概要
各シーケンシャル・ファイルの READ の後、InterSystems IRIS は、ファイルの最後に到達したかどうかを示す $ZEOF 特殊変数を設定します。
InterSystems IRIS は、最後に使用されたデバイスのファイル状況に $ZEOF を設定します。例えば、シーケンシャル・ファイルから読み取った後に主デバイスに書き込んだ場合、InterSystems IRIS は、$ZEOF を、シーケンシャル・ファイルの EOF 状況から主デバイスの状況に再設定します。したがって、シーケンシャル・ファイルの READ の直後に $ZEOF の値を確認する必要があります (さらに、必要に応じてその値を変数にコピーします)。
InterSystems IRIS は、$ZEOF を以下の値に設定します。
-1 は、ファイルの最後に到達したとき
0 は、ファイルの最後ではないとき
この機能を使用するには、シーケンシャル・ファイルの <ENDOFFILE> エラーをオフにします。
ファイルの最後に到達すると、READ は <ENDOFFILE> エラーを発行せずに NULL 文字列を返し、$ZB を null に、$ZEOF を -1 に設定します。
$ZEOF はファイル区切り文字、または入出力エラーを識別しません。$ZEOF は、ファイル区切り文字を使用して、ファイルが正しく終了しているかを確認しません。入出力エラーは $ZEOF ではなく、READ コマンド・エラーによって検知されます。
この特殊変数は、SET コマンドを使用して変更することはできません。変更を試みると、<SYNTAX> エラーが返されます。