多次元配列とは、添え字で示される n 次元の永続配列です。個別ノードは “グローバル” ともいい、InterSystems IRIS データ・ストレージの構成要素でもあります。以下のような他の特性もあります。
多次元配列の種類
多次元配列は、3 つの基本的な種類のいずれかになります。いずれの場合も、配列は、1 つ以上の添え字を持つという点でスカラ式と区別できます。
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添え字を持つローカル変数はすべて配列です。例えば、x(1) を作成すると、x が配列として定義されます。
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添え字を持つグローバルはすべて配列です。例えば、^y(1) を作成すると、^y が配列として定義されます。
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クラス内のプロパティは、その定義に MultiDimensional キーワードがあれば多次元配列にすることができます。例えば、以下のようになります。
Property MyProp as %String [ MultiDimensional ];
つづいて、以下のような文で値を設定できます。
myObj.MyProp(1) = "hello world"
永続クラスまたはシリアル・クラスの多次元プロパティは、プロパティを保存するカスタム・コードを記述しない限り、オブジェクトを保存してもディスクに保存されません。