プロダクションからの Kafka メッセージの取得
InterSystems IRIS 相互運用プロダクションは Kafka コンシューマになることができます。組み込みのビジネス・サービスを使用する、または Kafka 受信アダプタを使用する独自のビジネス・サービスを構築するという、2 つのオプションがあります。プロダクションの外部で使用する API もあります。
ビジネス・サービスの使用法
インターシステムズは、カスタム・コードを記述することなく、Kafka トピックからメッセージを取得するために使用できる、組み込みのビジネス・サービスを提供しています。このビジネス・サービスを使用するには、以下の手順を実行します。
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EnsLib.Kafka.ServiceOpens in a new tab をプロダクションに追加します。"ビジネス・ホストの追加" を参照してください。
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"Kafka 設定" の説明に従って、このビジネス・ホストの設定を構成します。
ビジネス・サービスは、新しいメッセージがあるかどうか定期的に構成済み Kafka トピックをポーリングします。新しいメッセージごとに、ビジネス・サービスは EnsLib.Kafka.MessageOpens in a new tab タイプのメッセージを作成して、メッセージ・コンテンツを入力し、非同期要求を使用してプロダクション内の構成済みターゲットにメッセージを転送します。
このメッセージ・クラスの詳細は、"Kafka メッセージ・クラス" を参照してください。
アダプタの使用法
組み込みの Kafka ビジネス・サービスがニーズを満たさない場合、以下のように Kafka 受信アダプタを直接使用できます。
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カスタム・ビジネス・サービス・クラスを作成します。
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ビジネス・サービス・クラスは Ens.BusinessServiceOpens in a new tab を拡張するものでなければなりません。
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クラスの ADAPTER パラメータは EnsLib.Kafka.InboundAdapterOpens in a new tab である必要があります。
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クラスには OnProcessInput() メソッドを実装する必要があります。
Method OnProcessInput(pInput As %Net.Remote.Object, Output pOutput As %RegisteredObject) As %Status { }
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ビジネス・サービスをプロダクションに追加します。"ビジネス・ホストの追加" を参照してください。
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"Kafka 設定" の説明に従って、このビジネス・ホストの設定を構成します。
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関連項目
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Kafka メッセージング API の使用法 (プロダクションなしで使用する場合)