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FreezeOnError

ジャーナルへの書き込み中にエラーが発生したときに InterSystems IRIS® Data Platform を一時停止できるようにします。

Synopsis

[Journal]    FreezeOnError=n

n は 1 または 0 です。既定値は 0 です。

説明

FreezeOnError を有効にすると (n = 1)、ジャーナル・ファイルに入出力エラーが発生した場合、ジャーナル・デーモンは直ちにジャーナリングをフリーズします。失敗した入出力処理に成功すると、ジャーナル・デーモンはジャーナリングのフリーズを解除します。エラーが発生すると、通常はジャーナルに記録されるすべてのグローバル動作が直ちにブロックされ、ジャーナリングの問題が解決するまで他のジョブも停止します。InterSystems IRIS が停止している間に問題の対策をとることができます。例えば、空き容量がなくなったディスクの領域の解放、稼動している新しいディスクヘのジャーナル切り替えなどの措置をとります。これにより、システムの可用性は低下しますが、ジャーナル・データの喪失を防止できます。

FreezeOnError を有効にしないと (FreezeOnError=0 (false))、ジャーナル・ファイルに入出力エラーが発生しても、InterSystems IRIS はフリーズしません。適切な時点でエラーから回復できない場合は、ジャーナリングが無効になります。これによってシステムの停止を防止しています。ジャーナリングがまず再試行され、再試行が不可能な場合はジャーナリングが無効になります。その間、InterSystems IRIS は停止しません。ジャーナリングが無効になった場合は、直ちにデータベースのバックアップを行ってください。ジャーナリングなしで稼動するリスクを考慮する必要があります。エラーが発生した期間中の動作はリストアされません。ジャーナリングが無効になった場合は、必ず再開する必要があります。ジャーナリングを再開するには、^JRNSTART ルーチンを実行するか、^JOURNAL ルーチン・メニューからオプション 1 の [ジャーナリングの開始] を選択します。詳細は、“^JRNSTART を使用したジャーナリングの開始” を参照してください。

Important:

FreezeOnError の設定は自動的にオーバーライドされ、インスタンスがミラーのフェールオーバー・メンバである場合にオンになります。

詳細は、"データ整合性ガイド" の “ジャーナリング” の章にある "ジャーナル入出力エラー" を参照してください。

このパラメータの変更

管理ポータルの [ジャーナル設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [システム構成] > [ジャーナル設定]) で、[FreezeOnError] を選択して、この設定を有効にします。

管理ポータルを使用する代わりに、Config.JournalOpens in a new tab クラスで (クラスリファレンスを参照)、または CPF をテキスト・エディタで編集することで (このドキュメントの “構成パラメータ・ファイルの概要” の章にある "アクティブな CPF の編集" のセクションを参照)、FreezeOnError を変更できます。

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