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データ変換の作成

ここでは、相互運用プロダクションデータ変換の一般的な作成方法と編集方法について説明します。

オンライン学習に移動して、データ変換を作成Opens in a new tabしてみることもできます。

移行時の DTL の構築

他のベンダから InterSystems IRIS for Health への移行を予定しており、既存のソース・メッセージおよびターゲット・メッセージのボディがある場合は、必要な DTL の作成プロセスを効率化することができます。

  • よりシンプルに変換を実行する開始用の DTL を自動的に生成できます。

  • 生成された DTL から出力されたターゲット・メッセージと、元のターゲット・メッセージを比較し、注意が必要なメッセージ・セグメントをすばやく特定できます。

ソース・メッセージとターゲット・メッセージの既存のボディを使用して移行後の DTL を構築するには、"HL7 DTL ジェネレータ" の手順を実行します。

変換の作成

変換を作成するには:

  1. [データ変換ビルダ] ページが開いていない場合は、管理ポータルで [相互運用性][ビルド][データ変換] を選択します。

  2. [次] をクリックします。

    変換を表示して変更を加えたが、まだ保存していない場合は、InterSystems IRIS® から先に進む (変更を破棄する) かどうかの確認が求められます。

    その後で、変換に関する基本情報を指定可能なダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. 以下の情報の一部または全部を指定します。

    • [パッケージ] (必須) — パッケージ名を入力するか、矢印をクリックして現在のネームスペース内のパッケージを選択します。

      予約パッケージ名は使用しないでください。"予約パッケージ名" を参照してください。

    • [名前] (必須) — データ変換クラスの名前を入力します。

    • [説明] — データ変換の説明を入力します。これがクラスの説明になります。

    • [ソースのタイプ][ソースクラス] — この変換が入力として受け取るメッセージのタイプを指定します。

      以下のいずれかを選択します。

      または、[ソースクラス] の検索アイコンをクリックしてから、クラスを選択します。

    • [ソース・ドキュメント・タイプ] (メッセージが仮想ドキュメントの場合にのみ適用可能) — ソース・メッセージのドキュメント・タイプを入力または選択します。このネームスペースにロードされた該当するスキーマで定義された任意のタイプを選択できます。

    • [ターゲットタイプ][ターゲット・クラス] — この変換が出力として生成するメッセージのタイプを指定します。[ソースタイプ][ソースクラス] の選択肢を参照してください。

    • [ターゲット・ドキュメント・タイプ] (メッセージが仮想ドキュメントの場合にのみ適用可能) — ターゲット・メッセージのドキュメント・タイプを入力または選択します。このネームスペースにロードされた該当するスキーマで定義された任意のタイプを選択できます。

    [パッケージ][名前] を除いて、後からこれらの詳細を編集できます。

  4. [変換] タブで詳細を指定します。"変換詳細の指定" を参照してください。

  5. 必要に応じてアクションを追加します。

既存の変換のオープン

変換を開くには:

  1. [開く] をクリックします。

    変換を表示して変更を加えたが、まだ保存していない場合は、InterSystems IRIS から先に進む (変更を破棄する) かどうかの確認が求められます。

  2. 変換を含むパッケージをクリックします。

    次に、必要に応じて、サブパッケージをクリックします。

  3. 変換クラスをクリックします。

  4. [OK] をクリックします。

変換詳細の指定

変換の場合は、[変換] タブに変換全体に適用される詳細が表示されます。詳細の一部が事前に指定されている場合とされていない場合があります。その他の詳細はここでしか編集できません。このような詳細を以下に示します。

  • [名前] (読み取り専用) — データ変換クラスの完全なパッケージ名とクラス名。

  • [作成] — 変換でターゲット・メッセージを作成する方法を指定します。以下のいずれかを選択します。

    • [新規] — データ変換内の要素を実行する前に、ターゲット・クラス (および該当する場合のタイプ) の新しいオブジェクトを作成します。これがデフォルトです。

    • [コピー] — 変換内の要素を実行する前に、ターゲット・オブジェクトとして使用するソース・オブジェクトのコピーを作成します。

    • [既存] — データ変換の呼び出し側から指定された既存のオブジェクトをターゲット・オブジェクトとして使用します。次の項を参照してください。

  • [ソースクラス] — この変換が入力として受け取るメッセージのタイプを指定します。詳細は、"変換の作成" を参照してください。

  • [ソース・ドキュメント・タイプ] (メッセージが仮想ドキュメントの場合にのみ適用可能) — ソース・メッセージのドキュメント・タイプを指定します。

  • [ターゲット・クラス] — この変換が出力として生成するメッセージのタイプを指定します。詳細は、"変換の作成" を参照してください。

  • [ターゲット・ドキュメント・タイプ] (メッセージが仮想ドキュメントの場合にのみ適用可能) — ターゲット・メッセージのドキュメント・タイプを指定します。

  • [言語] — この DTL 内のすべての式で使用する言語を指定します。[python] または [objectscript] を指定できます。

  • [レポート・エラー] — この変換の実行中に発生したエラーをログに記録するかどうかを指定します。このオプションを選択した場合は、エラーが警告としてイベント・ログに書き込まれます。また、すべてのエラーを戻り値として含めている複合ステータス・コードが返されます。このオプションはデフォルトで選択されています。

  • [存在しないソースセグメントとプロパティを無視する] — 仮想ドキュメントまたはオブジェクトのプロパティの存在しないソース・セグメントからフィールド値を取得しようとして発生したエラーを無視するかどうかを指定します。このオプションを選択した場合は、これらのエラーが抑制され、指定されたソースが存在しないサブ変換は呼び出されません。このオプションはデフォルトで選択されています。

    テストと条件付きロジック分岐を含めて、必要な要素が存在することを確認することにより、この動作を正確に制御できます。

  • [空の繰り返しフィールドをヌルとして扱う] — InterSystems IRIS が空の繰り返しフィールドに対する以下のアクションをスキップするかどうかを指定します。

    • [foreach アクション] — このオプションを選択すると、InterSystems IRIS は、空の繰り返しフィールドに対して foreach アクションを実行しません。

    • [assign アクション] — このオプションを選択すると、sourcetarget の両方のフィールドが繰り返しフィールドであることを示すショートカット表記を使用していて、source フィールドが空の場合、InterSystems IRIS はこれらの繰り返しフィールドに対して assign アクションを実行しません。例えば、source.{PV1:AdmittingDoctor()} フィールドが空の場合にこのオプションを選択すると、InterSystems IRIS は以下のアクションを実行しません。

      <assign value='source.{PV1:AdmittingDoctor()}' property='target.{PV1:AdmittingDoctor()}' action='set'

      ただし、target フィールドは繰り返しフィールドではないため、InterSystems IRIS は、以下のよく似たアクションは実行します

      <assign value='source.{PV1:AdmittingDoctor()}' property='target.{PV1:AdmittingDoctor(1)}' action='set' />

      このオプションは既定では無効です。

  • [説明] — データ変換の説明。

[作成] の [既存] オプションの使用法

[作成][既存] オプションを使用すると、ターゲットを既存のオブジェクトとして指定できるため、パフォーマンスが向上します。このオプションは、一連の変換をプログラムから呼び出す (またはその他のシーケンシャル処理を実行する) 場合に適用されます。次のようなシナリオで使用されます。

  • 順番に実行する 3 つの変換があります。

    1. MyApp.ADTTransform[作成][新規] オプションを使用します。

    2. MyApp.MRNTransform[作成][既存] オプションを使用します。

    3. MyApp.LabXTransform[作成][既存] オプションを使用します。

  • 次のように変換を呼び出します。

    do MyApp.ADTTransform.Transform(message,.target)
    do MyApp.MRNTransform(target,.newtarget)
    do MyApp.LabXTransform(newtarget,.outmessage)
    

変更の取り消し

過去の変更を取り消すには、[元に戻す] ボタン をクリックします。

変換の保存

変換を保存するには、以下のいずれかを実行します。

  • [保存] をクリックします。

  • [名前を付けて保存] をクリックします。次に、新しいパッケージ、クラス名、および説明を指定して、[OK] をクリックします。

  • [コンパイル] をクリックします。このオプションは、変換を保存してからコンパイルします。

変換のコンパイル

変換をコンパイルするには、[コンパイル] をクリックします。このオプションは、変換を保存してからコンパイルします。

変換の削除

変換を削除するには、管理ポータルの別のページを使用します。

  1. 管理ポータルで、[相互運用性][リスト][データ変換] の順にクリックします。

  2. その名前が表示された行をクリックします。

  3. [削除] ボタンをクリックします。

  4. [OK] をクリックしてこのアクションを確定します。

関連項目

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