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InterSystems Business Intelligence のログ記録と診断

Business Intelligence ログのほかに、Business Intelligence では導入を監視およびトラブルシューティングするためのさまざまなツールを提供しています。このページでは、これらのツールについて詳しく説明します。

キューブ構築および同期イベントのテーブルの確認

Business Intelligence は、すべてのキューブ (登録済みと未登録の両方) の構築操作と同期操作に関連する情報を、SQL を使用してクエリを実行できるキューブ・イベント・テーブル内のレコードとしてログ記録します。テーブル名は、%DeepSee_CubeManager.CubeEvent です。CubeEvent フィールドは、キューブ・イベントのタイプを示します。このフィールドの可能な論理値には、以下が含まれます。

キューブ・イベントの値 キューブ・マネージャがこのログ・エントリを書き込む時期
register キューブ・グループの登録の直後
update キューブ・グループへの変更の保存の直後
unregister キューブ・グループの登録解除の直後
build キューブの構築時キューブ・マネージャは構築の開始直前に初期ログを生成し、構築の完了後にそのエントリを更新します。
synch キューブの同期時キューブ・マネージャは同期の開始直前に初期ログを生成し、同期の完了後にそのエントリを更新します。
presynch [事前同期コード] オプションで指定されたコードの実行直後
postsynch [事後同期コード] オプションで指定されたコードの実行直後
postbuild [事後構築コード] オプションで指定されたコードの実行直後
repair [依存関係リストを構築] オプションの使用時 (このオプションを指定すると、指定されたキューブおよび関連キューブのオンデマンド構築が実行されます)。 キューブ・マネージャは構築の開始直前に初期ログを生成し、構築の完了後にそのエントリを更新します。

このテーブルの他のフィールドの詳細は、%DeepSee.CubeManager.CubeEventOpens in a new tab のクラスリファレンスを参照してください。

DeepSeeButtons を使用した診断レポートの生成

DeepSeeButtons は、Business Intelligence 環境についての診断レポートを生成するために使用するツールです。Business Intelligence の実装時または実装後にこのツールを使用できます。

HTML 形式のレポートによって、システムの以下の側面に関する情報を提供します。

  • 設定パラメータ

  • サーバの詳細

  • キューブとそのプロパティのリスト

  • キューブごとに、ディメンジョンとそのプロパティのリスト

  • キューブごとに、ピボット変数、名前付きセット、およびリスト・フィールドなどのその他の要素のリスト

  • Business Intelligence ログ

  • iris.cpf ファイルのコンテンツ

  • messages.log ファイルのコンテンツ

このレポートを生成するには、%SYS ネームスペースにいることを確認し、以下のコードを実行して、ターミナルから DeepSeeButtons ツールを起動することができます。

Do ^DeepSeeButtons

後続のプロンプトに従って、レポートを生成してください。生成された HTML は、Chrome または Firefox で表示することをお勧めします。

MDX クエリのパフォーマンスの評価

MDX クエリのパフォーマンスを評価するために、%DeepSee.Diagnostic.MDXUtilsOpens in a new tab クラスは %Run() メソッドを提供しています。MDX クエリと出力用のターゲット・ディレクトリが指定されると、このメソッドはクエリ (キャッシュ前とキャッシュ後の両方) のパフォーマンスに関するさまざまな情報を提供します。詳細は、%Run() のクラス・リファレンスOpens in a new tabを参照してください。

Business Intelligence プロセスのアクティビティの確認

%DeepSee.Diagnostic.MonitorOpens in a new tab クラスは、Business Intelligence プロセスの現在のアクティビティを確認するためのメソッドを提供しています。特に、%PrintActivity() を使用すると、アクティブな BI プロセスの AppFrameInfo エントリを現在の出力デバイスに書き込むことができ、%ExportActivityToFile() を使用すると、これらのエントリをファイルに書き込むことができます。詳細は、クラス・リファレンスを参照してください。

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