説明
[ComPorts] セクションには、各 COM ポートのエントリが含まれます。これらのエントリによって COM ポートの既定の設定を定義し、ローカル接続経由、またはモデムを接続したシリアルポート経由で InterSystems IRIS® Data Platform にリモート・ログインできるようにします。数値 n は、物理 COM ポート番号を指します。[ComPorts] セクションのエントリ数が多い場合は、n が 2 桁以上になることもあります。
COMn 内のパラメータは Windows プラットフォームにのみ適用されます。
各 COMn エントリには、セミコロンで区切られた 2 つの値があり、これらによって COM ポート番号 n の既定の設定が定義されます。以下のとおりです。
例
以下の [ComPorts] セクションの例は、COM ポート制御パラメータで値としてスペース文字を使用する方法を示しています。
[ComPorts]
COM1= ;19200
最初の例では、COM ポート制御パラメータに対してすべて既定値を使用するために、セミコロン区切り文字の前に 7 個のスペースを指定しています。この意味は、「モデム制御の変更なし、ビット・サイズの変更なし、パリティ設定の変更なし、ストップ・ビット設定の変更なし、フロー制御の変更なし、DTR 状態の変更なし、$ZA エラー報告の変更なし」です。
[ComPorts]
COM2=1801X11;19200
2 番目の例では、COM ポート制御パラメータの値として 1801X11 を指定しています。この意味は、「モデム制御を使用する、8 データ・ビット、パリティなし、1 ストップ・ビット、Xon/Xoff フロー制御を使用する、DTR を有効にする、$ZA エラー報告を有効にする」です。