医療相互運用性の向上
FHIR® および IHE プロファイルの機能強化
InterSystems HealthShare Health Connect 2021.1 では、InterSystems HealthShare Health Connect の FHIR® サーバ・フレームワークの機能を大幅に強化しました。この機能強化により、FHIR パッケージをロードし、それを使用して FHIR サーバ・エンドポイントを構成できるなど、FHIR プロファイルを統合し、利用するためのユーザフレンドリな標準メカニズムが提供されます。InterSystems HealthShare Health Connect は、外部に公開された FHIR プロファイルと共にカスタム・プロファイルもサポートしています。また、US Core プロファイル (US Core Implementation Guide v3.1.0) にもすぐに対応できます。詳細は、"FHIR のプロファイルと適応" を参照してください。
HealthShare Health Connect 2021.1 では、XML の Xpath に似た FHIR 向けのナビゲーションおよび抽出言語である、FHIRPath をサポートするようになりました。FHIRPath は、スキーマレベルの条件および検索パラメータ・パスなどを表現するために FHIR 仕様で使用されます。InterSystems HealthShare Health Connect には、FHIR データに対して FHIRPath 式を解析および評価するための API が含まれており、公式の FHIRPath 仕様で定義されている各種関数や演算のサブセットをサポートしています。
このリリースでは、InterSystems HealthShare Health Connect の FHIR® サーバ・フレームワークの機能を強化することにより、FHIR パッケージをロードし、それを使用して FHIR サーバ・エンドポイントを構成できるなど、FHIR プロファイルを統合し、利用するためのユーザフレンドリな標準メカニズムが提供されます。InterSystems HealthShare Health Connect は、外部に公開された FHIR プロファイルと共にカスタム・プロファイルもサポートしています。また、US Core プロファイル (US Core Implementation Guide v3.1.0) にもすぐに対応できます。詳細は、"FHIR のプロファイルと適応" を参照してください。
RMD (Remove Metadata and Documents) は、患者のケア・レコードで検出する必要がなくなったメタデータとドキュメントを、それぞれ XDS.b Document Registry と XDS.b Document Repository から削除するプロセスを定義する新しい IHE プロファイルです。InterSystems HealthShare Health Connect では、現在、この IHE プロファイルの Document Registry アクターと Document Repository アクターをサポートしています。
FHIR リポジトリおよび FHIR 相互運用アダプタ
一部のソリューションでは、要求を内部リポジトリにルーティングする FHIR サーバが必要ですが、要件は FHIR 要求を受信して外部 FHIR サーバに転送することだけで、ペイロードを保存する必要がない場合もあります。このリリースでは、以下の 2 つの異なる要件に対処する 2 つの重要な機能を提供します。
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FHIR リポジトリ — FHIR リソース・リポジトリは、FHIR サーバの既定のストレージ・ストラテジで、他の開発タスクなしに、完全に機能する FHIR® サーバをインストールすることができます。FHIR リソース・リポジトリは、このリリースの Health Connect で利用可能なアドオン・コンポーネントです。
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FHIR 相互運用アダプタ — FHIR 相互運用アダプタは、特殊なビジネス・ホストを使用して、プロダクションで FHIR 要求を処理する新しい相互運用 REST エンドポイントを作成します。Health Connect ライセンスに FHIR リソース・リポジトリが含まれていない場合は、FHIR 相互運用アダプタにより、プロダクションで FHIR 要求を受信する簡単な手段が提供されます。
以前のリリースでも FHIR 要求を処理できましたが、これらの新機能によって簡単に処理できるようになり、プロダクションでカスタム・コードを開発する必要性が減少しました。
クライアント側の FHIR 操作用の API
FHIR 要求/応答メッセージを送受信するための新しい API。これにより、プロダクションでクライアント側の FHIR 操作が可能になります。詳細は、"FHIR クライアント" を参照してください。
FHIR サーバの新しい構成 UI
新しい UI ページが追加され、管理ポータルから、FHIR サーバを直接作成および構成できるようになりました。このページにアクセスするには、[Health] → [FHIR 構成] → [サーバ構成] に移動します。
IHE RMU プロファイルのサポート
RMU (Restricted Metadata Update) は、制御された方法で、コミュニティ境界内で、またコミュニティ境界を越えて、ドキュメント共有メタデータを変更するメカニズムを提供する新しい IHE プロファイルです。InterSystems HealthShare Health Connect では、現在、このプロファイルの Update Initiator アクターと Update Responder アクターの両方をサポートしています。
IHE コネクタソンの更新
InterSystems HealthShare Health Connect のこのリリースには、2020年の北米の IHE コネクタソンのすべてのソフトウェアの更新とテスト結果が含まれています。これには、2020 年 1 月より前に承認された公式の IHE 変更提案に関連する各種修正の統合が含まれます。