自動インストール・パラメータ
以下は、自動インストールの irisinstall_silent スクリプトで使用するパラメータについて説明しています。一部のパラメータには既定値があり、パラメータを省略した場合にインストールで使用されます。
構成のマージを実行する際に、構成マージ・ファイルの場所を指定します。
詳細は、"構成マージを使用した InterSystems IRIS の自動構成" を参照してください。
必須
インストールまたはアップグレードするインスタンスの名前を指定します。インスタンスが存在しない場合は、新規インストールとなります。インスタンスが存在する場合は、アップグレードとなります。以下に例を示します。
ISC_PACKAGE_INSTANCENAME="MyIris"
新規インスタンスで必要
新しいインスタンスをインストールするインストール・ディレクトリを指定します。以下に例を示します。
ISC_PACKAGE_INSTALLDIR="/opt/MyIris"
指定されたディレクトリが存在しない場合、インストールによりそのディレクトリの作成が試行されます。インストールをアップグレードする場合、このパラメータは無視されます。
インストール・ディレクトリの選択の詳細は、このドキュメントの "インストール・ディレクトリ" のセクションを参照してください。
既定値 : Y太字
InterSystems IntegratedML をインストールするかどうかを指定します。
IntegratedML の詳細は、"IntegratedML の使用" を参照してください。
オプション
UNICODE インストールかどうかを指定します。有効値は、Y または N です。詳細は、"文字幅設定" を参照してください。
オプション
既定値 : LockedDown
インストールの初期セキュリティ設定を指定します。有効値は、"Minimal"、"Normal"、または "LockedDown" です。
"Normal"、または "LockedDown" に設定する場合、ISC_PACKAGE_USER_PASSWORD が必要です。
"Minimal" は、InterSystems IRIS インストールにのみ使用できます。
オプション
既定値 : <installer’s-username>
インストールの所有者のログイン名を指定します。以下に例を示します。
ISC_PACKAGE_MGRUSER="jcsmith"
セキュリティ・レベルが "Minimal" の場合、このパラメータは無視され、ISC_PACKAGE_MGRUSER は "root" に設定されます。
オプション
既定値 : <installer’s-group>
インスタンスの開始および停止を許可されるグループを指定します。以下に例を示します。
ISC_PACKAGE_INITIAL_MGRGROUP="irisusr"
安全なインスタンスのインストールの場合、必須
通常のセキュリティまたはロック・ダウン・セキュリティでインスタンスに必要なパスワードを指定します。
セキュリティ・レベルが "Minimal" の場合、このパラメータは無視されます。
セキュリティ・レベルが "Normal"、または "LockedDown" で、このパラメータを指定しない場合、インストールは失敗し、エラーがスローされます。
CSPSystem ユーザのパスワードを指定します。
セキュリティ・レベルが "Minimal" の場合、このパラメータは無視されます。
セキュリティ・レベルが "Normal" または "LockedDown" で、このパラメータを指定しない場合、ISC_PACKAGE_USER_PASSWORD の値が使用されます。
オプション
既定値 : irisusr
InterSystems IRIS スーパーサーバの実効ユーザを指定します。
セキュリティ・レベルが "Minimal" の場合、このパラメータは無視され、既定の設定となります。
オプション
既定値 : irisusr
InterSystems IRIS プロセスの実効ユーザを指定します。
セキュリティ・レベルが "Minimal" の場合、このパラメータは無視され、既定の設定となります。
オプション
既定値 : <all-client-bindings-installed>
client_components パッケージからインストールされるクライアント・バインディングを指定します ("自動インストール・パッケージ" を参照)。
指定するコンポーネント (バインディング) はスペースで区切る必要があります。使用可能なコンポーネントの一覧は package/client_components/manifest.isc にあります。インストールでは指定したコンポーネントを検証して、個々のシステムに存在しない、またはサポートされていないコンポーネントを削除します。
オプション
既定値 : Y (外部 Web サーバ用に自動的にゲートウェイを構成する)
外部 Web サーバ用に Web ゲートウェイを構成するかどうかを指定します。
Web サーバを自動的に構成しない場合は、このオプションを N に設定してください。
オプション
既定値 : Apache
Web ゲートウェイで使用する既存の Web サーバのタイプ。例 : ISC_PACKAGE_WEB_SERVERTYPE="Apache"
オプション、ISC_PACKAGE_WEB_SERVERTYPE="Apache" と共に使用
既定値 : autodetected
Apache Web サーバのバージョン。
オプション、ISC_PACKAGE_WEB_SERVERTYPE="Apache" と共に使用
既定値 : autodetected
Apache Web サーバのユーザ名。
オプション、ISC_PACKAGE_WEB_SERVERTYPE="Apache" と共に使用
既定値 : インストールにより、ファイルの自動検出が試行されます
Apache Web サーバの構成ファイルの場所 (例 : /etc/httpd/conf/httpd.conf)
既定では、インストールにより、複数ある標準の場所のいずれかのファイルの自動検出が試行されます。ISC_PACKAGE_WEB_SERVERTYPE="Apache" および httpd.conf の場所が特定されない場合、インストールはエラーで終了します。
オプション、Web ゲートウェイの新規インストールでのみ
既定値 : /opt/webgateway_
Web ゲートウェイ・ファイルが保存されるディレクトリ。
オプション
既定値 : Y (インストール後にインスタンスを自動的に起動する)
インストール後に、インストールした InterSystems IRIS インスタンスを開始するかどうかを指定します。
インストール・マニフェストでインストールする際、エクスポートされたマニフェスト・クラスの場所を指定します。
詳細は、"マニフェストの使用" を参照してください。
インストール・マニフェストでインストールする際、変数の名前と値の組み合わせを指定します。
インストール・マニフェストでインストールする際、ログ・ファイル名を指定します。
インストール・マニフェストでインストールする際、-1 (“なし”) から 3 (“詳細”) までの数値でログ・レベルを指定します。
オプション
既定値 : 1972 (利用可能な場合。利用できない場合は 51773、または以降の利用可能な最初の番号)
インストールされるインスタンスで使用されるスーパーサーバ・ポートを指定します。
既定値 : Y
オプションのユーザ・データベースをインストールするかどうかを指定します。