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COMn

COM ポートの既定の設定を定義します。Windows システムでのみ有効です。

Synopsis

[ComPorts]    COMn=a;b

説明

[ComPorts] セクションには、各 COM ポートのエントリが含まれます。これらのエントリによって COM ポートの既定の設定を定義し、ローカル接続経由、またはモデムを接続したシリアルポート経由で InterSystems IRIS® Data Platform にリモート・ログインできるようにします。数値 n は、物理 COM ポート番号を指します。[ComPorts] セクションのエントリ数が多い場合は、n が 2 桁以上になることもあります。

COMn 内のパラメータは Windows プラットフォームにのみ適用されます。

COMn エントリには、セミコロンで区切られた 2 つの値があり、これらによって COM ポート番号 n の既定の設定が定義されます。以下のとおりです。

  • a — データ・ビット、パリティなどの COM ポート制御パラメータ (バイト位置形式)。バイト位置は、1 から始まります。値の意味は、左から右の順に以下のとおりです。

    バイト位置 説明

    バイト 1 : モデム制御

    • '1' モデム制御を使用する (下記の 1801X11 の例で選択されています)

    • '0' モデム制御を使用しない

    • ' ' モデム制御の変更なし (既定値)

    バイト 2 : データ・ビット

    • '5' 5 データ・ビット

    • '6' 6 データ・ビット

    • '7' 7 データ・ビット

    • '8' 8 データ・ビット (下記の 1801X11 の例で選択されています)

    • ' ' ビット・サイズを変更しない (既定値)

    バイト 3 : パリティ

    • '0' パリティなし (下記の 1801X11 の例で選択されています)

    • '1' 奇数パリティ

    • '2' 偶数パリティ

    • '3' マーク・パリティ

    • '4' スペース・パリティ

    • ' ' パリティ設定の変更なし (既定値)

    バイト 4 : ストップ・ビット

    • '1' 1 ストップ・ビット (下記の 1801X11 の例で選択されています)

    • '5' 1.5 ストップ・ビット

    • '2' 2 ストップ・ビット

    • ' ' ストップ・ビット設定の変更なし (既定値)

    バイト 5 : フロー制御

    • 'X' Xon/Xoff フロー制御を使用する (下記の 1801X11 の例で選択されています)

    • 'C' CTS/RTS フロー制御を使用する

    • 'C' DSR/DTR フロー制御を使用する

    • ' ' フロー制御の変更なし (既定値)

    バイト 6 : DTR 設定

    • '0' DTR を無効にする。オフに設定、オフを保持。

    • '1' DTR を有効にする。オンに設定、オンを保持 (下記の 1801X11 の例で選択されています)。

    • ' ' DTR 状態の変更なし (既定値)

    バイト 7 : $ZA エラー報告

    • '0' $ZA エラー報告を無効にする

    • '1' $ZA エラー報告を有効にする (下記の 1801X11 の例で選択されています)

    • ' ' $ZA エラー報告の変更なし (既定値)

  • b — ボー・レート。指定しない場合、既定のボー・レートは 19200 です。

以下の [ComPorts] セクションの例は、COM ポート制御パラメータで値としてスペース文字を使用する方法を示しています。

[ComPorts]
COM1=       ;19200

最初の例では、COM ポート制御パラメータに対してすべて既定値を使用するために、セミコロン区切り文字の前に 7 個のスペースを指定しています。この意味は、「モデム制御の変更なし、ビット・サイズの変更なし、パリティ設定の変更なし、ストップ・ビット設定の変更なし、フロー制御の変更なし、DTR 状態の変更なし、$ZA エラー報告の変更なし」です。

[ComPorts]
COM2=1801X11;19200

2 番目の例では、COM ポート制御パラメータの値として 1801X11 を指定しています。この意味は、「モデム制御を使用する、8 データ・ビット、パリティなし、1 ストップ・ビット、Xon/Xoff フロー制御を使用する、DTR を有効にする、$ZA エラー報告を有効にする」です。

このパラメータの変更

CPF をテキスト・エディタで編集することで (このドキュメントの “構成パラメータ・ファイルの概要” の章にある "アクティブな CPF の編集" のセクションを参照)、このパラメータを変更できます。


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