-
(a) PhysicalDevice — このデバイスを参照するために使用する物理名。PhysicalDevice には、このデバイスの OPEN コマンドで使用する device 引数を指定します。この名前は最大 128 文字の英数字で構成することができます。空白文字も使用できます。例えば、プリンタの場合、以下にように入力します。MYNAME はコンピュータ名です。
|PRN|\\MYNAME\ISF-HP5SiMX7
または、以下のようになります。
|PRN|\\MYNAME\Canon PIXMA
-
(b) Type — デバイスのタイプ。次のオプションがあります。TRM= ターミナル。SPL= スプール・デバイス。MT= 磁気テープ・ドライブ。BT= カートリッジ・テープ・ドライブ。OTH= プリンタやシーケンシャル・ファイルなどのその他のデバイス。既定値はデバイスのタイプによって異なります。
-
(c) SubType — デバイス・サブタイプの定義を調整するための設定。サブタイプによって、ターミナルの特性を指定します。サブタイプは、デバイスに適切な OPEN コマンドを作成するために使用します。サブタイプ情報はターミナル・タイプごとになります。
-
(d) Prompt — プロンプトを選択します。有効な入力は、1、2、または NULL (空白または空のフィールド) です。1 は、[現デバイスの場合はこのデバイスを自動使用] に対応します。2 は、[定義済み設定でこのデバイスを自動使用] に対応します (事前定義された [右マージン] 設定と [パラメータ] 設定)。NULL は、[デバイスプロンプト表示] に対応します (既定デバイスが定義されたデバイス選択プロンプトが表示されます)。
-
(e) OpenParameter — このデバイスの OPEN コマンドの引数である parameters、timeout、および mnespace を指定する、コロン区切りの文字列。OpenParameter の文字列の構文は以下のとおりです。
(parameters):timeout:"mnespace"
parameters を指定する括弧内には、個々の項目をコロンで区切って次のように入力します。
param1:param2:param3
その結果、次のようになります。
(param1:param2:param3):timeout:"mnespace"
timeout と mnespace はオプションですが、指定する場合は、適切な数のコロンを使用して、OpenParameter の文字列内の先行する入力内容と区切る必要があります。
parameters は、指定するパラメータが複数ある場合にのみ、括弧で囲む必要があります。指定するパラメータが何もない場合や 1 つしかない場合は、括弧を文字列から削除してかまいません。したがって、次の文字列は、OpenParameter の正しく完全な文字列です。
:timeout:"mnespace"
mnespace を指定する場合は、上記のように二重引用符で囲む必要があります。
さまざまな構文の例など、OPEN コマンドとその引数の詳細は、"ObjectScript リファレンス" を参照してください。
-
(f) AlternateDevice — 別のデバイスのデバイス ID。AlternateDevice に入力する値は、別のデバイスに設定された Name などの定義されたニーモニックでなければなりません。
デバイスに対して AlternateDevice 値を指定すると、%IS ユーティリティのユーザが、“A” と指定することによって、InterSystems IRIS での代替デバイスの使用を指定できるようになります。%IS は、文字ベース・アプリケーションの汎用的なデバイス選択ユーティリティです。%IS の詳細は、"入出力デバイス・ガイド" の “入出力デバイスとコマンド” の章にある “ユーザによるデバイスの指定” のセクションを参照してください。ここで最も重要なトピックは、%IS に対して “A” コードを入力する規則について説明している “%IS ニーモニック” です。
-
(g) Description — デバイスの場所を示すテキストの説明。このフィールドは、構成するマシンをユーザが把握するためにあります。
-
(h) Alias — このデバイスの代替デバイス ID (番号)。エイリアスはすべて一意である必要があります。この値は、OPEN コマンドの device 引数として使用できます。