CSP ページへのアクセスの制御
CSP ページへのアクセスは、部分的に、CSP ページが実行される Web アプリケーションのセキュリティ設定によって制御されます。また、カスタム・ログイン・ページを作成したり、ページをプライベートにしたり、ページを使用する権限を要求することができます。
カスタム CSP ログイン・ページの作成
カスタム CSP ログイン・ページを作成するには、以下の操作を行います。
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%CSP.LoginOpens in a new tab ページのサブクラスを作成します。
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アプリケーションの動作をカスタマイズするには、このサブクラスの Draw メソッドをオーバーライドして、ページが目的の外観になるようにします。これらのメソッドとしては、ログイン・ページの外観を変更するものや、セキュリティ・トークン・ページ (2 要素認証を使用している場合) の外観を変更するものがあります。
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ログイン・ページ用のメソッド — DrawCSS3STYLEOpens in a new tab、DrawHEADOpens in a new tab、DrawSTYLEOpens in a new tab、DrawTitleOpens in a new tab
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セキュリティ・トークン (ST) ページ用のメソッド — DrawSTHEADOpens in a new tab、DrawSTTitleOpens in a new tab
DrawTitleOpens in a new tab メソッドと DrawSTTitleOpens in a new tab メソッドは、DrawTitleSectionOpens in a new tab メソッドを呼び出すことに注意してください。
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必要に応じて、アプリケーションでこのサブクラスを呼び出します。
カスタム・ログイン・ページを作成する場合、%CSP.LoginOpens in a new tab のサブクラスを使用する必要があります。他のアプローチを使用して CSP アプリケーションでログイン・ページを作成すると、さまざまな種類の問題が生じる可能性があります。
%CSP.Login のサブクラスを使用しないカスタム・ログイン・ページを作成した場合に、インターシステムズが提供する、インスタンスをアップグレードまたは保護する変更を適用すると、ログイン・ページがエラー・メッセージなしで失敗することがあります。例えば、ユーザが有効なユーザ名とパスワードを使用してログインしようとしていても、明確な原因なしにログインに失敗することがあります。このような状況は、カスタム・ログインを変更して必要なアプローチを使用する必要性があることを示している可能性があります。
ページをプライベートにする
ページをプライベートにした場合、ユーザがページを表示しようとすると、ブラウザに「Forbidden」というメッセージが表示されます。
ページをプライベートにして、他の CSP ページからのリンクを介してのみアクセスできるようにするには、以下のように PRIVATE クラス・パラメータに 1 を指定します。
Parameter PRIVATE = 1;
既定では、ページはパブリックです。
ページを使用する許可の要求
SECURITYRESOURCE クラス・パラメータを使用して、CSP ページへのアクセスを制限します。以下に例を示します。
Parameter SECURITYRESOURCE = "%Development:USE";
SECURITYRESOURCE パラメータは、システム・リソースとそれぞれのリソースに必要な許可のコンマ区切りのリストである必要があります。垂直バー (|) を使用することで OR 条件を指定し、コンマ (,) を使用することで AND 条件を指定することができます。このページを表示するか、クライアントからサーバ側のメソッドのいずれかを呼び出すには、ユーザは指定されたすべてのリソースで指定された許可を保持している必要があります。
リストの項目の形式は、以下のとおりです。
Resource[:Permission]
Resource は、サーバで定義された任意のリソースです。リソースのリストを確認するには、[システム管理]→[セキュリティ]→[リソース] に移動します。
Permission は、USE、READ、WRITE のいずれかです。オプションであり、既定値は USE です。
別の例を示します。
Parameter SECURITYRESOURCE = "R1,R2|R3,R3|R4" ;
この例は、ユーザが R1 かつ (R2 または R3 のいずれか) かつ (R3 または R4 のいずれか) のリソースを持っている必要があることを意味しています。ユーザに R1 および R3 がある場合、ユーザはページを実行できます。ユーザに R1 および R4 がある場合、ユーザは R2 または R3 のいずれかの条件を満たしていないため、ページを実行できません。垂直バー (|) の OR 条件は、コンマ (,) の AND 条件よりも優先されます。