最新バージョンは、WRC の配布サイトOpens in a new tab[ツール] で入手できます。

プロファイルをターミナルで実行することも (この章の "^SystemPerformance ユーティリティの実行" を参照)、管理ポータルのタスク・マネージャを使用して実行をスケジュールすることもできます (この章の "タスク・マネージャを使用した ^SystemPerformance ユーティリティのスケジュール" を参照)。また、このユーティリティに用意されている API を使用して、プロファイルの追加、変更、および削除ができます。

^SystemPerformance ユーティリティの実行

^SystemPerformance ユーティリティでは、実行する 1 つ以上のプロファイルを選択できます。(使用できるプロファイルは、ご使用の製品バージョンおよび実行したカスタマイズによって異なります。)このユーティリティは、選択されたプロファイルに基づいて一連のログ・ファイルを生成し、出力ディレクトリに格納します。既定の出力ディレクトリは、InterSystems IRIS インスタンスの install-dir\mgr ディレクトリです。この章の "出力ディレクトリの変更" のセクションの説明に従って出力ディレクトリを指定することもできます。

既定では、^SystemPerformance には以下のプロファイルが用意されています。

  • 12hours — 10 秒おきにサンプリングを行う 12 時間の実行

  • 24hours — 10 秒おきにサンプリングを行う 24 時間の実行

  • 30mins — 1 秒おきにサンプリングを行う 30 分間の実行

  • 4hours — 5 秒おきにサンプリングを行う 4 時間の実行

  • 8hours — 10 秒おきにサンプリングを行う 8 時間の実行

  • test — 30 秒おきにサンプリングを行う 5 分間のテスト実行

^SystemPerformance ユーティリティを実行するには、以下の手順に従います。

  1. ターミナルで、以下のコマンドを入力します (大文字と小文字が区別されます)。このコマンドは、%SYS ネームスペースで実行する必要があります。

    %SYS>do ^SystemPerformance
    
    
  2. 表示されたメイン・メニューで、実行するプロファイルの番号を入力するか、Enter キーを押して、ユーティリティを終了します。

    Current log directory: c:\intersystems\iris\mgr\
    Windows Perfmon data will be left in raw format.
    Available profiles:
         1 12hours - 12-hour run sampling every 10 seconds 
         2 24hours - 24-hour run sampling every 10 seconds 
         3 30mins  - 30-minute run sampling every 1 second 
         4 4hours  - 4-hour run sampling every 5 seconds 
         5 8hours  - 8-hour run sampling every 10 seconds 
         6 test    - 5-minute TEST run sampling every 30 seconds
     
    select profile number to run: 
    
    
  3. 実行するプロファイルを入力すると、収集中のデータに関する情報が表示されます。

    select profile number to run: 1
    Collection of this sample data will be available in 1920 seconds.
    The runid for this data is 20111007_1041_30mins.
    

生成されたログ・ファイルは出力ディレクトリに格納されます。これらのファイルは runid によって一意の名前が付けられて識別されます。名前の形式は YYYYMMDD_HHMM_profile_name.log です。YYYYMMDD_HHMM はユーティリティがデータの収集を開始した年月日および時刻、profile_name は選択したプロファイルの名前です。

ユーティリティによるデータ収集の完了後 (つまり、プロファイルで指定された期間の最後に)、読みやすいパフォーマンス・レポートを生成できます。詳細は、この章の "^SystemPerformance パフォーマンス・レポートの生成" を参照してください。

^SystemPerformance の中止

実行中のプロファイルを停止する場合には、$$Stop^SystemPerformance(runid) コマンドによってデータの収集を中止し、必要に応じてそのプロファイルのすべての .log ファイルを削除できます。例えば、runid20111220_1327_12hours で識別されるレポートのデータ収集を中止して、これまでに書き込まれたすべての .log ファイルを削除するには、%SYS ネームスペースのターミナルで以下のコマンドを入力します。

do Stop^SystemPerformance("20111220_1327_12hours")

ログ・ファイルを削除せずにジョブを停止し、それらのログ・ファイルから HTML パフォーマンス・レポートを生成するには、以下を入力します。

do Stop^SystemPerformance("20111220_1327_12hours",0)

このコマンドの詳細は、"プログラムによる ^SystemPerformance の実行" のサブセクションにある "$$Stop^SystemPerformance("runid")" を参照してください。

Note:

ジョブを停止し、ファイルを削除する権限が必要です。

プログラムによる ^SystemPerformance の実行

以下のテーブルで説明するように、start 関数、collect 関数、preview 関数、および stop 関数のエントリ・ポイントを使用して、プログラムによって ^SystemPerformance ユーティリティを実行することができます。

Note:

同時に複数のプロファイルを実行することができます。

コマンド 説明
$$run^SystemPerformance("profile")

指定した profile を起動します。成功した場合は runid を、失敗した場合は 0 を返します。

$$literun^SystemPerformance("profile")

オペレーティング・システム・データを含まないことを除いて$$run^SystemPerformance("profile") と同じです。

Note:

オペレーティング・システム・データが重複している複数の InterSystems IRIS インスタンスを実行するサーバをこのコマンドは想定しています。

$$Collect^SystemPerformance("runid")

指定した runid について、読みやすい HTML パフォーマンス・レポート・ファイルを生成します。成功した場合は 1 とレポートのファイル名を返し、失敗した場合は 0 に続けてキャレット (^) と失敗の理由を返します。

$$Preview^SystemPerformance("runid")

指定した runid について、読みやすい HTML 中間 (未完了) パフォーマンス・レポート・ファイルを生成します。成功した場合は、1 に続けてキャレット (^) とファイルの場所を返します。失敗した場合は、0 に続けてキャレット (^) と失敗の理由を返します。

$$Stop^SystemPerformance("runid",[0])

^SystemPerformance による指定した runid のデータ収集を停止 (中止) し、既定ではこのユーティリティによって生成された関連する .log ファイルを削除します。.log ファイルを削除せずにデータ収集を停止して、それらのログ・ファイルから HTML パフォーマンス・レポートを生成するには、runid の後に 0 のパラメータを含めます。

失敗した場合、この関数は 0 に続けてキャレット (^) と失敗の理由を返します。成功した場合は、1:2:3:4_1:2:3:4 を返します。“成功” ステータスは、アンダースコアで区切られた 2 つの部分 (OS 専用と InterSystems IRIS 専用の部分) で構成されています。それぞれの部分で、コロンで区切られた値によって以下が指定されます。

  1. 正常に停止したジョブの数

  2. 停止に失敗したジョブの数

  3. 正常に削除されたファイルの数

  4. 削除されていないファイルの数

$$waittime^SystemPerformance("runid") 指定した runid について、最終 HTML ファイルが完成するまでの時間を報告します。 runid が完了している場合は ready now を返し、完了していない場合は XX hours YY minutes ZZ seconds の形式の文字列を返します。

次の例では、^SystemPerformance ユーティリティによって作成される runid がプログラムによって取得され、完全なレポートまたは中間レポートが生成されたかどうかがテストされ、判定されます。プロファイルが完了していないため完全なレポートが作成されておらず (“0^not ready” が返される)、中間レポートが作成されました (“1” が返される)。この情報を基に、HTML ファイルが生成されていることがわかります。

%SYS>set runid=$$run^SystemPerformance("30mins")
 
%SYS>set status=$$Collect^SystemPerformance(runid)
SystemPerformance run 20181004_123815_30mins is not yet ready for collection.
 
%SYS>write status
0^not ready
 
%SYS>set status=$$Preview^SystemPerformance(runid)
 
%SYS>write status
1^c:\intersystems\iris\mgr\USER_IRIS_20181004_123815_30mins_P1.html
%SYS>

^SystemPerformance パフォーマンス・レポートの生成

^SystemPerformance ユーティリティは、^SystemPerformance ユーティリティにより生成されるログ・ファイルから、完全で読みやすい HTML パフォーマンス・レポートを自動的に生成します。また、Preview^SystemPerformance エントリ・ポイントを使用して、^SystemPerformance ユーティリティの実行時に選択したプロファイルによって収集されているデータを使用して、中間 (不完全な) レポートを生成することもできます。

生成されたレポート・ファイルは出力ディレクトリに格納されます。このディレクトリは、既定では、InterSystems IRIS インスタンスの install-dir\mgr ディレクトリです。ファイルは名前で一意に識別されます。名前の形式は hostname_instance_runid.html です。hostname は InterSystems IRIS のインスタンスが実行されているシステムのホスト名、instance はパフォーマンス・データ収集の対象となったインスタンスの名前、runid^SystemPerformance ユーティリティの実行時に生成された一意の識別子です。レポートが中間レポートの場合、ファイル名に _Pn が付加されます。P は暫定レポートであることを示し、n は暫定レポートの番号を示します。

タスク・マネージャを使用した ^SystemPerformance ユーティリティのスケジュール

このセクションでは、管理ポータルのタスク・マネージャ ([システム処理][タスクマネージャ]) を使用して、^SystemPerformance の実行をスケジュールする例を示します。タスクをスケジュールする一般的な手順は、"システム管理ガイド" の “InterSystems IRIS の管理” の章にある "タスク・マネージャのスケジュール" で説明されている手順を参照してください。

Note:

この例では、必要なフィールドのみを説明しています。その他のフィールドは必要に応じて編集してください。

例 1 : 週に一度、24 時間実行

この例では、24 時間、パフォーマンス・データを収集する 24hours というプロファイルを毎週木曜日午前 9 時に実行するように ^SystemPerformance ユーティリティをスケジュールするタスクを作成します。

  1. 管理ポータルの [タスクマネージャ] ページ ([システム処理][タスクマネージャ]) で、[新規タスク] オプションを選択して [タスクスケジューラウィザード] を起動します。次に、指定されたフィールドに以下の情報を入力します。

    • [タスク名]「24HourRun」と入力します。

    • [説明]「Start 24-hour ^SystemPerformance Run」と入力します。

    • [このタスクを実行するネームスペース] — ドロップダウン・リストから [%SYS] を選択します。

    • [タスクタイプ] — ドロップダウン・リストから [レガシータスク実行] を選択します。

      [実行コード] テキスト・ボックスに以下のコードを入力します。

      do run^SystemPerformance("24hours")
      
    • [出力ファイル] — 空白のままにします。このタスクには出力がありません (^SystemPerformance 出力ディレクトリのカスタマイズについての詳細は、"出力ディレクトリの変更" を参照)。

  2. [次へ] をクリックします。次に、指定されたフィールドに以下の情報を入力します。

    • [頻度]— ドロップダウン・リストから [週次] を選択します。

      [木曜日] チェック・ボックスにチェックを付けます。

    • [開始日] — テキスト・ボックスに開始日を入力します。

      [この時刻に一度実行] をクリックし、テキスト・ボックスに「09:00:00」と入力します。

  3. [完了] をクリックします。

例 2 : 1 日に一度、2 分間実行

この例では、2 分間、パフォーマンス・データを収集する 2mins というプロファイルを毎日午後 12 時に実行するように ^SystemPerformance ユーティリティをスケジュールするタスクを作成します。

  1. 管理ポータルの [タスクマネージャ] ページ ([システム処理][タスクマネージャ]) で、[新規タスク] オプションを選択して [タスクスケジューラウィザード] を起動します。次に、指定されたフィールドに以下の情報を入力します。

    • [タスク名]「2MinRun」と入力します。

    • [説明]「Start 2-minute ^SystemPerformance Run」と入力します。

    • [このタスクを実行するネームスペース] — ドロップダウン・リストから [%SYS] を選択します。

    • [タスクタイプ] — ドロップダウン・リストから [レガシータスク実行] を選択します。

      [実行コード] テキスト・ボックスに以下のコードを入力します。

      do run^SystemPerformance("2mins")
      
    • [出力ファイル] — 空白のままにします。このタスクには出力がありません (^SystemPerformance 出力ディレクトリのカスタマイズについての詳細は、"出力ディレクトリの変更" を参照)。

  2. [次へ] をクリックします。次に、指定されたフィールドに以下の情報を入力します。

    • [頻度]— ドロップダウン・リストから [日次] を選択します。

    • [開始日] — テキスト・ボックスに開始日を入力します。

      [この時刻に一度実行] をクリックし、テキスト・ボックスに「12:00:00」と入力します。

  3. [完了] をクリックします。

^SystemPerformance ユーティリティのカスタマイズ

このセクションでは、API で実行できるタスクについて説明します。

出力ディレクトリの変更

ログ・ファイルおよび結果として得られる HTML レポート・ファイルの既定の出力ディレクトリは、^SystemPerformance ユーティリティの実行対象である InterSystems IRIS インスタンスの install-dir\mgr です。以下のテーブルで説明するコマンドを使用して、既定のディレクトリを変更することができます。

Note:

これらのコマンドは、HTML レポート・ファイルが生成済みであるかどうかにかかわらず、現在実行中のプロファイルには影響を与えません。つまり、現在実行中のプロファイルに関連付けられているファイルは、新しい出力ディレクトリに移動されません。

コマンド 説明
do setlogdir^SystemPerformance("directory")

出力ディレクトリのパス名を directory に設定します。directory が存在しない場合は作成されます。

Note:

絶対パス名 (例 : C:\Reports) を指定しなかった場合、そのディレクトリは、install-dir\mgr の相対パスであると見なされます。

set x = $$getlogdir^SystemPerformance()

出力ディレクトリのパス名に等しい変数 x を設定します。

do clrlogdir^SystemPerformance()

出力ディレクトリのパス名を既定のディレクトリ (install-dir\mgr) にリセットします。

バージョン情報の取得

^SystemPerformance ユーティリティの現在のバージョンを調べるには、以下のコマンドを使用します。

  • write $$version^SystemPerformance()

  • set ver=$$version^SystemPerformance()

プロファイルの操作

プロファイル定義を操作するには、以下のセクションで説明する API を使用します。

新規プロファイルの作成

以下の API コマンドを使用して、新しいプロファイルを作成できます。

set rc=$$addprofile^SystemPerformance("profilename","description",interval,count)

以下を指定する必要があります。

変数 説明
profilename プロファイルの名前。一意の値でなければなりません。また、スペースや空白文字は使用できません。
description ^SystemPerformance メニューに表示されるプロファイルの説明。
interval 各サンプルを実行する頻度 (秒単位)。1 ~ 300 秒の範囲で指定します。1 秒の間隔は、プロファイルの継続時間が 1 時間以下の場合にのみ選択可能です。
count プロファイルを実行する回数。

この関数は、成功すると 1、失敗すると 0 を返します。エラーがある場合は、キャレット (^) とエラーの理由が続きます。

例えば、サンプリングが 12 回行われるまで、10 秒ごとに (合計 120 秒、または 2 分間) サンプリングを実行するプロファイル 2minrun を作成するには、次のように入力します。

set rc=$$addprofile^SystemPerformance("2minrun","A 2-minute run sampling every 10 seconds",10,12)

次回、^SystemPerformance ユーティリティを実行したときには、プロファイルのリストに、以下のプロファイル名と説明が表示されます。

2minrun     A 2-minute run sampling every 10 seconds
プロファイルの生成

また、以下の API コマンドを使用して、わかりやすい名前と説明が指定された新規プロファイルをすばやく生成することができます。

set rc=$$genprofile^SystemPerformance("duration"[,interval])

以下は値の説明です。

変数 説明
duration プロファイルを実行する期間。有効な形式は、"hh:mm"、"hh:"、または mm です。
interval (オプション) 各サンプルを実行する頻度 (秒単位)。1 ~ 300 秒の範囲で指定します。1 秒の間隔は、プロファイルの継続時間が 1 時間以下の場合にのみ選択可能です。

この関数は、成功すると 1 を返します。失敗した場合は、0 に続けてキャレット (^) とエラーの理由を返します。

Note:

duration の最大値は 24 時間 (86,400 秒) です。これよりも長い継続時間を指定すると、^SystemPerformance により 24 時間に引き下げられます。duration の値は、時間を表すコロン (:) を含む場合に限り、二重引用符で囲む必要があります。

interval (指定されている場合) の最小値は 2 秒ですが、継続時間 (つまり、interval * count) が 1 時間よりも短い場合、interval の最小値は 1 秒になります。interval に無効な値を指定すると、^SystemPerformance により最低限必要な値まで引き上げられます。interval が指定されていない場合の既定値は 10 秒です。

例えば、5 分おきに 12 時間、サンプリングを行う 12hours というプロファイル (生成されたプロファイル名と説明を持つもの) を生成するには、以下のように入力します。

set rc=$$genprofile^SystemPerformance("12:",300)

また、10 分おきに 90 分間サンプリングを実行する 90mins というプロファイルを生成するには、以下のように入力します。

set rc=$$genprofile^SystemPerformance(90)

次回、^SystemPerformance ユーティリティを実行したときには、プロファイルのリストに、以下のプロファイル名と説明が表示されます。

12hours     A 12 hour run sampling every 300 seconds
90mins      A 90 minute run sampling every 10 seconds

プロファイルの編集

次の API コマンドを使用して、既存のプロファイルを編集できます (ただし、事前定義された “test” プロファイルは例外です)。

set rc=$$editprofile^SystemPerformance("profilename","description",[interval],[count])

以下は値の説明です。

変数 説明
profilename 編集する既存のプロファイルの名前。
description ^SystemPerformance メニューに表示されるプロファイルの説明。
interval (オプション) 各サンプルを実行する頻度 (秒単位)。1 ~ 300 秒の範囲で指定します。1 秒の間隔は、プロファイルの継続時間が 1 時間以下の場合にのみ選択可能です。
count (オプション) プロファイルを実行する回数。

この関数は、成功すると 1、失敗すると 0 を返します。エラーがある場合は、キャレット (^) とエラーの理由が続きます。

Note:

引数は位置によって決められます。例えば、count 引数を編集し、interval 引数で指定された値はそのままにしておくには、set rc=$$editprofile^SystemPerformance("2minrun","A 5-minute run sampling every 30 seconds",,50) のようにコンマ区切り文字を使用する必要があります。

継続時間が 24 時間 (86,400 秒) を超える場合は、自動的に 24 時間に引き下げられます。

例えば、サンプリングが 10 回行われるまで、30 秒ごとに (合計 300 秒、または 5 分間) サンプリングを実行するように、プロファイル 2minrun を変更するには、次のように入力します。

set rc=$$editprofile^SystemPerformance("2minrun","A 5-minute run sampling every 30 seconds",30,10)

次回、^SystemPerformance ユーティリティを実行したときには、プロファイルのリストに、以下のプロファイル名と説明が表示されます。

2minrun     A 5-minute run sampling every 30 seconds

プロファイルのコピー

既存のプロファイルを、異なる名前のファイルにコピーするには、以下の API コマンドを使用します。

set rc=$$copyprofile^SystemPerformance("sourceprofilename","targetprofilename")

以下を指定する必要があります。

変数 説明
sourceprofilename 既存のプロファイルの名前。
targetprofilename 作成するプロファイルの名前。二重引用符で囲む必要があります。

この関数は、成功すると 1 を返します。失敗した場合は、0 に続けてキャレット (^) とエラーの理由を返します。

sourceprofilename は既存のプロファイル名です。targetprofilename は一意の値でなければなりません。また、スペースや空白文字は使用できません。

例えば、2minrun プロファイルのコピーを作成するには、以下のように入力します。

set rc=$$copyprofile^SystemPerformance("2minrun","5minrun")

次回、^SystemPerformance ユーティリティを実行したときには、プロファイルのリストに、以下のプロファイル名と説明が表示されます。

2minrun     A 2-minute run sampling every 30 seconds
5minrun     A 2-minute run sampling every 30 seconds

これで、ガイドのこのセクションにある "プロファイルの編集" で説明されているとおり、新規プロファイルを編集できます。

プロファイルの削除

次の API コマンドを使用して、既存のプロファイルを削除できます (ただし、事前定義された “test” プロファイルは例外です)。

set rc=$$delprofile^SystemPerformance("profilename")

以下を指定する必要があります。

変数 説明
profilename 削除するプロファイルの名前。二重引用符で囲む必要があります。

この関数は、成功すると 1 を返します。失敗した場合は、0 に続けてキャレット (^) とエラーの理由を返します。

例えば、2minrun プロファイルを削除するには、以下のように入力します。

set rc=$$delprofile^SystemPerformance("2minrun")

次回、^SystemPerformance ユーティリティを実行したときには、プロファイルのリストに 2minrun プロファイルは表示されません。

^SystemPerformance ユーティリティで作成されるパフォーマンス・レポート

^SystemPerformance ユーティリティは、この章の説明のとおり、プラットフォーム固有のレポートを生成します。このレポートは、以下のリストに示すとおり、複数のセクションに分かれています。

Configuration

IRISTEST3 on machine testsystem

Customer: InterSystems Development
License : 123456

InterSystems IRIS Version String: InterSystems IRIS for Windows (x86-32) 2018.1 (Build 508) Fri Jan 26 2018 17:51:22 EDT
--------------------------------------------------------------
Profile

Profile run "test" started at 10:07 on Jun 01 2016.
Run over 10 intervals of 30 seconds.
--------------------------------------------------------------
license

Product=Enterprise
License Type=Concurrent User
Server=Multi
Platform=Heterogeneous
Licensed Users=1000
Licensed CPUs=16
.
.
.
--------------------------------------------------------------
End of InterSystems IRIS Performance Data Report

このセクションのテーブルで、プラットフォーム固有の各レポートのセクションについて説明します。セクションは、具体的なセクションを簡単に検索できるように、各テーブルでアルファベット順にリストされています。1 回だけ収集されるデータには、アスタリスク (*) のフラグが立てられています。残りのデータは、プロファイルの実行中に収集されます。

プラットフォーム固有のデータの詳細は、以下のテーブルを参照してください。

Note:

以下の表すべてにおいて、* の付いたデータは、実行ごとに 1 回収集されます。

InterSystems IRIS パフォーマンス・データ・レポート (Microsoft Windows プラットフォーム)
セクション 説明
%SS

ALL^%SS コマンドを使用して実行中に取得される 4 つのサンプル。

Configuration *

InterSystems IRIS インスタンス名およびサーバのホスト名、InterSystems IRIS バージョンの完全な文字列、ライセンスが供与された顧客名、およびライセンス注文番号。

cpf file *

現在アクティブな構成ファイルのコピー。

irisstat -c

コマンド .\bin\irisstat -s -p-1 -c-1 -e1 -m8 -n2 -N127 を使用して、実行中に等間隔で取得される 4 つのサンプル。次に各引数について簡単に説明します。

  • -p-1 : プロセスおよびグローバル状態の情報を含めるためにプロセス・テーブルをサンプリングします。

  • -c-1 : ジャーナル、ロック、ディスク、およびリソース使用量の統計を表示するために、共有メモリのカウンタ・セクションをサンプリングします。

  • -e1 : SYSLOG エラー・テーブル。

  • -m8 : すべての IRIS.DAT ファイルおよびそれらの属性を含むファイル・テーブル。

  • -n2 : ローカルからリモートへのデータベース・マッピングを含むネットワーク構造テーブル。

  • -N127 : クライアントとサーバ両方の接続の ECP 統計。

irisstat ユーティリティの詳細は、このドキュメントの付録 “irisstat ユーティリティを使用した InterSystems IRIS の監視” を参照してください。

irisstat -D

コマンド irisstat cache --f1 -D10,100 を使用して、実行中に等間隔で取得される 8 つのサンプル。次に各引数について簡単に説明します。

  • -fl : 基本的なフラグ。

  • -D10,100 : 総サンプリング期間 10 秒の間、100 ミリ秒ごとに発生するブロック衝突のサンプリング。

irisstat ユーティリティの詳細は、このドキュメントの付録 “irisstat ユーティリティを使用した InterSystems IRIS の監視” を参照してください。^BLKCOL ユーティリティを使用したブロック衝突の監視の詳細は、このドキュメントの “^BLKCOL を使用したブロック衝突の監視” の章を参照してください。

license *

Decode^%LICENSE および counts^%LICENSE を使用した InterSystems IRIS ライセンス使用情報。

mgstat

^mgstat ユーティリティを使用して実行中に取得される InterSystems IRIS 固有のデータ。"監視ガイド" の "^mgstat を使用したパフォーマンスの監視" のセクションを参照してください。

perfmon

Microsoft Windows perfmon ユーティリティからの出力。

Microsoft Windows perfmon データは、既定では未処理の形式で表示されます。表示形式は切り替えて、繰り返し表示されるサーバ名を削除したり、日時の列を複数の列に分離するなど、見やすくなるように処理を加えることができます。

以下の関数では、perfmon データを操作するかどうか決定するフラグのクエリと更新が可能です。set rc=$$setperfmonpostproc^SystemPerformance(<onoroff>)

onoroff には、1 (オン) または 0 (オフ)、あるいは "on" または "off" (大文字小文字は区別されない) の単語を指定できます。

返りコードの 1 は、フラグの正常な更新を示し、0 は更新の失敗、-1 は非 Windows プラットフォームを示します。

現在の形式 (未処理または処理済み) を判断するには、以下のようにします。set status=$$getperfmonpostproc^SystemPerformance()

返りコードの 1 は、処理済みの形式を示し、0 は未処理の形式を示します。

さらに、フラグの現在の状態は、^SystemPerformance のインタラクティブ実行で、プロファイル・メニューを表示する前に表示されます。

既定で、perfmon は、既定の pbctrs.txt ファイルで指定されたカウンタの定義を監視します。前に定義された perfmon カウンタを監視するには、以下を使用して定義を ^SystemPerformance にインポートします。 write $$importctrs^SystemPerformance(WindowsCtrName [,SystemPerformanceCtrName [,SystemPerformanceFileName]])

返りコードの 0 は成功を示し、負の数字とそれに続く理由の文字列は失敗を示します。SystemPerformance カウンタ名の重複は許可されていません。必要に応じて、^SystemPerformance は内部カウンタ名とファイル名の両方を生成します。

既定の SystemPerformance カウンタの定義を既存の定義に変更するには、以下を使用します。write $$setctrdefault(SystemPerformanceCtrName)

返りコードの 1 は成功を示し、0 とそれに続く理由の文字列は失敗を示します。無効なカウンタが指定された場合、組み込みの既定が設定されます。

既定の SystemPerformance カウンタ定義をリセットするには、以下を使用します。do clrctrdefault^SystemPerformance()

特定の SystemPerformance カウンタ定義を既存のプロファイルに関連付けるには、以下を使用します。write $$addctrtoprofile(ProfileName,SystemPerformanceCtrName)

返りコードの 1 は成功を示し、0 とそれに続く理由の文字列は失敗を示します。プロファイルかカウンタ定義のいずれかが存在しない場合、コマンドは実行されません。

Profile *

このログを作成した ^SystemPerformance プロファイルに関する情報。

tasklist

実行中に等間隔で取得される tasklist -V コマンドの 4 つの出力。tasklist -V コマンドは、システムで実行中のすべてのプロセスのリストを提供します。

Windows info *

Windows バージョン (ホットフィックス情報は除く) やハードウェアの情報を含む、systeminfo コマンドから出力される情報で、プロセッサの個数、インストールされているメモリ、使用されているメモリなどがあります。

InterSystems IRIS パフォーマンス・データ・レポート (Apple macOS プラットフォーム)
セクション 説明
%SS

ALL^%SS コマンドを使用して実行中に取得される 4 つのサンプル。

Configuration *

InterSystems IRIS インスタンス名およびサーバのホスト名、InterSystems IRIS バージョンの完全な文字列、ライセンスが供与された顧客名、およびライセンス注文番号。

cpf file *

現在アクティブな構成ファイルのコピー。

irisstat -c

コマンド irisstat cache -p-1 -c-1 -e1 -m8 -n2 -N127 を使用して、実行中に等間隔で取得される 4 つのサンプル。次に各引数について簡単に説明します。

  • -p-1 : プロセスおよびグローバル状態の情報を含めるためにプロセス・テーブルをサンプリングします。

  • -c-1 : ジャーナル、ロック、ディスク、およびリソース使用量の統計を表示するために、共有メモリのカウンタ・セクションをサンプリングします。

  • -e1 : SYSLOG エラー・テーブル。

  • -m8 : すべての IRIS.DAT ファイルおよびそれらの属性を含むファイル・テーブル。

  • -n2 : ローカルからリモートへのデータベース・マッピングを含むネットワーク構造テーブル。

  • -N127 : クライアントとサーバ両方の接続の ECP 統計。

irisstat ユーティリティの詳細は、このドキュメントの付録 “irisstat ユーティリティを使用した InterSystems IRIS の監視” を参照してください。

irisstat -D

コマンド irisstat cache --f1 -D10,100 を使用して、実行中に等間隔で取得される 8 つのサンプル。次に各引数について簡単に説明します。

  • -fl : 基本的なフラグ。

  • -D10,100 : 総サンプリング期間 10 秒の間、100 ミリ秒ごとに発生するブロック衝突のサンプリング。

irisstat ユーティリティの詳細は、このドキュメントの付録 “irisstat ユーティリティを使用した InterSystems IRIS の監視” を参照してください。^BLKCOL ユーティリティを使用したブロック衝突の監視の詳細は、このドキュメントの “^BLKCOL を使用したブロック衝突の監視” の章を参照してください。

ipcs *

共有メモリ、セマフォ、およびメッセージ・キューを含むプロセス間の通信構成情報。ipcs -a コマンドから出力されます。

license *

Decode^%LICENSE および counts^%LICENSE を使用した InterSystems IRIS ライセンス使用情報。

macOS Info *

OS バージョンおよびハードウェアに関する情報。sw_versuname -amountnetstat の各コマンドから出力されます。

mgstat

^mgstat ユーティリティを使用して実行中に取得される InterSystems IRIS 固有のデータ。"監視ガイド" の "^mgstat を使用したパフォーマンスの監視" のセクションを参照してください。

Profile *

このログを作成した ^SystemPerformance プロファイルに関する情報。

ps : コマンド ps -eflv を使用して、実行中に等間隔で取得される 4 つのサンプル。
sar -d ディスク (ブロック) デバイスのスループットおよび遅延の統計。
sar -g ページ・アウト率。
sar -n DEV ネットワーク・デバイスのスループット。
sar -n EDEV ネットワーク・デバイスのエラー率。
sar -p ページ・イン率およびページ・フォルト率。
sar -u CPU 使用量の統計。
sysctl -a * カーネルおよびシステム・パラメータの設定。
vm_stat * メモリ・ページ情報。
InterSystems IRIS パフォーマンス・データ・レポート (IBM AIX® プラットフォーム)
セクション 説明
%SS

ALL^%SS コマンドを使用して実行中に取得される 4 つのサンプル。

AIX info *

osleveluname -aprtconflspv の各コマンドから出力されます。

Configuration *

InterSystems IRIS インスタンス名およびサーバのホスト名、InterSystems IRIS バージョンの完全な文字列、ライセンスが供与された顧客名、およびライセンス注文番号。

cpf file *

現在アクティブな構成ファイルのコピー。

cpu type *

取り付けられているプロセッサの情報および SMT が有効かどうか。lsattr -El proc0 から出力されます。

irisstat -c

コマンド irisstat cache -p-1 -c-1 -e1 -m8 -n2 -N127 を使用して、実行中に等間隔で取得される 4 つのサンプル。次に各引数について簡単に説明します。

  • -p-1 : プロセスおよびグローバル状態の情報を含めるためにプロセス・テーブルをサンプリングします。

  • -c-1 : ジャーナル、ロック、ディスク、およびリソース使用量の統計を表示するために、共有メモリのカウンタ・セクションをサンプリングします。

  • -e1 : SYSLOG エラー・テーブル。

  • -m8 : すべての IRIS.DAT ファイルおよびそれらの属性を含むファイル・テーブル。

  • -n2 : ローカルからリモートへのデータベース・マッピングを含むネットワーク構造テーブル。

  • -N127 : クライアントとサーバ両方の接続の ECP 統計。

irisstat ユーティリティの詳細は、このドキュメントの付録 “irisstat ユーティリティを使用した InterSystems IRIS の監視” を参照してください。

irisstat -D

コマンド irisstat cache --f1 -D10,100 を使用して、実行中に等間隔で取得される 8 つのサンプル。次に各引数について簡単に説明します。

  • -fl : 基本的なフラグ。

  • -D10,100 : 総サンプリング期間 10 秒の間、100 ミリ秒ごとに発生するブロック衝突のサンプリング。

irisstat ユーティリティの詳細は、このドキュメントの付録 “irisstat ユーティリティを使用した InterSystems IRIS の監視” を参照してください。^BLKCOL ユーティリティを使用したブロック衝突の監視の詳細は、このドキュメントの “^BLKCOL を使用したブロック衝突の監視” の章を参照してください。

df -k *

マウント・ポイント、論理ボリューム、および空き領域を含む、マウントされたファイル・システムに関する情報。df -k コマンドから出力されます。

filesystems *

現在の /etc/filesystems ファイル。

ioo -a * I/O 調整可能パラメータの現在値。ioo -a コマンドから出力されます。

^SystemPerformance プロファイルを起動するユーザに root アクセス権がある場合にのみ含まれます。

iostat -DIT

IBM AIX® 5.3 以降向けの、サンプル時間を含めた拡張ディスク/デバイスの統計の長いリスト。iostat -DIT コマンドから出力されます。

IBM AIX® 5.3 より前のリリースでは情報が異なります。

ipcs *

共有メモリ、セマフォ、およびメッセージ・キューを含むプロセス間の通信構成情報。ipcs -a コマンドから出力されます。

license *

Decode^%LICENSE および counts^%LICENSE を使用した InterSystems IRIS ライセンス使用情報。

mount *

すべてのファイル・システムおよびそのマウント・オプションに関する情報。

mgstat

^mgstat ユーティリティを使用して実行中に取得される InterSystems IRIS 固有のデータ。"監視ガイド" の "^mgstat を使用したパフォーマンスの監視" のセクションを参照してください。

Profile *

このログを作成した ^SystemPerformance プロファイルに関する情報。

ps : コマンド ps aux を使用して、実行中に等間隔で取得される 4 つのサンプル。
sar -d

^SystemPerformance プロファイルを起動するユーザに root アクセス権があり、/usr/sbin/sar が存在する場合にのみ含まれます。

sar -r

^SystemPerformance プロファイルを起動するユーザに root アクセス権があり、/usr/sbin/sar が存在する場合にのみ含まれます。

sar -u

マイクロパーティショニング情報 (使用している場合) を含む CPU の統計。

^SystemPerformance プロファイルを起動するユーザに root アクセス権があり、/usr/sbin/sar が存在する場合にのみ含まれます。

vmo –a

仮想メモリ調整可能パラメータの現在値。vmo -a コマンドから出力されます。

^SystemPerformance プロファイルを起動するユーザに root アクセス権がある場合にのみ含まれます。

vmstat -s *

ページ・インとページ・アウトの合計を含む仮想メモリ統計の絶対数。

vmstat -t

タイムスタンプを含む、仮想メモリおよび CPU (ページング、キューイングおよび CPU) の統計。

vmstat -v *

空きページ、pbuf 使用量、および fsbuf 使用量を含む仮想メモリ統計をサンプリングします。

InterSystems IRIS パフォーマンス・データ・レポート (Linux プラットフォーム)
セクション 説明
%SS

ALL^%SS コマンドを使用して実行中に取得される 4 つのサンプル。

Configuration *

InterSystems IRIS インスタンス名およびサーバのホスト名、InterSystems IRIS バージョンの完全な文字列、ライセンスが供与された顧客名、およびライセンス注文番号。

cpf file *

現在アクティブな構成ファイルのコピー。

irisstat -c

コマンド irisstat cache -p-1 -c-1 -e1 -m8 -n2 -N127 を使用して、実行中に等間隔で取得される 4 つのサンプル。次に各引数について簡単に説明します。

  • -p-1 : プロセスおよびグローバル状態の情報を含めるためにプロセス・テーブルをサンプリングします。

  • -c-1 : ジャーナル、ロック、ディスク、およびリソース使用量の統計を表示するために、共有メモリのカウンタ・セクションをサンプリングします。

  • -e1 : SYSLOG エラー・テーブル。

  • -m8 : すべての IRIS.DAT ファイルおよびそれらの属性を含むファイル・テーブル。

  • -n2 : ローカルからリモートへのデータベース・マッピングを含むネットワーク構造テーブル。

  • -N127 : クライアントとサーバ両方の接続の ECP 統計。

irisstat ユーティリティの詳細は、このドキュメントの付録 “irisstat ユーティリティを使用した InterSystems IRIS の監視” を参照してください。

irisstat -D

コマンド irisstat cache --f1 -D10,100 を使用して、実行中に等間隔で取得される 8 つのサンプル。次に各引数について簡単に説明します。

  • -fl : 基本的なフラグ。

  • -D10,100 : 総サンプリング期間 10 秒の間、100 ミリ秒ごとに発生するブロック衝突のサンプリング。

irisstat ユーティリティの詳細は、このドキュメントの付録 “irisstat ユーティリティを使用した InterSystems IRIS の監視” を参照してください。^BLKCOL ユーティリティを使用したブロック衝突の監視の詳細は、このドキュメントの “^BLKCOL を使用したブロック衝突の監視” の章を参照してください。

df -m *

マウント・ポイント、論理ボリューム、および空き領域を含む、マウントされたファイル・システムに関する情報。df -m コマンドから出力されます。

free -m

MB 単位でのメモリ使用量の統計 (-m)。

iostat

CPU およびディスクのスループット。

license *

Decode^%LICENSE および counts^%LICENSE を使用した InterSystems IRIS ライセンス使用情報。

mgstat

^mgstat ユーティリティを使用して実行中に取得される InterSystems IRIS 固有のデータ。"監視ガイド" の "^mgstat を使用したパフォーマンスの監視" のセクションを参照してください。

Profile *

このログを作成した ^SystemPerformance プロファイルに関する情報。

ps : コマンド ps -efly を使用して、実行中に等間隔で取得される 4 つのサンプル。
sar -d

ディスク (ブロック) デバイスのスループットおよび遅延の統計。

sar -u

CPU 使用量の統計には iowait パーセンテージが含まれます。

vmstat -n

CPU、キューイング、ページングの統計。1 つのヘッダのみが印刷されます (-n)。

CPU * lscpu/proc/cpuinfo から収集した情報。

Linux info *

OS およびハードウェアに関する一般情報。uname -a、lsb_release -a、id、および ulimit -a コマンドからの出力、および /etc/issue.net、/proc/partitions、および /dev/mapper から収集された情報が含まれます。

ipcs *

共有メモリ、セマフォ、およびメッセージ・キューを含むプロセス間の通信構成情報。ipcs -a コマンドから出力されます。

mount *

すべてのファイル・システムおよびそのマウント・オプションに関する情報。

fdisk -l *

/proc/partitions に記述されているすべてのデバイスのパーティション・テーブル。^SystemPerformance プロファイルの実行を開始するユーザに root アクセス権がある場合にのみ含まれます。

ifconfig *

現在アクティブなネットワーク・インタフェースのステータス情報。

sysctl -a *

カーネルおよびシステム・パラメータの設定。

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